土曜日の障害戦(12/3)
明日は、中山でイルミネーションジャンプステークスが行われます。
では、早速、レースのみどころについて解説していくことにしましょう。
中山8R イルミネーションジャンプステークス
昨年は、このレースの結果が本番の中山大障害につながっていくことになりましたが、今年も昨年の2,4着馬出走してきましたから、昨年ほどのメンバーレベルにはないにしても、見逃せないレースとなることは間違いないでしょう。
ただ、本番を使う予定の馬は、タイトなローテーションになることを考慮して、体調面、作戦面とも、ややおつりを残した状態でレースに臨んでくる可能性もありますから、その点が結果的に紛れを助長する可能性も……。
つまり、「コース適性の把握とポテンシャルの比較を正確にできれば当たる」というほど簡単なレースでもなさそうですから、その点で難しさを感じさせるレースではありますね。
ということで、明日はパンパンの良馬場になりそうですから、その点も考慮に入れつつ、シミュレーションを組んでみたいと思います。
中心には、②ビレッジイーグルを推します。
この馬は、昨年の中山大障害、今年の中山グランドジャンプをともに5着と善戦。すなわち、コース適性は文句なしですし、相手関係もここは比較的楽な組み合わせになりましたから、そこにパンパンの良馬場で単騎逃げ濃厚というエッセンスを加えれば、自然とこの馬がレースに中心になってくるのではないかと考えています。
もちろん、もともと脚質的な脆さが同居する馬ではありますし、本番を見据え仕上がりの面がどうかという課題もあるのですが、ここはGⅠの前哨戦で激しい展開になる可能性は低いのだろうと考えるのならば、あえて逆らわずにこの馬推しでいいのかな、と。
2番手は、⑧アサクサゲンキ。
こちらは、昨年のこのレースの2着馬ですから、ここがベストの条件ではないにしろ、相手関係を考慮に入れるなら、この位置あたりが妥当であるような気がします。
石神Jなら、課題の折り合い面はおそらく大丈夫でしょうから、人気でも無理に逆らう必要まではないんじゃないのかな、と。
3番手は、⑤ギガバッケン。
この馬は、成績的に上位とは言えませんが、中山コースが合いそうなイメージはありますし、伴Jが積極的なレースを仕掛けてくれれば、このメンバーが相手でも前に行ってしぶとく粘り通す力は備わっているはず。そう考えました。
上位は、この3頭とします。
その他、①ニューツーリズムは、今年に入ってから着実に力を付けていますが、新潟専門馬には変わりないという評価で消します。
③ミッキーメテオは、オープンでも通用の可能性を秘めた馬ではありますが、中山向きの器用さがないように見えるので、こちらも評価を一枚下げました。
⑥マサハヤドリームは、今、デキが良さそうですけど、すでにピークアウトしているのは確かですし、中山コースもベストではないので、総合的に見て勝ち負けまではやや苦しいのかな、と。3着とかなら、普通にありそうですけどね。
⑦シャンボールナイトは、相手関係的にやや厳しいイメージになりますし、⑨メイショウアルトは中山コースの固定障害でさらに……というイメージが湧かなかったので、それぞれ消すことにしました。