お誕生日おめでとう宣言②〜思い出してはいけない人のこと〜
これは、私の大切な人に捧げる、お誕生日おめでとう宣言です。
さて、昨年に引き続き二回めのお誕生日おめでとう宣言となりました(?)。
(昨年のはこちらです。多分こっちを先に読んでもらえると意味が通じやすいです↓)
というわけで、今年も元気に入間銃兎くんへの激重感情を綴っていきたいと思います。
0.初見の人向けの前振り(前の記事でも書いたので読むの省略して)
入間銃兎くんはヒプノシスマイクという音楽コンテンツ(なのか?)に登場するキャラクターです。詳細はこちら。一回クリックしてほしい、めちゃくちゃかっこいいから。
簡単に概要を書くと(推しの概要を簡単に書きたくないんだけどもブログ展開的に必要なので)、
という感じの人で、まあーーーーーーかっこいいです。はい。もうスペックだけでかっこいいでしょ。おかしい。この世の人間とは思えない。この世の人間ではないのだが。
で、推し始めて4年くらい経つ私は毎年彼の誕生日にケーキを買ってきて盛大に祝ったのちにファンアートを投稿してお布施にガチャなりランダムアイテムなりをぶん回していたんですが、今年は諸事情でそれができなかった。できなかったんだけれども、なんか祝いたい。
……という企画の、2年めです。
去年に引き続き、書きます。またもや重めの自分勝手な感情なので、それでも良いよって人だけ読んでください。
1.私は、入間銃兎のことを思い出してはいけない①
好きになってしまうから。
私が銃兎さんのことを思い出すことを自分に許すのは、一年に一回、5/30だけです。銃兎さんの誕生日だけ。なんだか七夕みたいね。
ダメなんです。
思い出したら、好きになってしまうんです。
好きになったら、何もかもが入間銃兎中心になってしまうんです。毎日入間銃兎のことを考えて、家に向かう道を歩きながら彼の幸せを考えて、シャワーを浴びる瞬間に、美味しい飲食店を見つけた瞬間に、ヨコハマの地名を目にした瞬間に、そういう些細な瞬間に胸を詰まらせながら、
そして超えられない壁に、歯噛みしながら。
よくオタクは自分の推しのことを「俺の嫁」だなんて言うけれど、
嫁だと信じ込めたら、むしろどんなに楽だろうか。
思い出すたび、ただ画面の中の彼に心揺さぶられているだけの自分をどうしようもなく自覚してしまう。
それはあまりにも甘美で、そして痛くて、タバコでジリジリと肺を焦がしているかのように熱いのです。
どうやっても届かない。触れることが叶わないどころか、干渉することは絶対にできない。その隔絶すら愛おしいからもうどうしようもない。
私は銃兎さんを好きになりすぎてしまった。
彼を思い出すと、そんな感情に取り込まれてしまうのだ。
2.私は、入間銃兎のことを思い出してはいけない②
好きになってはいけないから。
葛藤も隔絶も痛みも全て愛おしいなら、もう好きでいてもいいじゃんって、自分でも思う。
でもやっぱりダメなんです。
銃兎さんがいるから、銃兎さんが好きだから、
だから私は銃兎さんを好きになってはいけない。
私が銃兎さんを好きでいられる条件、それは自分が入間銃兎という理想を追いかけること。去年書いたこの記事の通りだけど、
手っ取り早く言うと、
私の境遇は銃兎さんにとても似ていて、
私はまだ幸せになれていないのに彼はどんどん幸せを掴んでいて、
私は今のところ、まだ彼を追いかけることでしか彼を許せない。
私は、自分が頑張ることをやめたら、きっと入間銃兎を憎んでしまう。
彼の不幸を願ってしまう。
自分と同じ泥沼に彼がいることを望んでしまう。
私が泥沼から逃げ続けることでしか、私は彼を泥沼に引き摺り込むことを止める手立てがない。
そして、彼を好きになったら、私はきっと頑張る手を止めてしまう。足を止めてしまう。勉強も仕事も手につかなくて、ふとした拍子に心を二次元の中に縫いとめてしまう。
彼を思い出して心を痛めつける毎日はそれほど甘美な牢獄。
でもそうしたら、きっと私には彼を憎む以外の選択肢はなくなる。
思い出したら好きになる。
好きになったら頑張れない。
頑張れなくなったら憎む。
私は、入間銃兎のことを思い出してはいけない。
3.私は、入間銃兎のことを思い出したくない
だけど、5/30という日は嫌でも来る。
正直なところ、5/28あたりからそわそわしてしょうがない。
ああまたこの日が来る、銃兎さんにとって特別なこの日が、彼をこの世に誕生させてくれたこの日が来る。
新衣装どんなかな、なんて邪な気持ちもちょっとあったりして。同時に、やっぱり絶対に干渉することのない彼との距離に安堵し、苦しみ、そのじくじくと膿んだ心さえ愛おしくなったりもして。
ああまたこの日が来る、絶対に彼を思い出さざるを得なくなる日が来る。
思い出して、思い出してはそんな自分を否定し、懸命にその好意に蓋をして、思い出してはいけないと言い聞かせて、それでも脳裏に浮かぶ彼の姿に、彼の存在に感謝せざるを得なくて。
ああまたこの日が来る、
私がどうしようもなく銃兎さんを好きだと突きつけられるこの日が、
心が掻き乱れて掻き乱れてそれでも幸せだと思ってしまう日が、
そんな自分を否定して否定してそれでもひとすくいだけ、彼が生まれてきたというその事実に、ただ甘美な気持ちを残してしまう日が。
ああ助けてくれ。
思い出したくない。
私は彼を思い出したくないのに、
それでも、5月30日という日は、一年に一度来てしまうのだ。
4.3日間の夢から、醒めます
それから数日、6/2となった今、私の心の嵐は少し過ぎ去った。
私はピーチティーを飲みながらこの記事を書いていて、書くことで自分の中の台風を沈静化させようとしている。ようやく現実に戻って来れそうだ。
この3日間の私は、夢だと思おう。
白状しよう。幸せでした。こんなにも思い出したくないと祈ったのに、私はまた好きな人のことを思い出して、胸を焦がして、生まれてくれたことに感謝して。ほんの少しの課金以外何もできなかったけど(ちなみに誕生日ガチャパックは目を瞑って課金した。学生ができるささやかなプレゼントだと思って)、それでも心がいっぱいになるくらい素敵な3日間でした。
そしてスマホの画面越しに見た銃兎さんは、やっぱり美しい人でした。
だから、私は今日からまた現実に戻ります。
銃兎さんありがとう、こんなに大好きにさせてくれて。
私はこれから、まだまだ銃兎さんを追いかけるよ。
銃兎さんを好きになっても、銃兎さんを憎まなくて済むようになるまで。
そうだ、今年からは、銃兎さんの誕生日を私の測定日にしよう。
自分がどれだけ頑張ったか測る測定日。
というわけで宣言!私は一年でこれだけ頑張りました!
ねえ!銃兎さん、私も頑張ってるよね。
何歳も年下の私だけど、私も銃兎さんと一緒にこの世をよくしていきたい。
銃兎さんのことを、胸を張って好きでいたい。
だから、来年の5/30までこの感情は封印して。
そして、来年の5/30も、また自分の測定をして、銃兎さんに胸を張って、
そして3日間のとろけるような夢に浸るんだ。
いつか……銃兎さんを好きになっても、銃兎さんを憎まなくて済むように、なるまで。
というわけで、遅くなりました!