小説って毎日投稿するべき？
創作活動をしている方の多くが投稿するタイミングについて考えていますよね。投稿頻度は多ければ多いほど良いのか。また、決まった曜日・時間に投稿した方がいいのかという点について、私個人の考え方を述べていきます。
投稿するタイミングについて
１ページ分を書き終えました。さて、そのまま投稿ボタンを押しますか？
私なら押しません。まずは校正をして見直しましょう。
と、まあ、これは多くの方がやっているわけですが、校正してからは直ぐに投稿するべきか難しいところですよね。
そもそも、投稿のタイミングで何が変わるのかって話ですが、これは投稿した際のサイトの【新着】に出るタイミングで新規の読者を掴めるかどうかという話になってきます。
１．迷わず直ぐに投稿
２．決まった曜日・時間を指定して投稿を予約する
３．まとめて１週間分の創作物を投稿する
大きく分けてこの３パターンの傾向があるのかなと思います。パッと見た時、どれが一番良さそうだと思いますか？
私は２つめの曜日と時間が決まっているものだと思います。と、最近までは思っていました。
実はこれ、どれも間違いではないです。というよりも、作者さんの状況によりけり。
私は様々な小説投稿サイトを利用し、さまざまな時間に投稿をした上で読まれるＰＶ数に変動があるのか確認をしてみました。
まず、投稿サイトを利用されている方で、「どの時間に投稿すればいい？」というような検索をした方はおられたりしませんか？
これは折角書いたものを、より多くの人に読まれたいという意思からくるものですよね。
実際、ネットではさまざまなことが書かれています。
⇒帰宅時間を狙え＝20～23時がゴールデンタイムぞよ
⇒いやいや、その時間帯に投稿する人が多いから埋もれるだけだってばよ
⇒0時頃、就寝前に一読する者が多いぞよ
⇒世間は意外と早くに寝てまっせ？
と、情報社会ならではの情報が多すぎる問題で、支離滅裂な情報ばかり。
結局なにがいいんだよー( ;∀;)
順番に私が投稿してきた時間についての実績を言いますね。
・帰宅中、帰宅後を狙った時間帯(20-23時)
⇒これはネットの情報通りで、投稿時間が一番多い時間帯です。というよりも、皆さん、このネットの情報を見て投稿した？ というぐらいに(笑)
投稿数が多いと当然埋もれてしまうわけです。投稿サイトであれば、
【新着】というような項目で投稿したばかりの小説が上がるのですが、この時間帯ですと１分ごとに別の作者の投稿に食われてしまいます。
・就寝前を狙った時間（0-1時頃)
⇒私、ホラー小説をよく書くのですが、ホラージャンルはこの時間に読まれる傾向があるようです。やはり、深夜になるにつれて怖いものを見たくなる方が多いのかな？ 他ジャンルに関しては、ＳＳのような短いものを寝る前にちょこっと読む人が多い印象ですね。
就寝前に閲覧される方が多いので、滞在時間は見込めません。１話の文字数が多いと、どうしても最初の段階で切り捨てられます。
・朝方
⇒出勤中の電車の中で読まれるのではないかと狙って投稿した時期があります。残念ながら、あまり成果は出ませんでした。やはり電車の中では眠ったり、ネットニュースを見る方のほうが多いのかもしれません。
・昼頃
⇒家事を済ませた主婦層を狙おう。そんな感じで昼頃に投稿をしてみました。あ、私の作品は基本的に主婦層に刺さらないので、根本的なところからジャンルが違ったみたいです……。
・夕方頃
⇒では、帰宅後の学生をターゲットにしてみよう。おっと。この時間も投稿数が多いな……。そう、意外にも学生さんで小説を書いている方が多かったようです。20時以降の投稿数に比べれば落ち着いていますが、そこまで読まれるという印象はなかったですね。
え？どの時間もダメじゃん……。
はい、そこなんです。結局、どの時間でも読まれないものは読まれない。
しかし、ちゃんとヒントはありましたよね？ 気が付きましたか？
時間を考えるのではなく、読者層を考える
はい、これなんですよ。先程、私のホラーは深夜帯に読まれる傾向が強いと書きました。ホラーを読みに来る方って、大体は怖いもの好きか、怖いもの見たさでくる方が多いんです。そういう方は、より恐怖を感じ取りたい方が多いので、夜遅くの時間に恐怖を覗き見したくなっちゃう【本能】が働くわけです。
この傾向を踏まえた上で、自分の作品、どの年齢層に好まれ、どういったものを求めて読みにくるのかを察知しなければなりません。
たとえば甘酸っぱい高校生の恋愛ジャンルを書いたとします。
ターゲット層は女性（学生）～２０代後半までの女性と絞ります。
学生の落ち着いていそうな時間を狙います。つまり、授業や部活動の時間に投稿しても中々読まれにくいのが現状です。
では、夕方以降を投稿しようとした際、社会人の２０代後半までの女性は、仕事を終えて食事をして落ち着くまでに時間がかかります。
学生のアルバイト時間、社会人の落ち着く時間を配慮した時に
21～23時の間がベストなのではないかと推定して、そこから投稿時間を決します。
※これは私の考え方ですので、個人によって考えは変わります。
このように時間だけを考えるのではなく、創作した内容が、どのような読者に刺さるのかを考えてから投稿するタイミングを決めればいいのです。
では、曜日も時間も決まった。
じゃあ、予約投稿でいいんだよね？
様子を見ることも大事
読者層について考えて時間を考えました。しかし、本当にあなたの作品はあなたの思っている読者に突き刺さるのか。
ミスマッチというものがあります。狙った読者層に向けて書いた作品が、あらぬ読者層の方が読んでくれる傾向にあったなど。
たとえば、私はストーカーをテーマにしたホラーサスペンスを書いていたことがあり、女性読者への恐怖心を煽ろうと思っていました。
（あ、サイコパスじゃないですよ、私は（; ･`д･´））
しかし、感想の多くは男性からだったことに驚きました。怖いという感想ももちろん頂いていたのですが、男性の描写がリアルだったという共感性も頂くこともありました。（そのコメントをした方の共感性って……ｿﾞﾜｿﾞﾜ）
私は女性読者よりも男性読者が多い方にビックリしました。
ああ、作者側の勝手な思い込みってあるんだなと、そこでミスマッチの可能性に気が付いたんです。
そこで私は新たに小説を書き始める上で、固定の読者がつくまでは時間を指定せずに様々な時間に投稿することにしました。
だってどの読者層に刺さるか分からないんだもん(*´з`)
コメントやイイネの数を貰えた時間、読まれたＰＶ数が増えた時間を考慮しながら、徐々に自作を読んでくれる読者層を読み解き、そこから予約投稿に移行すればいいのではないでしょうか。
ちなみに、１週間に書いた分をまとめて記事投稿するのは、私的にはオススメしません。タイミングが悪ければ、１記事読まれないどころか同時に投稿されたものも無論で拾われない可能性があるからです。
反対に、一つの記事を読まれるということは他の記事にも手を出されやすいということです。【新着】の仕様が、同一タイトル関係なしに反映されるものであれば、連続小説の場合、【新着】欄に自作品で埋め尽くせる時間が可能です。
１か８かの要素があるので、こまめに投稿していく方が無難な気がします。
本日も記事を最後までお読みいただき、ありがとうございました！
個人的意見ですので、あくまでも参考程度になると嬉しいです('◇')ゞ