受験勉強より就職活動を頑張ったらどうなった①高校編
私は「めちゃくちゃ勉強できる方」ではなかったと思う。
真ん中〜中の上の方を不安定に漂っていて
いつも母には「本当にあんたはがんばらないね〜。1度でいいから本気で頑張ってみなさいよ」などと言われていた。
あの時は「自分なりにがんばってるし!」と思っていたが、今私に似てマイペースな娘を見ながら母の気持ちも少しだけわかるようになった。
周りと比較し焦りや負けず嫌いな感情が一切なく、
マイペースすぎたのだと思う。
中高はとにかく、学校生活、友人関係では楽しかった記憶しか残っていない。
そのくらいエンジョイしていた。
高校も、90%入れますと太鼓判を押された家から1番近くの高校へ。
部活にも入らず、
遊びを謳歌しているうちの高校3年なんてあっという間である。
(ちなみに不真面目に遊んでいたわけではなく、ただただ女友達と音楽やお笑いに全力を投じていた)
「将来の夢」なんて無かった。
将来の夢がない人はとりあえず大学行った方がいいなんて言葉を信じて、大学進学を決めた。
まず学部学科を決めねば。
理数系は壊滅的。
国語はできるけど、社会と英語はそこそこ。
興味は毎日のように触っていたPCと、絵を描くことくらいか。
PCを極めるなら理系の学部になってしまうし…
絵は美術系?しかし、モノになるほど上手くないのはわかっていた。
自分に何もなさすぎて、難しかった。
今まで楽しいことならいっぱい見つけたのに。
ご存知の方も多いだろうが、
大学はランクが下に行くほど学部、学科の名称が長ったらしくよくわからなくなっていく。
良い大学ほど、学部学科名はシンプルなものだ。
進学指導室にあった分厚い本から、
「情報デザイン学科」というごちゃごちゃ系ネーミングの学科がある私立大学を見つけた。
当時の私は、自分のやりたいことが合体したその名前を見て浅はかにも「行くしかない!」と思ってしまった。
しかし、そこはいわゆるFランに属する女子大。
一人っ子でそれなりに教育費をかけて育てられたので親的には「結局こんな聞いたことのない私立大に行くのか…」という気持ちだったであろう。
もちろんそこに受かるには学力的にも何の心配もなく合格した。
親の心配をよそに上京し、
4年間のFラン女子大生生活が始まった。