MISSING YEARS その26~2018年の巻

前年芽生えた充実感がなんとか持続した一年。特に国分寺「クラスタ」で行われるオープンマイクに何度か行って、自分の「黒歴史時代」とさえ思えた楽曲群に再度向き合うべく弾き語りの表現を始めたことは、フニルネッサンスに繋がる重要なステップとなったのです。もっとも、翌年にはそれがまた別の道へと導いてしまう結果にもなったのですが…さらに、新宿「無人島」での色んな方とのめぐり逢いもまた、重要な経験になりました。
この3年間、重厚な信頼関係を築いてきた関根サラさんが、この年の後半から突発的難聴に悩まされるという不安要素もあったものの、自分としてはまた一歩前に進めたという感じでした。それなのに、大衆音楽界との溝は深まるばかり…やっと印象に残る曲がいくつか出てきはしましたが。


「いきなり解る超王道の大ヒット曲。でも、じわっと来始めたのは翌年になってからなんだよね。今のヒット曲としてしばらく流れ続けてたから。サブスク時代に入って、ロングタームのヒットというのが特殊なものじゃなくなった。その点では70年代初期までに戻ったみたいな感覚があるかも。」


「7秒で曲名まで出る超王道の大ヒット曲。これも同じように翌年からじわっと来始めた。イントロのギターが『かっとび放送局WKRP』のテーマに似ているというのが認識ポイントになったね(汗)。ここに至るまでの曲がなんで選曲されなかったんだろうね。」


「こちらも王道曲。Apple Musicを導入したばかりの頃、最新ヒット曲プレイリスト再生しててこの曲を気に入ったことをツイートした覚えがある。後のこの人の曲にはなんかなぁって思うものもあるんですけどね。」


「これもまた。自分的にはこの頃から妙な方向に行き始めたなって印象なんだけど。紅白で石橋英子さんを従えて出て来るのを見るのが楽しみだったな。直接関係はないけど、今年の追悼ネタ。」


「キター!2010年代では最大級にアガった曲の一つ。CDじゃなくてダウンロード購入で済ませたけど。今となっては、というか先月あたりから素直に聴けない曲になっちゃったけどね…(収録は素直に聴けなくなる寸前に行われました。歌いまくってる…) しかしほんと、これランダム再生なのだろうか、初っ端からアゲアゲモード全開ではないか…」


「ここからは落ちる一方かもしれないな…この人達にしてはかなり後ろ向きな曲で意外。ストリングスセクションはガチな人達を使ってるのかな。」


「この人は解禁されたてたのか!ガチファンク志向は賛否両論あったけど、潔くていいよね。プリンス風味という点では、最近の『はいよろこんで』の方が意表突いてて好感を抱いたけど。」


「アゲアゲだな…時代錯誤的に聞こえるのは仕方ないけど、TKその人がやってたのって知らなかった。ヤバいことになってから全然フォローしてなかったし、派手に売れたってイメージなかったからね。」


「ワンオクかと思った。この人達もこんな方向狙ってたのか…」


「この人達はファン層がアレとか、そういう話ばっかり伝わって来るんだよね、SNS暮らししてるとね(汗)。2000年代の青春パンクから直結してる雰囲気があるけれど、確かに好きになる人を選びそうだな。」


「年季入って落ち着いた領域に入ったというか、こういう題材の曲は似合わない気がするな。いきものがかりだったら納得するけど。弦を弾いてるのはガチミュージシャンなのかな、気になる。」


「解る。けどキャリア21年目でこれだもんね。この変わらなさが凄い。後続に駆逐されないこの偉さ。」


「こちらも20年目の人達。最終コーナーが見えてきたというか、老け込むまでには至ってないけれど、ポピュラリティのど真ん中にこれだけ長い間いて終末感を露呈しないのって凄いね。ちょっとミスチル入ってる曲だけど。」


「役者でありドラマーでもあるというポジションで知られてるけど、歌の方もなかなか。これはスカパラがサイドに徹してるという貴重なパターンだな。こういうポジションの人はもっといてほしい。」


「久々に浮上するグループだけど、こんなネタに徹した曲やってたのノーチェックだった。シリアス化する一方のグルーヴ系ポップ・ムーヴメントに一発お見舞いしてみましたって感じかな。これは全面支持。」


「この後モンキー・マジック(曲)色濃いイントロ持って来るの反則でしょ!ちょっと『霧の中の二人』も入ってるし。やっぱりこの人達か。」


「曲の始まり方で意表突いといて、段々例の世界に引き込んでいく。長くやってるとパターンにはまりやすくなってしまうけど、新しいものが見えてくるという傾向は決して衰えてはいないな。」


「夜グループ到来への道を整備したという印象のバンド。やはりオーバーグラウンドで聴くことなかったから、このプレイリストに入れられると新鮮に聴こえる。」


「イントロから『単純で明快なコタエ…』が出てくる。歌が来る前から乃木坂って解るよね。タイトルを見た時はチコとビーグルスのことしか想起しなかったけど(汗)。まぁ、ここまで聴くと、やっとGReeeeN的なものとかが駆逐されたな、という点では非常に心地いい流れになってるよね。」


「この音はあのグループですね。どうしても最後に滑り込んじゃうんだよね。DA PUMPのヒットで危機感を感じたのか、実に攻めてるサウンドになっている。」

「2018 JAPAN TOP HITS」から流れた曲は、この20曲でした。案の定、なぜか19曲目まではプレイリストの順番通りの再生になった…本来乃木坂の次に来るLucky Tapesだけなぜか飛ばされた…
①Lemon/米津玄師
②マリーゴールド/あいみょん
③さよならエレジー/菅田将暉
④ドラえもん/星野源
⑤U.S.A./DA PUMP
⑥話がしたいよ/BUMP OF CHICKEN
⑦one more purple funk -硬命katana-/ENDRECHERI
⑧BE THE ONE/PANDORA feat. Beverly
⑨Mosquito Bite/[Alexandros]
⑩ともに/WANIMA
⑪Gifts/Superfly
⑫ストロー/aiko
⑬君のうた/嵐
⑭リメンバー・ミー (feat. 東京スカパラダイスオーケストラ)/シシド・カフカ
⑮ウマーベラス/MONKEY MAJIK x サンドウィッチマン
⑯陽炎 ~Movie Version~/サカナクション
⑰無限未来/Perfume
⑱ヒミツ/ポルカドットスティングレイ
⑲帰り道は遠回りしたくなる/乃木坂46
⑳Heads or Tails/EXILE

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