MISSING YEARS その21~2013年の巻

暗雲を抜け、いよいよ復活の狼煙が上がり始めました。自分自身が48グループに入ってしまった(瀧汗)のもなんのその、特定の世代になるまでしないと頑なに決めていた職種に入り込むことで社会性を取り戻し、有能な後輩女子達と硬い絆を結んで音楽的にも充実の日々を取り戻していくのです。それと裏腹に、社会全体が陰に蝕まれていく…その影響を音楽業界も受けたのかなんなのか。少なくとも、今回のプレイリストに選ばれた1曲は、「何かの墓場」を象徴した曲になってしまうのです…嗚呼、若い女子にしか成し得ない表現形態の終焉に涙あれ。そして、ナイアガラの終焉にも…
そんなわけで、Apple Musicの「邦楽ヒッツ」プレイリストに選ばれた楽曲の数は、この年を境に爆発的に増加することになります。サブスクという概念が見えてきて、今なお聴かれる曲がぼちぼちと現れてきた影響かもしれませんが、それでもリアルタイムでヒットしたという印象をダイレクトに反映したとは思えません。この年を語る時避けて通れないテレビドラマの関係曲(少なくとも、3曲は大ヒットしたという印象がある)は、軒並み避けられていたのですから。
果たして登録された51曲(10月末現在)中、ランダムの女神にピックアップされたのは如何なる20曲だったのでしょうか…なぜかオリビア・ニュートン・ジョン「フィジカル」を歌いながらプレイボタンを押す…フィジカル時代終焉への挽歌のつもりか…


「カノン進行の悪用例。誰だっけこれ…(見る)。いたよな…自分内ジャンル『反面教師』の中に登録されてる人。Lifetime Respectから干支1周してるけど、この哲学のまま12歳歳をとるって概念が信じられない。新陳代謝があるってことも。」


「これは解りますよね。タイトルがすぐに出てこないけど。この流れの中ではすっかり清涼剤的な存在になってる。1曲の中で音の密度を極端に変えてるのが痛快。」


「これもすぐ解る。この人達の代表曲。タイトルがすぐに出てこないけど。未だに街中で結構かかること多いし、コンセプトの妙さと軽さは買える。」


「全然記憶なかった…二人組ユニットだったことも。ねごととか、そこら辺を狙った人達かなと思った。『バージンブルー』の人達のイメージしかないんだよね(汗)。どの層に受けてたんだろうか…」


「まさかのこの人達のしっとり路線。実は前年のリストにも選ばれていて、はじかれたのだが、目出度く復活。冬の曲は得だよね。実際に恋をするとこういう曲めちゃ染みるんだろうな。自分では絶対作る気にならない…」


「この人達も不思議と選ばれてなかったんだな。これは代表曲と言うにはちょっとね…この頃には相当貫禄ついてたと思うんだけど。ある意味妙なイメージが独り立ちしちゃってるという印象がある。ボーカルの人の名前をフルネームで書ける希少なバンド(汗)」


「おお、これがヒット曲として認定されたのか!(汗)。出た途端にめちゃいろいろ言われた曲だけどね。この曲が出たことがピンアイドル音楽の終焉を告げたのは、悲しいけど認めなきゃいけないな。オスカー側にはそんなつもりなかったんだろうけど。自分はカルトオスカーコレクションだったらCD10枚組だろうが買いますよ(瀧汗)。煩悩ガールズとかモデルガールズとか、まともに評価されてほしいと思います。この人自身も今やってるドラマのおかげで、予期せぬ見直され方されてるし。唐田えりかも当時(注: 厳密には芸能界入りは翌年)CD出してたら、絶対買ってたし(汗)。カルト東宝シンデレラコレクションも欲しい(爆)。『恋愛15シミュレーション』から10年か…①で述べた12年とは全然密度が違う…」


「一気に現風景に戻された(汗)。ただ、この人の声にはちょっとだけ、一線を上回る境地に持ってく力があるんだよね。タイトルは秀樹へのオマージュか(まさか)。」


「ももクロ?和楽器バンド?えっ、この頃もう台頭してたのかこの人達!メタル色が溢れてるけど真剣勝負してるね。海外受けする妙な要素がまだ前面に出てない感じ。本人達もまだ狙ってなかったんだろうな。そういえばLADY BABYのライブ観て衝撃受けたのはこの2年後だった。」


「これは記憶ない曲だったけど、調べてみて納得。自分が求めてたものに交わらない世界線にあるんだよね、タイアップ先が。このサビ聴くと竹上久美子の『黄色い自転車』を聴きたくなるよね。単純で明快なコタエ…(歌う)」


「これも記憶になかった…調べてみて納得。いよいよバーチャルアーティスト時代の夜明けが訪れたのか。この流行り方なら音ゲーでやってて当然と思ったけど、やった記憶もないしなぁ。ピンアイドル音楽の墓場の脇にひっそり咲いた花。今やそこら中に咲きまくってるね。これは曲としては好きだな。」


「めちゃキラキラしてるな。LDHのガールグループか、じゃしょうがない。あのスタイルに憧れる側の女の子の素直な気持ち、と考えると納得だけど、48系へのカウンターと考えるとなんか複雑な気持ちになるよなぁ。今のとき宣とか、この世界を余計甘味まみれにしたって印象がある。篠原ともえの世界観に戻ろうよ。」


「(2011年の三浦明利の曲を挟んで)4年連続でこのタイトルの違う曲のことを語ることになるなんてね。安直なやり方で他人に感謝の気持ちを伝えてばっかりじゃ面白くないでしょう。同情のかけらも見出せない。(また三浦明利の曲を歌う…汗)」


「2005年にデビューアルバムがめちゃ売れした時には現場にいたので、物凄い不気味な力を感じはしたけど、その頃の曲の方に遥かにヒットしたってイメージを感じるね。シングルリリースがなかったから選ばれなかったのかな。長くやってただけこの頃売れたってイメージがない。相変わらずだけどね。レゲエってより21世紀の丘サーフサウンドってイメージがある。」


「この人のパブリックイメージが強烈すぎるから、剛力彩芽が歌う方に遥かにシンパシーを感じるんだよね(爆)。このタイトルの曲も多すぎるよな。前年にシェネルが歌ってたし。早見優経由で取り入れたアメリカン・ブリード風味(まさか)。」


「相対性理論…いや違う。まさかこの人がこの人の手中で遊ばれるとは!不思議とはまってるんだよね。当時森進一が中田ヤスタカプロデュースで曲を出したらいいななんて妄想してたけどね(汗)。」


「これはなぜかリアルタイムでめちゃ印象に残った曲。他の曲とは逆に、アーティスト名がすぐ出てこないんだよね。いきものがかりを薄めた感じがするんだけど、この軽さって意外に憎めないよね。moumoonもそんな感じで買ってたアーティスト。」


「本家Pの曲を聴くと何故か安堵感に襲われる。きゃりーぱみゅぱみゅの妙な尖り具合には当時すごい共感していて、最初の2枚のアルバムは買ったけどね。前年のリストで『ファッションモンスター』が選ばれたのは意外だった。はじかれたけど。」


「鍵ハモで曲が始まるのが素晴らしい。時々こういう妙な変化球を投げてくるよねこの人達は。あまりヒットした印象ないけど。」


「イントロが異色だけど曲としてはスタンダードなこの人達のスタイル。旧ジャニだと『チャンカパーナ』がこの年(注: 厳密には前年)だったんだ。解禁されたんだからリストに入れて欲しかったな。」

「2013 JAPAN TOP HITS」から流れた曲は、この20曲でした。やっぱあまちゃん関係の曲完全不在が解せない…NMB48「カモネギックス」とMAX「Tacata’」(そもそも彼女らの全盛期の曲もリストでは完全無視だった。安室奈美恵みたいに消去されてないのに)も。「高嶺の花子さん」がこの年だったのがかえって吃驚。
①for YOU./ハジ→
②ミュージック/サカナクション
③RPG/SEKAI NO OWARI
④その先の景色を/Salley
⑤冬物語/三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
⑥憂、燦々/クリープハイプ
⑦友達より大事な人/剛力彩芽
⑧恋する季節/ナオト・インティライミ
⑨メギツネ/BABYMETAL
⑩サークルゲーム/Galileo Galilei
⑪名前のない怪物/EGOIST
⑫クルクル/E-girls
⑬ありがとう/FUNKY MONKEY BABYS
⑭Be The One/Def Tech
⑮Believe/西野カナ
⑯熱愛発覚中/椎名林檎と中田ヤスタカ
⑰スターラブレイション/ケラケラ
⑱未来のミュージアム/Perfume
⑲Hello Especially/スキマスイッチ
⑳Breathless/嵐

いいなと思ったら応援しよう!