MISSING YEARS その23~2015年の巻
ありったけの強さを集中させ、有耶無耶な日々を葬り去るべく現住所に引越を完了した2日後、結論が下された…ここから自分の人生は全て、自分一人で面倒を見なきゃいけない羽目になる。悲しんでなんかいられない。人の人生が終わったことに積極的な意味を投影すると、犯罪者同然の扱いを受けると解っていながら。ましてや自分の親だから。父が亡くなってから、延べ28年半自分を悩ませたのです、そんな日々が。
そんな引越しのプロセス上、日常の奥底に葬り去られたと思われたフニルの妄想記録が出土し、それが自分の創造精神に予期せぬ火を灯してくれることになるなんて。こうして、新たなる自分との戦いが、映画「少女四題」のシナリオを書くという形で始まることになるのです。その挿入歌として設定したものが形になるまでには、さらに8年という時間の経過を要しましたが、それを形にするためにも、最新の流行音楽を意識するという課題は必要不可欠なものになりました。
そして、運命の人・関根サラさんとの出会いが、この年の11月に…今の活動の下地を作ったと言える執筆仕事(テイチクのライナー以外で)も、この年に本格的に始めています。こっそり明かしますが、当時上陸したてのサブスクサービスのプレイリスト説明文。手探り状態ではあれ、刺激的な経験になりました。ライフ・ビギンズ・アット・50…そんなこともあるんだ…果たして、ついて行けたのでしょうか、ヒットソング界には…
①
「『すてきなバレリ』かと思った…が、このグループ、すぐ解る!ただこんな曲あったの覚えてない。『アゲハ蝶』が流れなかったの残念だったけど、ほぼその曲のスタイルに従順な曲。この頃にはボカロPの影響力も安定期に入ってきたけど、このグループの曲作りの感じが成長期の彼らに影響を与えてたんだなというのは確かに感じてた。活動歴をストーンズに換算したら『ミス・ユー』とかのあたりに該当するな。笛は素敵。やっぱ高桑さんか。」
②
「この人は出てきた頃めちゃ面白いと思ってたけど、印象が長続きしなかったんだよね。今聴くとかえって新鮮。DJみそしるとMCごはんも聴きたいな。さユりもこの頃台頭してたし。」
③
「風景系の代表、みたいなグループ。そりゃ受ける人には受けるなと。この各コーラスの終わり方が、4年後『君は綺麗だ~』に転生するのも面白いな。そのくらいの相似はあってもいいじゃない。」
④
「これは歌が来る前に解る。2年後あたりからこの辺の音がさらに押し進められるようになるのだけど、この頃は彼の独壇場だったね。バックやってる人も尖った人揃えてたし。」
⑤
「始まった辺りはこの人の感じじゃないなと思った。所謂ビクター三人娘より、この年ビクター入りした町あかりの方にご執心だったね。『もぐらたたきのような人』こそこのリストに入れて欲しいな。ライブ行く側としては、この年には完全に現場離れしてましたね。」
⑥
「(Bメロ終盤で歌う)彼女のLove! S◯x!…それは違う曲!この人達も守りに入ったな、というか。GLIM SPANKYが出てきたのも大きかったのかな。やはり、ボーカルに力があっていいな。」
⑦
「いろんなことやってて曲の構造は面白い。いい曲。今タイアップ情報見てみたら、まさかのアニメと絡んでたのか…遊佐未森と谷村有美のイメージが強いんだよね…」
⑧
「東京事変の後、いろいろ変わったことやってて今聴き直すと面白いな。大ヒットというイメージからは遠ざかったけど。一瞬相対性理論かと思った。あのサードアルバムで与えた誤解ってでかかったと思う。」
⑨
「うまく繋がったね。これで杉本真人とかかかったら最高なんだけどね。懐かしい、リアリティ系ユニットの走り。こういう感覚をなめてかかっちゃいけないと思う。フニルのスタイルにも合うんじゃないかな。アレンジ的にはAKBとかに近くなってるけど。」
⑩
「これは解る。ダフト・パンクの某曲に通じるレトロフューチャー感覚と、確信犯的なタイトル。明らかに狙ってるよね。イケイケすぎるミックスがぶち壊してるけど。」
⑪
「イントロからレリゴー的な感じを取り入れまくりだけど、この人に与える必然性があったのだろうか。撃ったばかりの銃。(違)」
⑫
「一昨年あたりに最大のヒットが出た人達だけど、まだまだマニアックな感じしかしなかったね、この頃は。あの曲のタイトル多分漢字で書けない(汗)。人に歴史あり。」
⑬
「まだ最前線に出てきてない頃の曲、だけどもうタッチ全開になってる。曲がある程度進むまでは解りにくいけど。」
⑭
「これもうまく繋がった。歌い出し一発で解るグループだけど、やはり方向性が定まらない感じがいいですよね。この人達だからこそシングルにできる曲。」
⑮
「この人達に繋がるのも皮肉ですよね。最早安定の境地というか、これでいいのだとしか言えない。」
⑯
「世界中でカルト人気を炸裂させた1曲!ACEから出たレニー・ケイ選曲のコンピにまで収録されてるしね。このくらいぶっ放してくれないとね。ただ、タイトルの由来を知ると衝撃を受けるんだろうな、向こうの人達は。国内でもPerfumeからこの子たちへというシフトが確かにあったね。」
⑰
「これは西野カナの後続とか言われて発売当時凄い騒がれた曲。だけどその分、アーティストの印象が長続きしなかったな。個人的にはこれはめちゃ良くできたいい曲だと思う。独白系の曲よりオープンな感じが買える。時々タメてみせる歌唱とか、カラフルなアレンジとか。歌詞以外全部買いな一曲。」
⑱
「昨年のEXILEに続いてこのタイトルか。この時期に安直にするもんじゃないと思うけど…そして、外部コラボ曲は削除されずに済んだのか…特に2002年あたりまでは、安室奈美恵抜きに語れない世界だったからなぁ、メジャーJ-pop界は。」
⑲
「最近もまた一悶着あったバンド。この辺は一括りというか、個別に強烈な印象に残りづらいんだよね。」
⑳
「この人達もしぶといですね。素性隠し系の元祖というか…まぁ、レジデンツ好きとしては、あまりでかいこと言わない方が無難ですよね。ワンオクともゴールデンボンバーとも違う、狙い方にユニークなものを感じる。」
「2015 JAPAN TOP HITS」から流れた曲は、この20曲でした。ふるい落とされた34曲の中に、フィジカルでCDシングルを買った最も末期の曲が2つ含まれていた…ヒットになった印象がないのだけど…
①オー! リバル/ポルノグラフィティ
②sub/objective./ぼくのりりっくのぼうよみ
③ヒロイン/back number
④SUN/星野源
⑤君がくれた夏/家入レオ
⑥On Your Side/Superfly
⑦僕の言葉ではない これは僕達の言葉/UVERworld
⑧長く短い祭/椎名林檎、浮雲
⑨光るから/Goose house
⑩Summer Madness/三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE
⑪Happiness/シェネル
⑫Lesson/Awesome City Club
⑬アンビリーバーズ/米津玄師
⑭Cry Out/ONE OK ROCK
⑮青空の下、キミとふたり/嵐
⑯ギミチョコ!!/BABYMETAL
⑰あなたに恋をしてみました/Chay
⑱REVOLUTION/Crystal Kay (feat. 安室奈美恵)
⑲シルエット/KANA-BOON
⑳Raise Your Flag/MAN WITH A MISSION