チラムネ 9巻 感想
やっと来たぜチラムネの新刊!! アニメ化が決定という事からも時期を合わせていたんだなとは思いましたが……久しぶりの新刊はめちゃくちゃ興奮しましたし、最高でした!
次もそういう時期になりそうとの事ですが、アニメ含めてめちゃくちゃ楽しみですね。まだまだ生きないと。
というわけで今回もネタバレ満載で色々と語ろうかなと思ってます。あまり長くすぎてもアレなのでおおまかに触れながら、自分としても復習みたいな感じて話す事ができればいいかなと。
まずチラムネ恒例の分厚いページっっ!! 最高! 最高すぎる!!
読むのが大変かなと思いつつも読みきっちゃえっというハイテンションで読んじゃいました。
最初の目次のオタ芸健太に笑いながら、3章がめちゃくちゃ長くてそこでもひと笑い。値段も1000円超えて藤志高祭後編ということもあって、ボリューム満太郎でした。
最初に語るとしたら美咲先生や蔵センの教師陣のダンスでしょうか。
挿絵もありましたが、蔵センは千歳、美咲先生は悠月に少し見えたのは僕だけですかね? 二人も似たもの同士だし、先生というのも似合いそうからそんな未来もあるのかな?
ていうかずっと思ってますけど美咲先生可愛すぎません?? なんかもう推しの概念とか超えて好きなんですけど。最高なんですけど。
その後は優空の演奏シーン。今回も悠月巻?と思っていましたが、各ヒロインの様々なシーンが描かれてましたね。
優空と千歳が心で対話してるシーン、二人の関係性がめちゃくちゃ感じられて好きです。後半にも繋がって来るんですけど、それぞれの役割というか個性というか特徴というか……それぞれが千歳と特別な関係性があって、その子にしか出来ない事がある。それがチラムネの一つの魅力でもあるんですよね。
優空って大人しそうに見えて、めちゃくちゃ強い一人の女の子なんだなって、改めて思う事ができました。
次は陽との二人三脚のシーン。いいなぁ……この二人の相棒感たまらんなぁ……。
というか皆さんが化け物すぎてもはや二人三脚ではないのでは?? あれめちゃくちゃ合わせるの難しいんよなぁ……一度合うと掴みやすくなるのもあるあるですね。
というか挿絵!! 挿絵挿絵!!
陽推しのわい、無事に天国へ。ふぉーー!!
おっと失礼しました。本題に戻りましょう。
ナナには遠く及ばない、先に行ってしまったと気にしていながらも勝ちたい、背中を追いかけてやるといった陽であり、ウミの気持ちもあいまって最高でした。
腋、俺も触りたいなぁ……。
おっと今のは流石にアウトな発言でした。お詫びして訂正……まではしませんがご勘弁。
次はパフォーマンスですかね。長く描写されていた事もあってか、圧巻でしたね。これまた挿絵もめちゃくちゃ最高でした。
敵といちゃいちゃするシーン、的確すぎて面白かったです。紅葉ってツッコミキャラとしてもめちゃくちゃ良いな。
あとバトルシーンというか何というか……信頼しているとはいえ容赦なく攻撃はしてくるし、激しい戦いでレ、レベルが違う……って感じました。
そりゃこのパフォーマンスだと大盛り上がりしますわ。
そしてひと段落……じゃない!!
イラストは先に公開されてたので知ってはいましたが、激しすぎて忘れてましたよバンドシーン!
陽もドラム担当のことで、僕の推しはなぜいつもドラムなのでしょうか。
他作品になりますが、ぼざろでは虹夏、ガルクラではすばるといったような形で何か自分のタイプが透けている感じがして恥ずかしい。
そして即興バンドとは思えないほどの完成感。ここもいつか映像化されるのかなと思うと、めちゃくちゃ楽しみです。
それにしてもヒロインズのご家族の皆さんに笑ってしまった。冷静なツッコミや親バカな感じもあってクスッと笑ってしまいました。
次はこれまた知っていましたが、猫耳メイド姿の明日姉。いや本当にこれ許可降りてます!?
あとめちゃくちゃノリノリなの面白すぎる。まさか口調まで変えてくるとは……俺様の負けだ。
俺がこの学校通ってたら、何回も通っていつか出禁になっちゃいそう。いや年頃の高校生というか全人類耐えられないでしょこれ。
そしていよいよクライマックスへと近づいていきます。予想はしていましたが、紅葉は千歳に告白をしましたね。迷惑をかける、ってやっぱりそういう事だよなと繋がったシーンでした。
ここで読んでいた多くの人は作中の悠月と同じ気持ちになったのではないでしょうか。
どうせまたのらりくらりとかわして、何だかんだ関係は続くのではないかと。
ここで千歳はハッキリと冷たく心を閉ざして、紅葉の告白を断って関係は終わりと告げるんですよね。
個人的にはこのシーン、人間味が感じられてめちゃくちゃ好きでした。
最後の展開にも繋がっていくし、悠月もめちゃくちゃ千歳に対して色々と言うんですけど、僕個人としては……やっぱりここが9巻の1番のベストシーンかな。
あぁ。誤魔化さずに千歳は……自分の気持ちで断るんだ、と。読んだ時に最初に思った気持ちはコレでした。
ただそれはひとりの男であって、好きになったヒーローの千歳朔ではない。
先延ばしする事や優柔不断な自分を気にしていた千歳でしたが、悠月の言葉で本来の自分を取り戻したのか紅葉を追いかけます。
そうだった。千歳朔は皆のヒーローだったんだなと。
いや悠月の言葉めちゃくちゃ良かったですね……。
本当に藤志高祭編での悠月がヤバすぎる! お化け屋敷のシーンじゃないけど、もう付き合ってません? この似た者同士の関係、めちゃくちゃ最高じゃん。
それでいて智也! お前生きとったんかいワレェぇぇ!!
優柔不断なダメな男と思うかもしれない。ただのお人好しのバカな女と思うかもしれない。
そんなたいがいな二人ですが、それがまたストレートに美しくて最高です。
そして出逢いに抗う紅葉。千歳との二人の対話シーンは紅葉の信念というか核の部分を初めて明確に見る事が出来た気がして、後輩キャラとしても一人のヒロインとしても、これまた最高に良いヒロインだなぁ……と感じました。
そして最後の劇になるんですが、やはり千歳は悠月を選びましたね。鏡でありたい、っていう言葉がめちゃくちゃ刺さって好きです。
正直はよ付き合えお前ら、とツッコミたくなりましたよ本当。こんな高校生活、青春すぎて最高すぎだろ。
というわけで、チラムネ9巻を簡単に振り返ってみました。
個人的に意外だったのは、千歳がめちゃくちゃ誰を選ぶのか悩んでいたシーンですね。
もちろん千歳朔というひとりの男の子に色々な感情もあるだろうし、夕湖や紅葉もまだ分からないとはいえ告白を断っているわけなので……どのヒロインが、千歳朔というヒーローであり、1人の男の子と結ばれるのか。
正直、千歳は既にもう決めていてもおかしくないかな……と思ってましたが、それがまたチラムネらしくて良いと言いますか、それぞれのヒロインにめちゃくちゃ魅力があって良きですね。
それぞれに特別な関係があるんだから、そりゃ悩みますよね。
ラブコメといえば誰エンドか考察しがちですが、9巻を通してどうなるのかめちゃくちゃワクワクします。
ここに来て効いてくるなぁ……紅葉の後輩キャラ。それにもう悠月は正妻ポジションすぎますね(笑)
10巻もいつになるかは分かりませんが、めちゃくちゃ楽しみです!!
次の予想は悠月が続いた+ウィンターリーグも迫っているとの事で陽がメインになる巻かなぁ。そうなった場合、色々とまた昇天しちゃいそうだけど。
今回で紅葉も正式に加わった事でまた物語は長く続くのかな……と思いつつ、春までそんなに時間もないのでどうなるかなと思いつつ……。
いつも読む度に余韻に浸って、次が待ち遠しくなる。そんな素敵な作品がチラムネです!!
それではまた。読んでくれてありがとうございました!