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やさぐれたアラフォーが出会い系アプリに手を出したらセルビア人彼氏ができた話

前回の記事超年下の東欧人彼氏と別れた話から時間が空いてしまいましたが、まぁ…半年ごとの更新くらいでちょうどいいのかもしれない。それよりメインのウェブサイトをちゃんと更新しないと…と言い続けて桃栗三年柿八年…(滅)


【ふりかえってみよう】

この記事をたまたま見つけてくれたニッチなファン(違う)のために、さらっと経緯をまとめてみます。いらない人はスクロールして。

2022年8月
旅行者としてセルビア第二の都市・ノヴィ・サドにやってくる。居住ビザが下りたので、英語講師のオンラインワークをしながらハッピー東欧貧乏生活。

~2022年12月
生まれ持ってのコミュ力で言語交換イベントなどに顔をだし、着実に友達を増やす。あだ名はコミュ力バカ。←力(ちから)という漢字のおかげで馬と鹿の「鹿」部分が隠れるメリットを享受。ちなみにこのあだ名で呼ばれたことはない。

2023年1月
年末年始のひどい風邪から回復、社交エネルギーが復活したのでFacebookのセルビア在住外国人コミュニティでつながった人とお茶することに。相手の年齢も性別もよくわからんままノリでGO。

結果、十個以上年のはなれた彼氏ができる。こんな大恋愛ある?ってくらい大好きすぎて吐きそうなほど幸せな日々を送る。

↓ つきあうまでの経緯はこちら
平凡な旅好きアラフォーに突然彼氏ができた時の話

2023年5月
色んな事情で彼が実家(お隣の国)に帰ってしまう。ラブラブ真っ最中だったけど、今思えばこの時点で答えは出ていた。今思えば…。

~2023年12月
数か月おきに彼の街を訪ねながら遠距離を続けるも、どこからどう切り取っても二人に未来がないことはわかっていて、それでも好きすぎてどうにもできずしんどい時期を過ごす。
セルビアでのんびり暮らしながらも、毎日が孤独感との闘い。つらくてもおいそれと抜け出せないのがラブの病よ…。アラフォーにもなってこんなジェットコースターな恋するとは思わんかった。

途中、アパートの水漏れが悪化して2ヵ月家無しになったりしたけどそれはまた別の話。

2024年1月
彼のおうちで年末年始を過ごしたのを最後に円満にお別れする。
わかっちゃいたけどダメージがでかかくて毎日呼吸困難。とはいえ彼とはしばらく連絡とってたし、遠距離の時とあまり変わらない状態に戻る。


長かったけどここまでが一連の経緯です。
どうだ、イタいかい?アラフォー大恋愛 feat. 年下外国人、羨ましいかい?愛し合ってるかい?←さすがに古い
よくわからんけど、彼の年齢はつきあうまでしらなかったんだ!
私は元気です!!


2月 ワガママボディのワガママアラフォー爆誕

ノビサドのドナウ川沿い

さすがに彼と連絡をとるのはストップした私。
良い出会いがあったらいいなぁ…と淡い期待を抱きつつ言語交換イベントに顔を出したりしてみるも、「どこかで期待してる」時ってビックリするほど出会わないものですね。神様は私をよく見ている。

ていうか、アラフォーで、アジア人で、セルビアにいるよくわからん謎の女の需要なんてもともとめちゃくちゃ低いからな!東欧美人の競争力ハンパないんだからな!

しかも私、かなり理想高いんだぞ!
背は高いほうがいいし、聞き惚れるほど英語上手な人がいいし、一緒に旅行行ける財力はあってほしいし、「日本人」目当ての人はナシだし、アニメオタクとか無理だし、口が悪い人も、毛むくじゃらも太りすぎも嫌だし、キレイ好きで料理好きのイケメンがいいし…←オイ

はい!婚活アドバイザーもビックリの高飛車アラフォーの出来上がり!
結婚願望はあんまりないけど…まぁでもせっかく付き合うなら長く一緒に居られるパートナーがいいなとは思ってましたね…


3月末 落ち込みすぎて出会い系アプリを使い始める

アプリはやらん!
と思っていた私でしたが、よくわからない重たい孤独感が消えないまま2か月以上経ち本当にしんどくなってしまったので、ついにアプリをダウンロード。恋人は見つからないにしても、多少気がまぎれればいいかな、なんて…。

一応言っとくと、結構ケッペキ&警戒心の塊なので男遊びはしません。
西洋は日本よりも性にオープンでアクティブな文化だし、楽しくフランクな関係でいたい人はそれで全然いいと思います…。むしろそんな人がちょっとうらやましい。

あっ!
アプリで付き合ったり結婚した人は周りにいっぱいいるので全然否定派じゃないです!!ただ確率的に本当に合う人が見つかる可能性はめちゃくちゃ低いし、犯罪とかに巻き込まれたら終わりなので極力手をだしたくなかったのでした。

ちなみに、日本でも有名な〇ィンダーはいいイメージがなかったので使わず、西洋でメジャーな他のやつをダウンロード。

プロフィール写真
自分のアピール写真ってすごく難しいけど、全然盛ってない普通の写真を選びました。だってさ、写真で盛っても会ったらバレるやん。ていうか日本と美の基準も違うから盛っても意味ないし。
なんなら「あれ!実物のほうがいいかも!」ってちょっとでも思ってもらえるほうがいいやん?

プロフ文
少しでも自分のドライなキャラが伝わりそうな文章にして、英語上手な人が好きって書いて、「アニメの話題わかりません」の一言も入れておいた。さてどうなるか…


アプリの難しさに直面

とにかくトラブルに遭いたくない、面倒な事に巻き込まれたくない、遊ばれたくない…完全防御モードで注意深くアプリを触っていたところ、マッチング率はだいぶ低かったです。

その原因の一つが…

西洋人、同い年に見えない問題…

前の彼が若すぎたこともあり、なるべく自分に近い年齢で探した結果、だいたい2パターンしかいなかった!

❶ ジムで鍛えた筋肉見せびらかし系・ベオグラードイケイケおやじ
❷ お父さん…?お父さんなの…? という貫禄のどっしりおじさん

…え?
おまえもアラフォーやん、それどころか間もなくジャストフォー★40歳やん!!ですって?

なに?なんですか?聞こえませんけど?!
ちょっと電波が悪いようで、ごめんなさいね。

いやはや、日本だと若々しいアラフォーも結構いるけど、セルビアは別の意味でレベチやな…
とかなんとか超絶上から目線で文句言いながら、タイプじゃない人はガンガンNGしていたので全然マッチせず。

ああ…これがアプリの恐ろしさよ。
いつのまにか自分を「選ぶ側」と勘違いさせてしまう魔の世界…。
今は反省してます。私のせいじゃない。アプリのせい。←反省してない


普通に失礼な奴多い

顔の見えないやりとりなんてどこもそんなもんですが、やっぱりいましたよ。「日本人とヤッてみたいんだ」って言ってくる人…
私の鬼すぎるプロフ解析力のおかげでこういう人に当たる確率はかなり低かったけど、まぁ直接言ってくるだけ親切だと思っておこう。

あとは、メッセージしていく中で最初めっちゃフレンドリーだったのに、やりとりが進むうちになんとなくレッドフラグを感じて、
「ごめん、直接会うのはやめとこう」って言った途端、キレて暴言吐きまくってくる人も数人いました。マジで会わなくてよかった。

なんとなく、やりとり開始早々に甘い言葉をささやいてくる人に多かった印象。一回も会ってないのに「今すぐハグしたいよ」とか言われても引くんですけど…
ま、下手に写真がイケメンだったりすると、スイートな言葉にひっかかる子もいるよな…みんな…気を付けておくれ…。

ちなみに、お断りのメッセージをした後でも丁寧に 「そっか、言ってくれてありがとう、いいひとが見つかる事を願ってるよ」と言ってくれる人もいたよ。


いいひとだから好きになるとは限らない

そんなこんなでありとあらゆる事前フィルタリングをした結果、数人だけ直接会った人がいました。私がいいなーと思ったけど相手はそうでなかったパターンと、もちろん逆もあった。

絶対ナシではないけど、かといって前に進めるほど引っかかるものもない…って人は難しい。次はいつ会える??っていうメッセージに返信したくない時って気が重いですね。世の中のモテてる人はすごいな…。今回はアプリの関係なので、正直にお断り。


4月 たしかに気はまぎれたけど、疲弊していった

ということで、マッチして、メッセージして、見た目をチェックして、趣味が合うかチェックして、言葉の端々から賢さと気遣い力を察知して、本当に安全な人か探りを入れて、会ったらあったで「アリ」か「ナシ」かのジャッジが始まる…そんな不自然なやりとりをしていく日々…

エネルギッシュなアラフォーME★も、さすがに疲れてきました。自分が上から目線で選別している感じも嫌だったし。(失礼な奴に暴言吐かれるケースが続いて、めちゃくちゃ嫌な気分になったのもある…)
プロフィールが理想通りだからって、自分に会う人とは限らんし…。

まぁでもよかったのは、前の彼の事を考える時間が減ったこと。
アプリを触る時間はなかなか空虚で非生産的な時間とはいえ、当時の私には必要だったし、それなりに面白い経験ができたのでオールオッケー。

ということで、4月後半ごろには大分やる気を失っていました。もうめんどくさい。普通に友達増やして良い出会いが来る日を気長に待とう…

当時の私の声
「アプリですか?やっぱりダメですね。自然な出会いじゃないと!」


5月 彼氏できる

ほぼアプリを触らなくなった頃、同じノヴィ・サド在住のとある人からいいねが来て、写真とプロフが優しそう&まともそうだったのでマッチング。
「私、もうアプリ疲れちゃった。だから恋愛は期待せず、普通にノヴィ・サド仲間としてお茶しよう。話が合えば友達になろう」って言ったら「もちろん、全然いいよー」って快諾してくれたので、日程を合わせてカフェに行ったのでした。


結果…

いまその人と一緒に住んでおります!!


縁って本当に不思議なもので、あのタイミングじゃなかったら私たちはつきあってもいなかったし、そもそも会ってなかった気もする。
実を言うと、当時自分の状態をどうにかしたい一心で、勢いまかせで付き合い始めてまして、まさかここまで安定して続くとは思ってませんでした。

※ここも補足しておくと、つきあえれば誰でもよかったわけじゃないです!長年の勘を働かせて「この人なら(おそらく)トラブルになる確率は低そうだし、とてもいいひとだ」という判断に至りました。
確かに”賭け”ではあったけど、アラフォーの勘は正しかった…と自負しています。(現時点では)


現在

Sombor(ソンボル)のミルク屋さん。私も牛グッズ集めてるのでシンパシー感じてしまった。

つきあってまだ半年ですが、そんな気がしないくらい落ち着いてハッピーな日々です。まさかアプリでこんな展開になるとは…お互い何度も「これは予想外」と言い合っています。

どんな人か気になるって?
付き合うまでの経緯も知りたいって?

…そこは次回のお楽しみ。
また忘れた頃に書こうと思います。
長文読んでいただきありがとうございました。

じゃあまたー!!

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