ユエドシャに狂わされた男の手記Vol.1【推し語り】

【ユエドシャは至高】

人間は古来より『崇拝』という行為に大きな意味、目的を持たせてきた。その対象は千差万別である。神仏、動植物、集団の長……様々な文化が発展した現代においては、アイドルや芸能人など、所謂『推し』という存在も熱狂的ファンの視点で表現するなら崇拝対象と言えるかもしれない。
ただ今も昔も共通して言えるのは、崇拝対象というものは総じて精神の安寧をもたらし、人生をより良い方向に導いてくれるとともに、『己を狂わせる』存在である、ということだ。
筆者にとって『ユエドシャ』はまさにそれだ。彼女らの存在が、彼女らの織りなす物語が、私を見たことない新たな世界へと誘ってくれた。
様々な関係性で行われる数々のセッションは毎回至高のひとときだ。この記事では、そんな彼女たちのセッションを『関係性』に焦点を当てて紹介していく。 そこそこな数があるので、今回はVol.1ということで……

ではスタート

【そもそも『ユエドシャ』とは?】

謎解き系Vtuberの秋月ユエノちゃん歌って描ける天使(代行)Vtuberのラングドシャ様のコンビ、人類を幸せに導いてくれる最高な二人組である。
2人ともTRPG活動を精力的に行っており、二人がタッグを組んだセッションは毎回最高の作品となる。単純なRPの上手さ、巧みなPCの関係性の構築が魅力的だ。
今回の記事では、そんな二人のこれまでのセッションで生まれたPCの関係性について深堀りしていく。

【主従ユエドシャ】

ユエドシャセッションの中で最も世に供給されているジャンル故に、安心して見ていられる。
クールにドシャ様(主)に付き従うユエノちゃん(従)、溢れんばかりの忠誠心と愛でユエノちゃん(主)と接するドシャ様(従)……同じ主従でも含まれる栄養素、尊さが違うところがポイントとなっている。
「王」と「奴隷」的な絶対的な関係ではなく、『お互いがお互いを自分の精一杯の思いで支え合う』信頼関係が人々を魅了する。
その信頼関係を基盤に紡がれる美しい物語、セッションは一つの『芸術作品』と言っても過言ではないだろう。
以下に簡単ではあるが、主従ユエドシャセッションを紹介していくので、気になったものからぜひ視聴してみてほしい。
 


〇死者のストンプ

 主:ドジャ様
 従:ユエノちゃん
 
19〇〇年代イギリスを舞台にしたCoCシナリオのセッション。クールなボディーガードユエノちゃんと、活発で面倒ごとに自ら突っこんでいく系お嬢ドシャ様のコンビだ。筆者個人的に『活発×クール』の主従関係は大好物なので、何度感謝してもしきれない。
今シナリオのような自由度の高いシナリオは、自発性・活発さが大事になってくるわけだが、それが思わぬ方向に暴走しないように制御する所謂『ブレーキ役』も重要になる。今セッションはドシャ様のPCの活発さとユエノちゃんのPCのクールさがいい感じのバランスになっていて、抑揚のある見ていて飽きない楽しいセッションになっていると感じた。
突っこんでいくところは全力で突っこんでいく勢い、抑えるところはしっかり抑えて、冷静に行動し分析するという二人のRP、展開の作り方は物語としての面白さだけでなく、我々視聴者に提供されるコンテンツとしての『完成度の高さ』をも確立しているものであると個人的に感じた。「面白かった」で終わらず、「また見たい」と思わせる力はあっぱれという他ない。要するに、ユエドシャはRPが上手い


〇クロスロード・ブルース
一つ前に紹介したセッションの継続キャラで挑んだセッション。まさに前述した筆者の「また見たい」という願望が叶ったセッションである。継続キャラのセッションは、一度修羅場を乗り越えていることで、より関係が深まっている感じがするので非常に栄養価が高い。よりドシャ様PCの勢いが増しているのもポイントだ。
また、筆者が個人的に好きなシナリオのセッションなので、全力でオススメしたい。

〇4人の令嬢と執事たち
 主:ユエノちゃん
 従:ドシャ様
 
マーダーミステリー作品のため詳細を話すことはできないが、令嬢ユエノちゃんと執事ドシャ様の良き関係性を堪能できるセッションだ。
二人のやり取りの一分一秒、一言一言が『愛』であり、『尊さ』の塊なのはわざわざ言うまでもないだろう。
こればかりは「実際に見てくれ」としか言えないのが悔やまれる。実際に視聴し、お互いのキャラのHO(設定)を知るとより二人の関係性を堪能できるだろう。

【兄弟・姉弟ユエドシャ】

兄弟・姉妹ユエドシャからでしか摂取できない栄養素がある。
兄弟、姉妹特有の絆の深さや尊さは無限に見ていられるが、それを浸食していく闇、理不尽がよりそれらに深みを与えているのがポイント高い。
困難を乗り越えていく二人の姿を応援し、織りなされる物語を見届けるのは我々の使命である。
以下に、兄弟・姉妹ユエドシャセッションを紹介していく。

〇真夜中、この子が泣いたから

姉:ユエノちゃん
弟:ドシャ様

いきなり個人的な意見をぶつけてしまうのはどうかと思うが、これは筆者個人的に全力で推しているセッションなので真っ先に視聴してほしい。
優しく弟思いのほんわかお姉さんと真面目でしっかり者でもちろん姉思いの弟……日常会話だけで既に”出来上がって”いる。
日常シーンで既に虜にされているのに、さらにシナリオの展開に沿って生まれるRPが最高に刺さってくる。
とあるシーンでは、ほんわかなお姉さんの日頃は絶対に見れないし見せないであろう一面を垣間見ることができて、思わず鳥肌が立ってしまった。(ネタバレになりそうなので深くは言えないが)
ユエノちゃんのこういう意外なキャラの一面をRPする能力は凄まじいものがある。しかし、このRPを生み出すきっかけとなったのはドシャ様の関係性の作り方の上手さや、ユエドシャのRPの相性がガッチリと噛み合ったことも大きいと個人的に考えている。展開、シナリオ、関係性、RP……どこを切り取っても高度なクオリティで、何度見返しても飽きないセッションである。


〇汐鳴りの唄

マーダーミステリーのため詳しい関係性は言えないが、これも兄弟・姉妹ユエドシャに分類されるセッションだ。
2PLでRPメインのシナリオとなっているので二人のRP、会話を楽しみたい人は視聴してみるといいかもしれない。時間も短めで良いストーリーなので手軽に兄弟・姉妹ユエドシャを摂取できる。
出先で急に『成分』が欲しくなったら、何も考えずにこれを摂取(再生)するのがいい。

【あとがき】

今回はVol.1ということで、『主従』『兄弟・姉妹』の二つの関係性に焦点を当てて語ってみた。近いうちにVol.2も書いていく予定である。ユエドシャなんて、なんぼ語ってもええですからね。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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