元想細片/150324
●縫いつけサギ(鳥)
細いからだに細いくちばし、すらっとした姿が目を引く鳥である。
縫いつけサギはどこからか折り取ってきた葉の茂っている枝を池のほとりに突き刺し、枝に寄ってできた日陰に集まってきた小魚や虫などを捕らえてエサを集める、いわば簡単な罠を作る頭の良い鳥として有名である。
また、縫いつけサギが集まりざわめいている時には地震やがけ崩れがおこる前触れであるという伝承のある地方もあり、幾つかの歴史書にはこの鳥の異常な鳴き声と地震とを関連づける記録も残っているという。
※この「 #元想細片 」は、架空の品物を扱った百科事典風の読み物です。
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