ネタバレあり 【映画感想】 悪の教典

”クラス全員、皆殺し。”

そのキャッチコピー通り、
サイコパス殺人教師ハスミンが、クラスの生徒全員を皆殺しにする映画。

サイコパスにもいろんな種類はいるけど、今回のサイコパスは”教科書通り”って感じ。そこが結構リアルで怖いところでもある。
”THE狂人”って感じではない。社交性が高く、生徒からも教師からもPTAからも人気が高い。”はにゃっとした笑顔”と”濃厚な感情表現”で、一般社会にすごくよく溶け込める感じ。

殺人の順番もサイコっぽい。
通常、強敵になりそうな頭の切れる生徒や教師が先に死ぬまさかの展開。
残った烏合の生徒をひたすらクレー射撃一択で殺していく。
殺しの方法にレパートリーなんてない。まっすぐ淡々と、猟銃一択で打ちまくる。芸術点なんてないが”殺しへの目的意識の高さ”に戦慄した。
(猟銃一択だった理由はありました)

チッチチー、チッチチー、チッチチー、チッチチー、チッチチー、チッチチー、チッチチー….こうリズムの波に乗りながら、ゲーム感覚のように生徒を殺すシーンは、個人的見どころ。チッチチー怖すぎる。

生徒「先生、俺、東大、東大行かないと…。」
ハスミン「To Die? バンッッッッ」
こんなシーンもありましたね。ちょっと笑ってしまった。

サイコ映画の中でもかなりリアルに近い存在、身近にいそうな存在で嫌ですね。
なんか社交的な人全員信じられなくなりそうで怖いですね。
今日はこんなところで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?