楽しい雪遊び
朝、♥らびこ♥はとても寒く感じました。
昨日までも寒かったけれど、暖炉があるので寒くありませんでしたが、今日はもっと寒くて、暖炉があってもあまり暖かくありません。
起き上がると体がブルっと震えたので、急いで温かい毛糸のセーターを来ました。
チモシー茶を淹れるためのお湯を準備して、カーテンを開けると、一面の銀世界!
昨日まで、窓越しの目の前には葉の無くなった木々たちが立っていましたが、今日はフワフワの雪をかぶっています。下を見ると茶色になっていた芝生も真っ白です。
♥らびこ♥は寒いけれど、今年はじめての積もった雪にワクワクしながら朝ごはんを食べ、朝のお仕事をし、お家が寒くならないように戸締まりをして出かけることにしました。
一歩踏み出すと積もったばかりのフワフワの雪が♥らびこ♥の体の重さで沈んでいきます。
冷たく感じながらも♥らびこ♥は雪が降った嬉しさで平気です。
一歩一歩、歩くたびに沈む雪は、キュッキュッといいながら♥らびこ♥が歩いた場所が沈み、振り返ると足跡の道ができています。♥らびこ♥は楽しく歩いていました。
少し進むと、誰かいます。
♥らびこ♥は誰かなと思いましたが、すぐに★ねこみ★さんだとわかったので、声をかけました。
★ねこみ★さんも雪が積もっていたのでお外に出てきていました。
ふたりは雪で遊ぶことにしました。
雪合戦をしたり、鬼ごっこをしたり、色々遊んで最後に雪だるまを作ることにしました。
はじめは手の中に収まっていた可愛い雪の玉でしたが、転がしていくたびにだんだん大きくなり、持てなくなったので、ふたりは雪の玉を置いて、その周りに雪をくっつけていくことにしました。
たくさん、たくさん雪をくっつけましたが、転がしていないのでまん丸にはなりません。
頭の雪もはじめは転がしましたが、重くて乗せられなくなってしまうので、持てる大きさのうちに上に乗せ、雪を貼り付けていきました。
まん丸じゃないけれどふたりは雪をたくさん貼り付けて大きな雪だるまを作りました。
近くにあった小枝を雪だるまの腕に、お鼻は★ねこみ★さんが持ってきた人参、帽子は♥らびこ♥がお家からバケツを持ってきて飾りました。
目をつけてあげようと思った♥らびこ♥は、バケツと一緒に絵の具を持ってきて絵の具で目を描いてあげました。
丸くないけれど、ふたりで一生懸命作った雪だるまが完成しました。
♥らびこ♥はこの雪だるまが長い間この場所にいることが出来るように、雪の妖精になりきって雪だるまの周りをくるくる回って踊りました。
★ねこみ★さんはそれを見て笑っています。でもとっても楽しそうです。
雪だるまができた頃になると、薄暗くて灰色の空はもっと黒に近い灰色になっていました。夜が近づいている証拠です。
ふたりは雪だるまに明日も来るよと声をかけてお家に帰りました。
お家に帰ったら♥らびこ♥はとっても疲れてしまったので、今日は夕ごはんを食べたら早く寝ることにしました。早く寝ると明日が来るので、また★ねこみ★さんや雪だるまに会えるからです。
布団に入った♥らびこ♥はカーテン越しに見える真っ暗の空を見て思いました。
冬の間、雪だるまさんに毎日会えますように。
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