【解説】モーショングラフィックスのできかた15
こんばんは。
RABBIT CREATIVEでモーショングラフィックスの制作を担当している藤田です。
モーショングラフィックスの解説記事、15回目です。
今回のモーショングラフィックスはこちらです。
珍しくAfterEffectsだけで作られています。
この作品は偶然生まれた表現がつまった作品です。
今回はその偶然の作り方を紹介します。
まずは普通のシェイプモーションを作ります。
次にこのシェイプにロングシャドウをつけます。
ロングシャドウはさまざまな作り方がありますが、手っ取り早いのはプラグインを購入することだと思います!
私は持っていないので、ドロップシャドウをいくつも重ねて作りました……
標準でももっといい方法があるかもしれません。
そして、シェイプモーションたちをプリコンポーズした後、複製して1フレームだけずらします。
疑似的なモーションブラーのような表現が可能です。
下のレイヤーには色合いエフェクトを追加し、色を変更しています。
背景のコンポにも同じようにロングシャドウを追加しています。
さらに新規コンポに背景とモーションのコンポをまとめた後、モーションのレイヤーにエコーというエフェクトを追加します。
設定は初期設定のままです。
このエフェクトはエコーの数だけ、レイヤーに残像を追加するエフェクトです。
エコー演算子を変更することで、残像の合成モードを変更することが出来ます。
今回は「追加」でしたが、それ以外の演算子に変更しても面白い表現になります。
今回の紹介は以上です。
意外と簡単なことで、予想外な表現が生まれることがあります。
AEには本当に多くのエフェクトが存在します。
使ったことのないエフェクトを試しに使ってみると、良いエフェクトと出会えるかもしれません。
たとえ使い方が間違っていても、結果的にいい表現が出来ればOKです!
ご意見、ご感想お待ちしております。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
※こちらは2018年の10月13日に作成したものを転載したものです。
元記事はこちら↓
13ほか記事↓
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