脱・現状
実は今、人生で初めて心にガタがきて会社を休んでいる。
約3年前に引っ越してきてから、あまりにも色々なことがあった。
夫婦揃って無職だった当時、ありがたいことに現在の職場で正社員として採用してもらった。
前の職場は比較的大手だったり官公庁だったりしたので、この会社に入った時に感じた違和感は、中小企業とはそういうものなのかと受け入れてしまっていた。
具体的には、代表のワンマン経営、適切な情報が社員に降りてこない、役職者が機能していない、そもそも役職者の人員不足、代表と平社員との直接のやりとり、慢性的かつ過剰な残業など。
でも、違った。
この会社で起きていることは、DVと一緒なのだ。
自分と違う意見は全て否定する、ミスした社員へ恫喝・人格否定に近いことを平気で言う、指示に従っていても 出来ていない・遅い・なぜ自分で考えられないと罵倒する、その割に体調を崩したり会社を辞めたいと言うと親身になって心配したり、懲戒レベルの不手際があっても温情で懲罰なしで雇用し続けたり、、、、言葉の暴力と少しのアメで相手の思考を停止させ、洗脳する様はまさにDVじゃん、と、夫に言われるまで気付かなかった。
そのくらい自然に、じわじわと蝕まれていたらしい。
特にオミクロン株が猛威を振るうようになったこの数ヶ月、通常業務と並行しながらの、インフラが整備されてない中での在宅ワークへの切り替え対応は本当にしんどかった。
なぜ環境が整ってないのか、なぜ準備が遅いのか、なぜ誰もやらないのか、クラスター出たらどうするんだ、お前らが責任取れ、私はもう十分人に投資してきた、やらないお前らが悪い、、、
環境が整わないのも、準備が遅いのも、すでに残業マックスで誰も余裕がないから。今やらなきゃいけないことで精一杯で、余剰人員がいないから。そういう社風でずーっと社員を縛り付けてきたのは代表では?
やらないお前らが悪いと喚き散らされたところで、最終的に責任を負うのは代表では?
そう思っても、本人を前にすると言えなかったし、そういう状況も含めて分かっていながら やらない自分たちが悪いのかもと、どやされるままに、ふらふらになりながら環境を整えてきた。
夫からは、頑張るのもいいけど体のことも考えてと、何度も言われていた。
毎週金曜日、帰るなり疲れ果てて動けなくなったり、週末も泥のように寝て過ごしたり、情緒不安定になって急に泣いたり、そんな様子をどんな気持ちで見守ってくれてたのかと思うと、胸が締め付けられる。
遅くまで残っても効率も悪いから、せめて19時には会社を出て 帰ってきてと言われていたのに、約束を守れない日が続いたある日、22時過ぎまで残業した金曜の帰り道、何かが切れてしまった。
夫の優しさに甘えて毎日遅くまで残業してしまっていること、約束を守れない、自分を律せないことが情けなくて、申し訳なくて。
心身共にボロボロだということにやっと気づいた。
この時点で1ヶ月以上にわたって下痢・吐き気・倦怠感・頭痛などが続いていた。
その夜、夫と話をして 取り急ぎ一時的な休養を取り、退職する事を決めた。
実際に休んでみると体調は比較的安定するが、休んだことへの罪悪感が尽きない。
改めて、囚われているんだなと思う。
退職を決意したとはいえ、所属部署で人の入れ替えがあったばかりということもあり、例のごとく引き止められることも想定され、現実には退職までしばらく時間はかかるだろう。
引き継ぎを考えると、再び出勤する必要はある。
休む時、休みが明けた後、退職を切り出すことも、私から切り出さなければいけない全てのことが苦痛でしか無い。でも、私の人生をこの会社から切り離すためには乗り越えなければいけない。
それができなければまた元の木阿弥。罵声を浴びせられる日々に戻ってしまう。
今回の休んでいる間、noteに書かれたみなさんの記事をたくさん読んで、自分がnoteを始めていたことを思い出した。
あの頃にはあの頃の決意があって、今も今の自分の決意がある。
体調の記録と思考の整理のために癖をつけよう。
もう何度目かの決意だけど。
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