【PiEDH】《グレッチェン・ティッチウィロー》(想定レベル5-6/Battle)【パイオニアEDH】
最近パイオニアEDHなるものを少し触ってみて、多少は形になった気がするので文字起こししてみます。
パイオニアEDHとは
パイオニア範囲のカードプールで構築するEDH亜種。禁止はEDH側を適用するので友好色フェッチOKパラドックス装置NG。通常EDH卓に問題なく混ざれるのが素晴らしい。
公式ページはこちら。
《グレッチェン・ティッチウィロー》
4マナ起動でドローして土地が置ける統率者。土地をアンタップインするのがセールスポイント。無限マナを出せれば無限ドローで勝つが、パイオニアEDHの無限マナは微妙なパーツを複数投入する必要がありあまり感触が良くなかった。無限マナはオミットし、単体で機能するマナブースターを重ねていく構築とした。
デッキリスト
ゲームプラン
初動
1ターン目に1つ加速し2ターン目に《グレッチェン》着地、3ターン目から4マナオープンで構え続ける。
パイオニアでは1マナ以下の有効なアクションが少ないが、タップを厭わない軽量統率者は《バネ場の太鼓》やその亜種の恩恵を受けることが可能だ。
ひたすら《グレッチェン》を起動していれば自然とマナは伸び手札は充実していく。マナを伸ばしきったあとの勝ち筋は大きく3つ。
プランA -《死者の原野》
1つは《死者の原野》からの大量ゾンビトークンによる圧殺。土地が伸びるほど《グレッチェン》の起動回数が増え、ゾンビ生成の速度も雪だるま式に増加する。触りにくい土地と単純除去に強い統率者の組み合わせでロングゲームに強い。《サイクロンの裂け目》超過や《破滅の終焉》X=10以上で頓死を狙うことも可能。
プランB -《無限への突入》
2つ目は14マナ以上出してからの《無限への突入》→《タッサの神託者》による特殊勝利。1枚で勝てる上に除去耐性もあるのは魅力的。ただし絶望的にマナコストが重く、サーチも《方程式の求解》のみ。《グレッチェン》をひたすら起動していけばターン7~9には14マナに到達するのでそれなりに現実的な脅威となる。
プランC -《ニクス咲きの古きもの》
3つ目が《ニクス咲きの古きもの》のコピーによる大量マナからのデッキ引き切り。7マナのマナブースターというやり過ぎカードをおかわりして実質無限マナ状態に持っていく。
《ニクス咲きの古きもの》が2体並ぶと3倍の3倍で土地1つから9マナ出る。土地2つから18マナ出て《グレッチェン》で4ドローしつつ2マナ余り、土地比率が50/99なので期待値で土地が2枚出てループする。この状態だと少し偏るとループが止まるが、《訓練場》《生術師の使い魔》 追加のコピー呪文のどれかに辿り着けばドロー効率が倍以上になりデッキを掘り尽くすことが可能になる。フィニッシュはなんでも良いが《タッサの神託者》が簡単。
マナベース
土地はたっぷりの50枚。減らすと序盤の動きも悪くなるし、”9倍”モードに入って決めきれないケースも増えてしまう。枠が許せばもう少し増やしたい。
その他のマナ加速カード。1ターン目に置けるもの以外は強力なカードに限定して採用している。
マナベースだけで66枚となった。残り1/3を防御札、サーチ、勝ち手段に割り振ることになる。
防御札
《グレッチェン》起動後の1マナで使用できるものを最優先にしている。《巻き戻し》《巻き直し》は《グレッチェン》起動のマナが返ってくるところと《ニクス咲きの古きもの》への除去を弾く動きが強すぎるため採用。
サーチ
パイオニアプールの生物サーチはそれなりに優秀で、キーカードの《生術師の使い魔》《ニクス咲きの古きもの》へのアクセスはかなり安定する。
レベル分析
5ターンキルの最速パターンはあるが、手札の要求値が高く再現率は低い。平均的には無妨害で6~8ターン、実戦では多少後ろに伸びて8~10ターンが目安となる。統率者含めパーマネントを叩かれるときっちり減速するし、盤面もたいして強くならないのでビートダウンされると辛い展開になりがち。
Lv.5-6のBattle卓で程よくゲームできるデッキになっている。
結び
パイオニアEDHの《グレッチェン・ティッチウィロー》を紹介した。今回の構築は自分の動きを重視したランプ+コンボの構成。1ターン目から安定して動き、マナが伸びれば豊富なサーチから《ニクス咲きの古きもの》大爆発へと繋がるようになっている。「《島》をタップして27マナ出します」という馬鹿げた宣言が最高に楽しいので、雑な無限マナに飽きた人は是非とも試してみてほしい。
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