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緊急帝王切開までの経緯【メイの出産について】
2015-08-24 15:24:19
6月26日から2度目の出血と切迫早産の危険があるために管理入院。
出血の原因は分からないけど、産道が短くなっていたので入院へ。
点滴をしたら、すぐにお腹の張りは落ち着く。
1番弱い点滴で大丈夫でした。
36wまで点滴をして、7月13日に退院の予定。
そのまま逆子が治らなければ、28日が予定帝王切開の日。
7月に入り、
32wに入っても赤ちゃんの体重が1700g台という事の原因は何だろう?と先生が悩み始める。
5月に逆子になってから体重が平均以下と言われ始め、そこからなかなか増えなくなっていました。
へその緒の血流は物凄く良い訳ではないけど、大丈夫だし・・・
母体の私もツワリは終わっているし、ちゃんと食べているし。
自分に原因があるのでは?と悩みました。
7月7日35w1d
午前中、30分のNSTの計測で心拍が下降するのを確認。
午後に1時間の計測でやはり確認。
主治医の先生が悩み始める。
7月8日35w2d午前中の計測でも下降を確認。先生が決断。午後、救急車で提携先の大きい病院へ運ばれる。
運ばれる時、先生と看護師の皆さんに「頑張って!」って応援されたのが嬉しかった。救急車の中は暑かった。
大きい病院に着いてすぐ、帝王切開しますと告げられる。急展開に頭が付いていかなかったけど、もうすぐメイに会えるんだ!!
恐怖よりも楽しみでいっぱいになりました。
…怖い分、必死にそう思い込んでました。
さらにこの日は、義姉の3番目の子の誕生日。
同じ誕生日になるーー!って嬉しかったです。
バタバタと準備開始。
担当の先生(私よりも若くて可愛い女医さん)から手術の説明。
本当は手術が恐怖で仕方ないけど、もうすぐ会える!楽しみにしよう!!
かなりおかしなテンションで、手術室へ運ばれる。
麻酔を打たれ、下半身が棒みたいに。
ハイテクな機械だらけの部屋をずっとキョロキョロして必死に気を逸らし続ける。
下半身の感覚はないけど…
お腹を何かゴソゴソしてる!
引っ張ったり押したり…何してんの?!
怖くてヒーヒー言いたかったけど…
お腹を切って10分くらい、
胃の辺りを押された感覚があり、
「お尻が見えて来ましたよ!」
と聞こえてすぐ!
「おめでとうございます!!」
18時6分 2033g 42cm
メイは誕生しました!
腰の辺りにいる看護師さんがメイを抱き上げたのが見えたから、やっと!顔が見れるー!ってワクワクしていたけど。
サササーっと奥にある保育器へ隠すかのように入れてしまった。
何でだろ?対面出来ますって言ってたのに…
凄く小さい赤ちゃんがそこに見えて、涙が零れました。
その時やっと、猫の鳴き声のような細くて小さい産声を一瞬聞きました。
凄く気を遣った顔の看護師さんから
「赤ちゃん…ちょっと心配な所があるから、すぐに小児科の先生に診てもらいますね、ごめんね」
と告げられる。
そのまま保育器が押されて連れて行かれてしまい、不安なまま手術が終わるのを耐えて待ちました。
暑いしなんかゴソゴソしてるしまだなの?!って気分になっちゃって耐えるのが辛かった。
気持ち悪いとか痛いとかは全くありませんでした。
後になれば分かるけど、何も知らない手術中の私に口蓋裂のある赤ちゃんは…
見せられないですよね。
結局手術は30分くらい、あっけなく早いなあ。
執刀医の先生はダンディな感じの男性で、余裕な手付きって感じでした。
私とは直接話はしなかったな。
その代わり、助産師さんが絶えず話し掛けてくれていたので安心出来ました。
病室へ戻る途中、超不安な顔の人達が居て笑ってしまった。夫と息子、駆け付けた両親。
病室で1人で処置を受けている時担当医が入って来て、
「お子様に異常が見つかりました。後ほど詳しく説明します。」
とだけ言ってすぐに出て行きました。
入れ替わるように家族が入って来たけど、その事を夫には言えませんでした…
頭が受け入れなかったですね、嘘に違いない…って。
笑って「どんな顔かな!」なんて話ししていました。
30分後くらいに、担当医と小児科医に看護師さんがゾロゾロと部屋に入って来ていよいよ悪い予感が高まる。
そして小児科医から、
ファロー四徴症、口唇口蓋裂、多指症と告げられる。
立っていた夫は椅子にガタン!と座り込み、母は床に。
「明日には高度NICU完備の病院へ転院しましょう」と言われる。
頭が真っ白な中、術後になるらしい全身の震えがガタガタと酷くなり、
病気についての質問など出来ずにまずそれを訴えました。
この日の私の脳は、これ以上の事は考えられませんでした。
夫も疲れ切って、息子は実家へ預けて付き添いベッドを借りて私の横で寝ました。
3時間起きくらいに看護師さんが身体の向きを変えに来ましたね。
足をちょっと動かすだけで激痛!!
痛み止め注射を打ってもらって、また動かしての繰り返しで終わりました。
この日はまだ、メイには会えませんでした…。