今日からあなたが人間になる方法
「人間はエゴの塊である」。そのように考えさせられる機会が私の人生には多すぎました。そんな私が、「人間のあるべき姿」についてこのnoteを通して伝えます。人間関係で悩んでいる方、マネージャーになった方、ビジネスを含む何かで成功を収めている方ーーー。このnoteをクリックし、一息ついてから読もうとしてくれているあなたが、私がこれから描く「人間」であることを願っています。
このnoteは、「学生らしく学生らしからぬ HELIX.com Advent Calendar 2020」の15日目を担当して執筆しています。
人間は自己中心的な生物である
この世の多くが、感謝・謝罪・挨拶すらまともに出来ない人間もどき。だからこそ、これを読んでくださった方には今日から、当たり前のことを当たり前にしてほしい。これがこの投稿の結論であり、全てです。「もうすでに出来ている」と胸を張って言える人は読む必要がありませんので、いいねだけ押していただければ幸いです。(おい、しっかりいいね貰おうとするな)
突然ですが、あなたは「自己中心的な人」と聞いてどのようなイメージを持ちますか?
「え〜美味しそう、一口だけちょうだい!」
「今居酒屋出たから迎えにきて〜暇でしょ?」
「レポート終わった?減るもんじゃないし見せてよ。」
それぞれ思い描く自己中心的な人は違うと思いますが、おそらく上記のようなイメージを持ったことでしょう。これはあくまで仮説ですが読者の皆さんは「自分は自己中心的な人ではない」と思い込んでいませんか。あいつは、◯◯は、お父さんはーーー。きっと誰かを頭の中で指差しながら「自己中心的な人」を想像していたことでしょう。
はっきり言います。あなたも自己中心的な人、そうエゴイストなのです。私は全ての人間が、己の幸せのためにしか時間やお金などのコストを割けない生物だと考えています。極論ですが、目の前の人の命を救う代わりに自分の命を犠牲に出来ないですよね。
人間は自分が幸せになるために生まれ、自分の幸せを周りにすこーしだけ分け与えてから死ぬのです。だから、自己中心的であることを決して悪く思う必要はありません。なぜなら、まずは自分が幸せにならなくては他の人を幸せになんて出来ませんから。
自分という集合体を
どれだけ広げられるか
そうは言ったものの「他人のことを第一に考えられる先輩」や「家族のことを大切にしている優しい友達」があなたの周りにはいるはずです。しかし、そんな彼らも私の考えに従えば、同じく自己中心的な人なのです。
僕自身、「なんで人のためにそこまでできるんですか?」と問われることがしばしばあります。答えは簡単で、自分のためです。「自分のため」の捉え方は一層人によって異なると思います。僕が人のために動いているのは、目の前で苦しむ人がいると、結局自分が苦しむからです。
例えば、大学生活が楽しすぎて、毎日飲み会だらけの日々を想像してください。一見楽しそうに聞こえますが、実はこのとき家族が大喧嘩をしており、家庭崩壊寸前であるという条件が加わるとあなたはどう感じますか。「自分は大学生活楽しいから、家族が実家で崩壊してようが関係ない。」と答えられますか。幸せに感じますか。
すなわち、関わっている人の不幸は自分の不幸です。それと同様に、関わっている人の幸せは自分の幸せなのです。だからこそ、自分が無力であることに苦しみながらも、目の前の人の幸せのために自分の出せるコストを全力で投資します。
あなたは『自分』というコミュニティをどのように捉えていますか。誰もが、会社や家族、友達などの様々なコミュニティに属していることと思います。人間は周りの人に生かされて、今を生きているのです。1人で生きられる人なんて存在しません。自分というコミュニティをあえて広げることで、目の前のヒトやコトに親身に接することができ、あなたは人間に近づくことができます。
1年前、今もとても大切な後輩から「ゆうきさんは他人を幸せにしたくなる自己中やな」と言われたことがあります。「そうか〜?」と言っていたのですが、今思えば間違いなく本質だと思います。こういった全ての出会いを一生忘れず、いつか全員に恩返しが出来た状態で死にたいです。(病んでいるわけでは全くありませんw)
冒頭に記述しましたが、今回のテーマでもある『明日からあなたが人間になる方法』は、感謝・謝罪・挨拶の3つです。ここからはこの当たり前に聞こえる要素について詳しく書いていきたいと思います。
【感謝】当たり前は当たり前じゃない
この日本には、「ありがとう」という言葉を相手にきちんと伝えることができる人が少なすぎる。あなたは感謝の気持ちを常に胸に抱いてますか。そしてそれを、伝えるべき人に伝えていますか。例を挙げてみるので、下の絵をご覧ください。
1年前、あなたは彼氏から5万円の誕生日プレゼントを貰いました(羨ましい)。それから1年後の今日、ドキドキワクワクしながら迎えた誕生日。あなたは彼氏からプレゼントを貰いました。値段はなんと昨年の5分の1。あなたは彼に対して言うことでしょう。「え〜、嬉しい!ありがとう!」と。
このとき、決して昨年のありがとうと比較をしてはいけません。「昨年は5万円分もくれたのに」「今年は金欠なのかな」などなど。感謝に大きさという概念は存在せず、0か1かなのです。「気持ちだけでもありがたい」と本当に思えている人は素敵ですよね。
人間は満たされれば満たされるほど、欲求の段階が上がっていきます。通信が4Gから5Gに変わったら4Gが遅く感じ始めますし、先輩がご飯をご馳走してくれたら奢ってもらうのが当たり前になり始める。
「当たり前の基準が上がる」という言葉は、聞こえは良いですが、感謝のハードルが上がることだけはあってはなりません。人間は失うことでしか、その存在の価値を感じることができない弱い生物です。当たり前のこととは当たり前ではありません。与えられている環境含む全てのものへの感謝を、決して忘れないでください。
【謝罪】本当の自己防衛は
素直な"ごめんなさい"
でも、だけど、だってーーー。過ちを犯したとき、多くの人が弱い自分を守るために否定から入ります。なんとか自分の精神的ダメージを最小限にし、威厳を保つためにその場を乗り越えようとします。
はっきり言って、その施策は逆効果です。自分を強く見せようとして、相手からの期待値を高くすればするほど、虚像であることが発覚したときに、相手からの失望はより大きくなってしまうのです。つまり、相手の意見を受け止めず、その場で謝らずに逃げようとすればするほど、自分で自分を追い込んでいるのです。
ぶつかってくれる人、叱ってくれる人、教えを説いてくれる人ーーー。周りにそんな人たちがいるうちが華です。過去は一切変えられません。彼らの存在に感謝し、今の弱い自分を受け入れ、彼らの期待を超えることだけを考えてください。そして、向き合ってくれる人を一番に大切にしてください。
【挨拶】意識下から無意識下へ移す
いただきます、ごちそうさま。おはようございます、こんにちは、こんばんは。(なんで朝の挨拶だけこんなに丁寧なんやろうか)
あなたは気持ちの良い挨拶を「無意識に」できるでしょうか。
人間は1人で生きることはできません。だからこそ常に、自分が他者との関係によって生かされていることを理解する必要がある。相手への感謝や思いやりがあれば、自然とあなたの口からは挨拶の言葉が出てくるはずです。
意識して挨拶をすることは誰でも今すぐにできることだと思います。ただ、無意識のうちに挨拶をすることが重要なのです。意識してやるのは当たり前中の当たり前、無意識でもやるのが当たり前だと思います。
人は、無意識にできて初めて、その行為を身体に染み付いた習慣と言えます。あなたが挨拶を無意識にできているとき、それは周りの人に対しての感謝が、あなたの身体に染み付いていることを示します。無意識での言動こそ、あなたの本質です。
人生は巡り合わせの結晶である
今与えられている環境は全て、巡り合わせです。毎日無数の意思決定をして、自分で引き寄せた縁の塊なのです。出会うべき人と出会い、出会うべき機会と出会い、出会うべき結果と出会う。そんなひとつひとつの出会いが、私たちの人生に色を付けてくれます。全ての出会いに感謝をして、与えられているモノ以上に恩返しをしたいと思っています。読者の方が、少しでも僕の価値観に共感をして、あなたの周りの数人の人生をプラスに動かしてくれたら嬉しいです。
僕は少しだけ見栄を張って、皆さんよりも少し多くの人の人生をプラスにします。選択と集中も大切ですが、自分の身体を壊さないギリギリまで貪欲に攻める人生にしたいです。こんな僕に集まってくれる皆さんから、僕は勝手にたくさんの幸せを貰っているので頑張れちゃいます。みんな、いつもありがとう。
僕が入社するアトラエには、いろんな面白い人がいます。死ぬほど優秀で、まだまだ敵わない存在ばかりです。今僕はずっとソワソワしています。ワクワクしています。だって、一緒に働きたいと思える「人間」ばっかりだから。たとえ環境が変わっても、人として好きで、そして尊敬できる人間の近くで、一生を過ごし続けたいと思います。感謝・謝罪・挨拶が素直にできる人間として。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。川上は常に、どんなご連絡でもお待ちしております!(詐欺と変な勧誘だけは遠慮ですw)
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