マガジンのカバー画像

インスピレーションBOX

1,383
私の創作力の栄養源。
運営しているクリエイター

#詩

距離感って難しい

 あなたと かかわりたい と  そんな ことを ねがうほど  とおざかる とおくなる  はなしをしたいな   かかわり たいな  そんな ことを おもうほど  とおざかる とおくなる  きみわるがれないかしら  きもちわるくないかしら  そんなことばかり かんがえてしまう  ちかづきすぎてしまう  かかわりすぎてしまう  そんな きもちを ふうじ こめて  てきどに ほどよく ひつよう な  そんな ときだけ そんな ふうに  かかわれたら いいのに 

どれだけ 救われたのだろう

 たとえ あなたが忘れても  私は あなたを 忘れない  たとえ あなたが忘れても  あなたへの感謝を忘れない  その 出会い その 縁に  幾度となく 救われてきた  支えてくれた 助けられた  あなたへの感謝を忘れない  たとえ あなたが忘れても  私のこと など 忘れても  そんな 自覚が なくても  そんな 覚えが なくても  私は あなたを 忘れない  これまでの日々を忘れない  たとえあなたに会えずとも  この先会うことがなくても

プログレッシヴ・ピープル

この記事はメンバーシップに加入すると読めます

秋晴れが続く 抜けるような青空の下 色鮮やかな街路樹 足元を彩る落ち葉 色づき増す六甲の山々 その全てが美しく ただただ感嘆のため息 この感覚は幸せの証

共振

この記事はメンバーシップに加入すると読めます

ほうっておいてほしい

 ひかりを もとめて  いるわけでは ない  ひかりが いらない  そんなわけではない  あかるくても くらくても  どちらも こわい こわい  ただただ ふあん ふあん  なにがいいの? なんて  そんなことをいわれても  わからない わからない よ  こわいんだ ふあん なんだ  あかるくても くらくても  そこに ひかりを はなつ  そんな ひと が きらい  そんな ひと が こわい  てらさないで おおわないで    わたしは ただ わたし  そ

閉ざしたひと言あればじゅうぶん

この記事はメンバーシップに加入すると読めます

私にとっての絵と詩

今月は、幾作品か絵を描き終えた。 ただ私の場合、絵を描き終えて「さぁ完成だ」とはならない。 絵に何か一言書き添えたくなって、早起きした朝は描いた絵と向き合い頭に浮かぶ言葉を書き留めていく。 それがいつも、「詩」という形で完結する。 詩は、描き終えた絵をぼーっと眺めながら心に浮かんだ言葉を紡いでゆく。 それはまるで、言葉の煌めく小さな星屑を組み合わせるかのよう。 広い集めては繋ぎ、外しては別の言葉に繋げてみる。その繰り返しだ。 絵のイメージに大体落ち着くな…と思えたら、や

それを たより に

 あなたの言葉に 落とされて  あなたの言葉に すくわれて  言葉とは なんて 曖昧な ものであろう  その言葉の持つ力  その言葉が得た力  それは誰に 聞かせるものでもなく  それは誰に 言われたものではなく  ただ ただ そこに 存在している  言葉に踊らされて 言葉に操られて  そんな 曖昧なものに 心奪われて  落とされもし すくわれもし  そんな 曖昧な言葉を 頼りにして  わたしたちは 生きて いる

それだけで いい

 あまりにも 美しい と感じてしまう  あまりにも 愛しい と感じてしまう  見返りなんて いらない    私だけが 思えば いい  それだけで いい  そんな 時間が ゆらめいて  あなたとの 時間が 過ぎて  思い出してしまう  思い起こしてしまう  何にもない 何でもない  たぶん 気にすることもない  それでも私には それでも私にとって  あまりにも かけがえのない 時間  あまりにも 奇跡的な 大切な時間  見返りなんて いらない    私だ

誰に読んでもらわなくても

 誰のために 言葉を紡ぐのか    誰のために 言葉を選ぶのか  何のために 言葉を伝うのか  何のために 言葉を操るのか  読み手のために 受け手のために  自分のために 紛れもなく 私のために  内なる 心のために 魂のために  表現する すべてが 私を照らす  表現する すべてが 私を照らし  その 感情が 想いが   誰かにも 届くかもしれない  けれど それは 本質では ない  誰のために 何のために  言葉を紡ぎ 言葉を選び  伝えるのか

【詩】陽のあたる場所

友達で埋められない隙間を 埋めてくれるのが家族かもしれない 家族で埋められない隙間を 埋めてくれるのが友達かもしれない 一人で過ごす夜 満月のように丸くなれたらいい

祖母の詩篇①

祖父母は農家でお茶をやっていたから GWにはお茶を摘んだし(皆が想像するあんな格好はしないよ) 夏休みには玉蜀黍やトマトを採った。 家も小屋みたいだし 本当にトトロみたいな田舎だった。 庭にはいつも季節の花が咲いていて 辛夷、紫陽花、菖蒲、鉄線、凌霄花、立葵、ひなげし、紫式部、烏瓜、菊、椿、、 ダリアや百日草にはいつも揚羽や青条揚羽が舞ってきた。 黄色とピンクのマーブル模様の白粉花は祖母のお気に入りだった。 納屋の木の割れ目には日本蜥蜴が蒼く光り ちいさな野鼠が畑で悪戯し

いいじゃないか いいじゃないか

 さあさ みんなで 酒でも飲んで  笑いあえば いいじゃないか  さあさ みんなで 席を囲んで  笑いあえば いいじゃないか  ほうら すべてを 忘れてさ  遺恨も何も 忘れてさ  地位も名誉も なんのその  つまらないプライドなんて どぶに捨てて  上も下もありゃしない さあさ  みんなで 笑いあえば いいじゃないか  誰かを嵌めたり 誰かを省いたり  誰かを虐めたり 誰かを蔑んだり  そんなこと しなくていいのさ  そんなこと しなくていいのさ