【保護猫との暮らし】保護猫カフェからお迎えするまでのストーリー
2023年2月10日の今日、保護猫ルームWASAOさんから三毛猫ちゃんのたまこさんをおうちへお迎えして、ちょうど1年が経ちました。
そもそもなぜ保護猫の里親になろうと思ったのか、どういう経緯でたまこさんをお迎えしたのか、せっかくなのでこの機に語っておきます。
完全なる自己満足ですが、暇つぶしにでも読んでいただけると嬉しいです。
本題に入る前に、1周年記念にたまこさんの歌をつくって動画にしたのでぜひご覧ください🐱
なぜ保護猫の里親になろうと思ったのか?
子供の頃からずーっと猫を飼いたくて、猫との暮らしが夢でした。
ふわふわで、もふもふで、つんつんで、でれでれ。飼いたい理由なんてそれがすべてです。何かきっかけになるエピソードや深い思い入れがあったわけではありません。
ただ、なんというか、私の中で猫はどこか特別な存在でした(伝わってくれ)。
一昨年の12月、以前住んでいた部屋が更新のタイミングを迎え、ペット可物件へ引っ越したことが「猫を飼う」ことを決意したきっかけです。
選択肢① ペットショップの子をお迎え
多くの方が1番初めに検討されるのは、ペットショップの子をお迎えすることだと思います。1番身近ですし、気軽でもあります。
血統書付き美形猫ちゃんたちが勢揃いのペットショップ前を通りかかるとそりゃあもうめろめろになりますが、目を引く子たちは貰い手も多いですし、私じゃなくてもいいなという思いがありました。
ぶっちゃけてしまうと相対的に高額という点がネックでもあります。
選択肢② ブリーダーさんからお迎え
猫初心者の私ですから、引き取る前、引き取った後ともに相談に乗っていただけるサポート体制があることは重要なポイントです。
ブリーダーさんたちは愛情深い方が多いイメージですし、サポートもしてくれそう。その点では有力な選択肢でした。
ペットショップと同じく高額である点がネックだったのですが、もしもっと貯金があったらブリーダーさんに連絡をとっていたかもしれません。
今となっては金欠だった自分に感謝です。おかげでたまこさんに出会えました。本当に良かった、貯金してなくて。これからはちゃんとします。
選択肢③ 保健所からお迎え(保護猫)
かなり迷いました。本当は、1番選びたかった選択肢です。
私がお迎えしたらなくならずに済む命が、私がお迎えしないことにより消えてなくなってしまう。1番とるべき選択肢であったとも思います。
保健所に行かなかった理由は、私が猫初心者だからです。初めて猫と暮らす私が、初めて人間と暮らす子を支えられるのか、本当にお互いが幸せになれるのか、自信がありませんでした。お世話の仕方もネットの情報だけでは不安で、責任を負い切れないと判断して選択肢から外しました。
選択肢④ 里親募集サイトから応募してお迎え(保護猫)
引越し前までは本格的に検討していました。
なんて言ったって可愛いのです。写真が可愛い。愛くるしい。譲渡元の保護猫団体さんが提示する条件もしっかりしてますし、おうち審査や事前面談による認識のすり合わせ必須の場合がほとんどで、良いポイントが盛り沢山でした。里親を本格検討するまで正式譲渡前のトライアル制度なんて存在すら知らなかったので、サイトを眺めまくるのは良い下準備の勉強になりました。
選択肢⑤ 保護猫カフェから気に入った子をお迎え(保護猫)
最終的に私がとった選択肢がこれ。
決め手は、事前に猫さんと接する時間を長く取れるという点でした。
里親募集サイトだと、応募するかどうかは写真の情報から想像して判断するしかないですし、数があまりにも多く、正直選べません。みんな可愛いのです。対して保護猫カフェでは、実際に対面し、フレンドリーな子とは触れ合うこともできます。通うことできっと愛着も湧きます。猫カフェに通った経験はあったのでイメージがつきやすく、引越してすぐ、たまたま近所にあった保護猫ルームWASAOさんを訪れました。2021年12月25日のことです。
たまこさんをお迎えするに至ったストーリー
実は、たまこさんは最初まったく私の視界に入っていませんでした。というのも、彼女は本当にもう、ものっすごく内弁慶な引きこもり娘なのです。人間から全力で逃走し、可能な限り暗がりに姿を隠し、じっと身を潜めているタイプです。冒頭の動画を見てくださった方は「え、あのお茶目さんが?」と疑われるかもしれませんが、彼女以上の引きこもりマンを、私は未だかつて見たことがありません。
出会い
初めて保護猫ルームWASAOさんを訪れた日、たまこさんは、なんだかちょっともふっとしたカーペットの中に挟まっていました(挟まっていたためにもふっとなっていた)。初回はお顔すら見られず退店。当時のWASAOなでなで大好きランクNo1.魔性の女イデアさんにすりすりされてノックアウトされた私は、たまこさんのことは気にも留めていませんでした。ちゃんと認識したのは、2度目の来店時です。
スタッフさんから話を聞いた
保護猫ルームWASAOさんにて、たまこさんが保護猫ルームデビューする以前、人に慣れてもらうべく3ヶ月ほどおうちで預かってくださっていたスタッフさんにお会いしました。聞いた話をまとめると、こんな感じ。
「たまちゃんは家では他の猫を押しのけて私を撫でろー!ってアピールする甘えん坊だった。なのに慣れない場所だと引きこもっちゃって、本領を発揮できてない。ベタベタな甘えたさんなのに、お客さんにアピールできなくてもったいない。」
そして、数々の甘えたさんな写真や動画をその場で見せてくださったのです。
この話を聞けていなかったら、今日のたまこさんとの暮らしはありませんでした。
このスタッフさんにお会いできたのは、この話をお聞きした日のみです。
たまたまこの日にお店にいらっしゃったスタッフさんが、たまたまこの日に来店した私にたまこさんの話をしてくださったことには、ご縁を感じざるを得ません。奇跡みたいじゃないですか?
気にしてみると可愛すぎた
話を聞いて以降、意識的にたまこさんの姿を探すようになりました。しかし探しても見つからない彼女。他のお客さんや猫さんたちがいるスペースから遥か離れた入口付近で、ひとりひっそり隠れていた日のことは忘れられません。
キャットタワーの下、部屋の片隅。死角となるスペースに避難中の彼女を刺激するのも違うなと思い、友人と話しながら他の猫さんと戯れていました。するとふいに振り返った先で、たまこさんがだるまさんがころんだばりに固まってこちらを凝視していたのです。え。さっとすぐに奥へ身を隠してしまったものの、しばらく時間を置いてからちらりと振り返ると、彼女もまたちらりとこちらを覗いている。
可愛すぎた😭気になるのね😭尊い😭無理😭
完全にやられました。
決意
たまこさんに我が家へ来ていただきたかった1番の理由は、保護猫ルームでどの猫さんより1番自分らしく過ごせていないように見えたからです。甘えたさんを発揮できないの、もったいなさすぎますし、自分のおうちでもっと伸び伸び自由に暮らしてほしい。その環境を私が用意できるのなら、そんな幸せはないと思いました。
実は魔性の女イデアさんにも心を奪われていたのですが、彼女は保護猫ルームで代わる代わるお客さんになでなでしてもらえる環境が案外幸せそうに見えたこともあり、最終的にたまこさんをお迎えすることに決めました。(最近イデアさんも里親さんが決まったとのこと。心の底から幸せを祈っています。)
保護猫との暮らし
たまこさんをお迎えして、毎日が本当に幸せです。
甘えてくれる彼女が愛おしくて、元気に暴れ回っている彼女が愛おしくて、壁でガリガリ爪を研いでいても、たまに粗相をしてしまっても、激しいかまってアピールで深夜起こされても、もうすべてが可愛いのです。
猫(動物)を飼うのは可愛いだけじゃない、とよく言いますが、一緒に暮らして1年、振り返ると可愛いだけの日々でした。
普段癒してもらっている分、彼女に快適な環境を提供し、自由気ままに心地よく過ごしてもらえるよう、今後も尽力します。
たまこさんに関わってくださった全ての方に、そしてたまこさんに、心から感謝しています。
幸せをありがとう。
そして、これからもよろしくね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?