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週報#206

・サマータイムといわず昼夜逆転の制度を取り入れたほうがいいと思うくらい命の危機を感じる。

・金曜日の退勤後に行方不明展に行った。
・SNSで同展について検索するとホラーポルノと表現してる人がいて、そうだなと思った。行方不明って本当にグレーというか嫌な方向に転がって中止とかあり得るような題材だよなとヒヤヒヤする。
・脳にじゃりじゃりとした嫌な感覚が残っている。
・会場に入ってすぐの展示の前でギャルが「あっ食べログで見ました〜ふたりです、はい、あの飲み放題のコースがよくて」と電話をしててオーと思う。
・受付をしてすぐの1階の会場をちらっと見ると電話ボックスに長蛇の列ができており、もう帰りたいなと思った。なんか、私が想像してたものとちがくて。
・奥にも展示があったようだけど、なんか入りづらい構造で、すぐに地下の展示にうつってしまった。

・地下の展示の入り口近くの映像作品を見た。
見知った路線、よく通過する駅が出てきてワクワクした。みな、じっと静かにモニターを見つめるなか、私の真後ろにきた中年の男女が雰囲気を壊すような会話をしはじめて驚く。
「なんでそんなことするんですかァ」
「ワァ築地ですね、あっじゃあ病院でよく通うから知ってるところじゃないですか」
「えー?どういうこと?」
「ほら、YouTuberとかがやるから真似するんですよ子どもが」
「えっこれどっち方面なの?」
「あー、ひとりで、あーあ」

最初は作品を茶化すような無粋な人だと思っていたけど、この人たちも仕込みだったらどうしようと考えながら作品を見ていた。この不自然なあっけらかんとした会話は、この作品展のドキュメンタリーを見た時と同じようなハ?という気持ちにさせられた。
・この映像作品がわたしの中に1番ズンとした嫌さを残した。28歳女、子どもが関わるものにもう面白いとか怖いとか思えない。ただただ嫌だった。梨さんの狙い通りだろう、きっと。
・ダメージでズタズタになった服と一緒に見つかったとされるメモと共に展示されていた。メモされたルーズリーフが「罫線にドットが打たれた書きやすいように工夫されたもの」と気づき、あーこれ使いやすいっすよねと思った。こういう細かいところをみて「フィクションだから」と自分に言い聞かせていた部分がある。

・何もない空間に並んで1人ずつ○○する展示があった。私も私もと並び、自分の番が来た時、後ろに並んでる人たちに向けて、ほんの少し20%くらいオーバーなリアクションをしてしまった。なんか自我が。
・「手紙」という作品があり、そこには「この作品は現在散逸しており……」という手書きの紙が空っぽの展示ケースの外に貼ってあった。
ふん、そういう行方不明か。と思っていたが実際はなんだったのか?と数日後に検索したところ「劇場版ハイキューゴミ捨て場の決戦の映画の半券が文字が掠れた状態で展示されていた」と知る。えーなんか、言うてくれたらもっていったのに!そんなんうち、たくさんあるから!ちなみにその映画には手紙の要素も行方不明の要素もない。
・いやぁいいな、わたしも好きな映画の半券だけ残して消えたいな。20代女性が失踪、箱の中に大量のTHE FIRST SLAMDUNKの半券を残して消えたという。なぜか、家にはスラムダンクのグッズの他に呪術廻戦やハイキューのグッズが大量にあった。
・みんな推理するんでしょうね、なぜかトイレに飾られているアクリルスタンドの意味、リビングに貼られた草薙理解の生首、やけに角が削れたSwitchのプロコン。教えませ〜ん。
・展示を見て回ってる途中でやけに喉が気持ち悪くなって20分くらいで退展してしまった。この喉の気持ち悪さはBOOKOFFで中古のベビーベッドとか見てる時と同じ感じ。
・最後にガチャガチャを回して帰ってきた。

100円で得たくしゃくしゃの紙

・家で1人で見てダメージを受けてもな、と煌びやかな金曜日の日本橋の信号待ちにくしゃくしゃの紙を開いて読んだ。次はこれをどこに捨てるか悩んで、とりあえずカバンに入れてもって帰ってきてしまった。
誰かもらってくれませんか。

・その他の感想(ツリーでぶらぶら呟いてある)

・Xで美容垢の人が狂ったように歩いてたら痩せた、具体的には21時から6時まで9時間で40kmくらい歩いてた、というツイートがバズり伊能忠敬界隈と呼ばれていた。いいなぁ、わたしもそれくらい歩いてみたい。
・美容垢発信でこんなに誰の迷惑にもならずお金をかけずただただ自分と向き合える行為がバズることあるか?と思っていたけど、それすら「強迫性行動を正当化している」と言われててもうXやめようと思った。やめてないけど。

・ハイキュー展へ行く。
・「全感覚」のごとく、聴覚や視覚、嗅覚からハイキューを感じられるいいイベントだった。
・アニメ10周年を記念した展示会だったため、「うちらが失った10年だね」と泣きながら見て回った。

エキノコックスを心配している

・グッズ化のために書き下ろされたイラストを見たら物欲に火がついてしまい。ただ会期終了間際に訪れたため、欲しい学校のグッズがほぼ無い状態で行き途方に暮れた。若そうなにいちゃんが「え、なんか、おれ稲荷崎のグッズほし〜んだけど」とデカい声で言ってて「めっちゃわかる〜」と小声で相槌をうつくらい。
・展示を見る前は「ユニフォーム買っちゃおうかな〜〜」と半分冗談のつもりだったのに気づきたら音駒1番のユニフォームを買っていた。どこに着ていくんすか?


・呪術廻戦カフェに行ったが、目当てのグッズが在庫切れかつランダム商品をも当てられず拗ねて拗ねて一緒にきてくれた友達に全部あげてしまった。2万近くおごったり買ったりしたのに釣果メニューについてたストロータグだけなの、本当にもう。

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