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嗚呼政治なんて嫌いだ
人間は、清濁併せのんで生きていく。僕はどういう訳か、イギリスの片田舎で国際関係政治学を学んでいる。
政治学の論壇においては、日夜議論が交わされている。
生来肌の合わない議論も受け入れなければいけない。
移民も娼婦も貴族も金持ちも、均しくこの社会に参加している。
自分のモラルを取り払って、他人の生活をどうこうする国際関係・政治を論じるのはつらい。
正直ウイグル自治区で洗脳教育を受けている人々も、ウクライナでレイプされている人々も、気候変動の影響で生活苦に喘ぐ栄養失調の人々も、僕の生活にとってはどうでもいいのだ。ただ、そんなことを言うのは許されない。政治の学徒も政治学者も政治家も、あたかも自分が地球上のすべての政治的現象に理解があり対処法を把握しているかのように限どうすることを要求される。移民も貧民も道行く人もみんなが助かるための公僕であり、政治学者である。
ポリティカル・コレクトネスとは怖いものである。これで政治が嫌いになった。