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すぐ、寝ていれば。

ワンルームの部屋。カーテンから差し込む街灯の光もなく、ただ目の前のパソコンから放たれる光と打ち込まれる文字。1本の映画を見たせいで、眠ることができなくなった。明日の朝、5時半に起きなければいけない。今の時刻は深夜2時。目はしょぼしょぼしているけど、今寝たら確実に起きれないのは想像がつく。仮に寝たとしても布団に仰向けか、横向き、うつ伏せかはわからないが、気持ちよく寝ることは不可能だろう。なら、今日は硬い床で寝ようかなと。

そんで、始まりは1本の映画を見てしまったせい、これを見なければ0時前には気持ちよく眠れて朝も爽快だったろうに。仕方ない。諦めて今の気持ちを記録しておこうと思う。作品名は「キャラクター」というものだ。久しぶりに、映画を見て「ウォーー」「クゥーーー」などの気持ちがポジティブになる興奮とは異なる。心拍数が常時上がり、終始落ち着くことができない。(エアコンをつけないで見ていたので、暑さで勘違いしているかもしれない。)

部屋に灯りが全くない状況で、猟奇的な作品を2時間も見たからパソコンの光が届く範囲以外の場所に何者かがいるんではないかという思いが出ている。今も隣を振り向けば、誰かに見られているような気分になる。ホラー映画や心霊系を自分から選んでみることはないので、久しぶりにそれ以外の映画でソワソワしている。パソコンをそっと閉じて、目を瞑ったままトイレに行き用を足したら、眠りにつこう。

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