<Vol.160>セラピストによる施術(サービス)は"どこ"から始まる?

「今日来るのが楽しみだったんです…!」

セラピストとして仕事をしていると、お客様からそんな言葉をいただく瞬間があります。

これって…本当にありがたいことです。

「セラピスト」という仕事冥利に尽きる瞬間でありながら、サービスとは何だろう?と考えさせられる瞬間です。

今日はこの部分を少し深掘りして考えてみようと思います。


<施術(サービス)はどこから始まる?>

そもそも私たちセラピストが提供する「施術(サービス)」というのは、一体どこから(どのタイミングから)始まるのでしょうか。

お客様がベッドにうつ伏せになってから…?

それとも、

お客様がお店に入ってきた時から…?

皆さんはどのように考えていますか?

。。

もちろんいろいろな考え方がありますが、僕はそのお客様が「施術を受けに行こうと思った瞬間」から、サービスというのは始まっていると思っています。

早く受けたい、早く会いたい。

そんなワクワクする気持ちや期待感も、サービスには含まれているわけです。

→見方を変えれば、そんなワクワク感を与えられるかどうかもセラピストの力量の1つであるということです。

これって子供の「遠足」なんかと同じだなぁ…と。

子供の遠足は、当日現地に着いた瞬間がスタートではありません。

日程を知った瞬間、行き先がわかった瞬間から「その日を楽しみにする気持ち」が生まれ、おやつを買うのも、バスの席順を決めるのも、天気予報を気にするのも全て「遠足」です。

当日の直接体験だけではないんですよね。

僕たちセラピストが提供する施術(サービス)も、これと同じであるべきだと思っています。


<感動体験を創り出す>

皆さんはいかがでしょう?

目の前にお客様が現れた瞬間からサービスをスタートしようとしていませんか?

もし今そのように考えているのであれば、少し見方を変えてみましょう。

そのお客様が「ほぐされに行きたい(お店に行こう)」と思った瞬間から、すでにそのお客様の頭の中ではサービスが始まっているわけです。

つまり「こんな感じでやられたいなぁ」という思いをいかに具現化するか、それがセラピストの仕事の1つです。#その想像を超えるのが感動体験

だからこそ。

コミュニケーションニーズの聞き出し(どんなご希望がありますか)はとても重要であり、メニュー説明提案(こういうことができますよ)も欠かせません。

これは飲食店で置き換えてみるとイメージしやすいです。

「ラーメンを食べようと思ってお店に入ったのに、席に着いたらいきなりチャーハン餃子セットが出てきた」

…そんな飲食店、嫌ですよね。

でも流れ作業で施術をしてしまい、そんな対応になっているリラクゼーション店はたくさんあるように感じています。。

==

まずはお客様が思い描いているサービス全体を把握しなければ、感動体験は創りだせません。

ワクワク感を与えること、そしてそのワクワク感を超えるサービスを提供すること。

そのためにはまずお客様がどんなことにワクワクしているのかを知る必要があります。

このnoteを読んでいる皆さんには、ぜひそんなことも考えながらサービス提供をしていただきたいなぁと思っています。

少しでも参考になる部分があれば嬉しいです。

では今日も最後までお読みいただきありがとうございました^^


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セラピスト特化型の人気コラムです。普段セラピストを教育する立場にある筆者が、セラピストとして大切なことをギュギュッとまとめてお届けします。

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