<Vol.225>自店らしさ(ブランディング)のキーワード
「あなたのお店は、何のお店ですか?」
「あなたのお店の武器は、何ですか?」
「あなたのお店にあって、他のお店にはないサービスは何ですか?」
もしこんな質問をされたら、皆さんは何と答えますか?
今日は「自店らしさ(ブランディング)」について考えてみたいと思います。
<ブランディングをしない末路>
冒頭の質問に対して明確な答えを持つこと、それが「自店らしさ(ブランディング)」を持つということです。
ここ数年、リラクゼーションや整体の業界では「60分2,980円」の店舗が急速に拡大してきました。
ネット広告を見ても、街の看板を見ても、どこも似たり寄ったりのサービス紹介が多く、そのお店ならではの魅力はなかなか伝わってきません。
こういった店舗はやがて、
①価格競争への参入(うちのほうが〇〇円安いよ)
②無駄な付加サービスの実践(今予約してくれたらさらに〇〇をプレゼント!)
③莫大な広告費用への投資(集客のためには宣伝するしかない)
という負のスパイラルに陥り、消えていきます。
労働集約型モデルであるセラピスト業は、時間あたりの単価上限が決まっています(1度の施術で対応できるのは1人のお客様のみです)。
そのため低単価帯の価格競争に参入してしまえば、その先に待っているのは高稼働の日々のみです。
来る日も来る日もたくさんのお客様を施術し、心と体がボロボロになるまで働いても収入レベルはたかが知れています。
「こんなに頑張っているのに報われないなんて…!」
そう叫びたくなる気持ちもわからなくはありませんが、その道を選んだのは貴方の責任ですから誰のせいにもできません(嫌なら辞めれば?で終了です)。
こういった状況に陥らないためにも、やはり「ブランディング」と呼ばれるものが必要です。
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