<Vol.127>決めつけをするな、ボールをよく見てバットを振れ!
今や商業施設や温浴施設などにも「リラクゼーションサロン」が多数入っている時代となりました。
そこで働くセラピストの方々からよくこんな相談をされます。
「うちのお店は一見さん(新規客)ばかりだから…」
「街中(いわゆる路面店)と同じやり方では通用しないから…」
共通している言葉の末尾は「だからリピーターを作れないのは仕方ないんです」です。
いやいやいや、、。
そんなことはないんです。
どんな立地であれ、どんな客層であれ、リピーターは必ずつくれます。
今日はそんなことについてまとめてみようと思います。
<結果の共通点>
結果を残している(=リピーターをたくさん作り出している)サロンやセラピストに共通していることは実にシンプル。
それは「お客様のことをきちんと見ている」ということです。
一人一人の来店動機(どうして今日ほぐされに行こうと思ったのか)を把握するための「コミュニケーション」を十分に取り、
今後どんなプランでほぐしていけばいいのかという「提案」を丁寧に行っています。
成功の秘訣はなんですか?と問われれば、もうここに尽きるんです。
逆を言えば、、
結果が出ていないサロンやセラピストは、お客様のことをきちんと見れていません。
冒頭の言葉がまさにそうです。
「うちのお店は一見さん(新規客)ばかりだから…」
「街中(いわゆる路面店)と同じやり方では通用しないから…」
「一見さん」というお客様像(架空の設定)を勝手に作り上げ、目の前のお客様をそこにあてはめてしまっています。
一言二言話しただけで「この人はもうリピーターにはならないだろう」と決めつけてしまい、コミュニケーションも提案もしなくなってしまっているんです。
もちろん中には観光客や出張客といった「一見さん」もいるでしょう。
ただ100/100がそういったお客様であるはずがないし、仮にそうであったとしても定期的にその施設へ足を運んでいる可能性もあります。
であれば「提案」をすることで、リピーターとなる可能性は十二分に存在します。
勝手に決めつけて(諦めて)提案をしない。。
これが結果がでない一番の原因です。
ちなみにこの流れはベテランであるほど(同一店舗での在籍期間が長くなるほど)強くなる傾向にあります。
経験を積むほどに(似たような状況のお客様と接するほどに)、徐々に頭の中でネガティブなお客様像が勝手に育まれてしまうわけです。
これほどもったいないことはありません。。
<コントロールできることにタネをまく>
提案をしないというのは、せっかくバッターボックスに入っているのにバットを振らないのと同じことです。
向こうからボールが飛んできているわけですから、ボールをよく見てバットを振れば、ヒットになるかもしれません。
振らなきゃ0なんです。
でも振れば1でも2でも可能性が生まれます。
プロ野球選手だって打率3割(10回中3回のヒット)で一流ですから、セラピストだって10割はありえません。
ヒットになるかどうか(リピーターになってくれるかどうか)はコントロールできませんが、バットを振ること(提案をすること)自体はコントロールできるんです。
結果を出したいんのであれば、自分でコントロールできる部分にしっかりタネを蒔きましょう。
すべてはそこから始まります。
食わず嫌いはやめて、自分からアプローチしていくことが大切ですね。
では今日も最後までお読みいただきありがとうございました^^
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