<Vol.178>鬼滅の刃から学ぶ①〜"勝てる店舗"の共通点〜
ご多分にもれず「鬼滅の刃」にハマりました…w
いわゆる完全な"にわか"ですが、アニメ→映画→漫画と一気に読み進めてしまい、次の23巻(12月発売予定)が楽しみで仕方ない今日この頃です。
「鬼滅の刃」はまさに少年漫画の王道ストーリーです。
強大な相手に対して仲間とともに立ち向かい、負ける→修行する→新しい技を身につける、の3段構成で話が進んでいきます。
大筋は「ワンピース」なんかとも似てますよね。
人気があるものには必ず理由がありますから、アニメだろうが、漫画だろうが、絵本だろうが、動画だろうが、その形式にはとらわれずにきちんと向き合ってみることが大切だと思っています。
今日は「鬼滅の刃」を軸にセラピストの仕事を考えてみたいと思います。
<ダイバーシティ(多様性)とは>
この物語の中には、鬼と戦うために結成された「鬼殺隊」という組織があります。
「お館様」という核がいて、そのトップには「柱」と呼ばれる精鋭部隊、下には階級別の隊員がたくさんいます。
(引用:https://d-manga.net/kimetsu-hashira-member)
この組織のすごいところは、とにかく目的意識が強烈に明確であること。
隊員の多くは愛する人を鬼に奪われたメンバーですから
「鬼をやっつけるんだ!」
という圧倒的な目的(志)が共通化されています。
メンバーそれぞれには自分の個性を生かした"型"があり、誰一人として同じ武器で戦うことはありません。
しかしながら、目的は常に揺るぎません。
この形こそまさに「勝てる組織」であり、ダイバーシティ(多様性)を具現化したものだなぁ…と。
「個性を生かせ」「ダイバーシティ(多様性)を尊重しろ」
これらの言葉が叫ばれて久しい現代ですが、ちょっと言葉の意味を履き違えてしまっているケースがあるようにも感じています。
組織におけるダイバーシティというのは「なんでも自由にやっていいよ」「あなたの好きなようにしていいよ」という意味ではありません。
目指すべきゴールが明確で、それを達成するために
「あなたならどうやって貢献できる?」「私ならこれができる!」
と自分の強みを生かして貢献することが真のダイバーシティです。
皆が統一された同じ"型"にはまる必要はありませんが、目指すべきところは常に1つでないと組織は強くなれず、個人も輝けないわけですね。
<店舗に置き換えて考える>
皆さんの"店舗"はいかがでしょうか。
スタッフ全員が目指している方向性は1つになっていますか?
ある人はお金のために、ある人はモテるために、またある人は暇つぶしのために、そしてまたある人は同僚に勝つために。
そんなバラバラな状態では勝てる組織になれません。
各個人が抱いている「働く動機」には多少の違いがあれど、根本の部分には必ず共通点があります。
だって、、数ある仕事の中から「セラピスト」という仕事を選んだわけですから、最初のきっかけはある程度限定的になるのが必然です。
この個人の思いと全体の思いを昇華させて統一することが"店長"の最大の仕事です。
店長はきちんと"仕事"ができていますか?
数字を追うこと、集客施策を考えることが店長の仕事ではありません。
大切なことを見失わないように(そして見えていない自分に早く気づけるように)願うばかりです。。
==
1つの目的の下に集まった「スペシャリスト集団」はとてつもなく力を発揮します。
『何のためにセラピストをしているのか』
『何のためにこのお店で(この場所で)働いているのか』
とにもかくにも"目的"がなければ走り出せませんから、一度足を止めて考えてみてはいかがでしょう?
この記事がそのきっかけになれれば嬉しいです。
では今日も最後までお読みいただきありがとうございました^^
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