<Vol.176>働く理由を「お金」に見出してはダメ。
「働く理由をお金に見出しちゃダメだぞ…!」
20代はこの言葉をずいぶんと聞かされて育ちました。
当時はお金を全然持っていなかったので、この言葉を聞くたびに「そんなキレイごと言うなよ…」とか「そうはいってもお金を稼いでナンボでしょ?」という言葉が胸の中で渦巻いていました。
あれから十余年。
まだまだ道半ばではありながら、なんとなくこの言葉の意味がわかりかけてきた…ような気がしています。
これからもう少し月日が経てば、後輩に対してきっと同じ言葉を伝えているでしょう。
今はちょうど中間地点にいる気がするので、今思っている感情をそのまま文字に起こしてみたいと思います。
<20代の振り返り>
僕の社会人生活は、4年制大学を出た後「契約社員」として始まりました。
内定式も入社式もなく、気付いたら店舗で働いていて、、気付いたら4月の峠を越えていた…というなんともヌルッとしたスタートでした。
当時の手取りは16万円ちょっとで、家賃5万円のアパートで一人暮らしをしていた身分としては結構カツカツの日々。
一般的な大卒社会人の"平均"よりも(いろいろなものが)下回っていたのはまぎれもない事実で、どうにか挽回しないといけないなという焦りにも似た感情がありましたが。。
どうにもできず、歯がゆい毎日でした。
ただ、今も昔も変わらず持っている僕自身の良さは(#自分で言う)、
・読書が好きなこと
・継続できること
・健康な体を持っていること
だと思っています。
当時のアパートの目の前には深夜までやっているブックオフがあり、とにかく興味のある本を片っ端から購入していました。
その中でも特に興味を持ったのが、
「ユダヤ人大富豪の教え」で有名な本田健さんシリーズ
でした。
(自分で言うのもなんですが)とにかくメチャメチャ読んでます。
特に①は手垢と手汗で表紙が擦れるほど読み込み、展開も言葉の表現もほとんど暗記しています。
この本の一節に
「君が提供したサービスの量と質=君が受け取る報酬額」
という言葉があります。
この言葉を受けて、僕はなんと小さな世界で仕事をしていたんだろうと痛感しました。
一店舗の一従業員という立場しかないのであれば提供できるサービスの"量"も少ないし、会社で教えてもらったことしか知らなければ"質"も低いです。
『自分でもっと勉強して、世の中の"たくさんの人"の役に立とう!』
そう決めて貯金の大半をAmazonの書籍に費やし、合わせてブログも開設しました(それがこちら)。
貯金も含めた総所持金額が1万円に満たなかった時期もありましたし、記事を更新すれども誰にも見てもらえない時期もありました。
でも進んでいる方向性には自信があったので、、
とにかくまずは毎月30万円は稼げるようになるぞ!その一心で日々を過ごしていました。
==
そんな努力が身を結び始めたのが20代後半。
少しずつキャリアが安定し、お金も流れてくるようになりました。
ただこの時に考えていたのは「もっと、もっと!」「あれも欲しい!これも欲しい!」でした。
そんな時にとある大先輩に言われたのが、
「働く理由をお金に見出しちゃダメだぞ…!」
という冒頭のセリフでした。
わかったような、わからないような…そんな気持ちで聞いていましたが(今も思い出すくらいなので)きっと心に響いたんだと思います。
<お金に対する価値観>
30代を迎えた今、お金というものに対する執着心がどんどん削ぎ落とされていっています。
なんていうんでしょうか…。。
(適切ではない表現かもしれませんが)少しシラけてしまった、という言い方がしっくりくるかもしれません。
今はnoteの販売額やブログの広告料、個人サロンの売上だけで生活は成り立ち、会社からいただくお給料にはほとんど手をつけてません。
貯金は溜まる一方だし、欲しいものがあればそう我慢せずに手に入れることもできます。
10年前あんなに欲しくてたまらなかったお金が、今は「空気」になりつつあるんです。
あー、なるほど、と。
だから『働く理由を「お金」に見出してはダメ』なんだ、、としみじみ感じる自分がいます。
よほど虚栄心や欲の強い人でない限り、お金をゴールにしていたら働く意欲がなくなってしまうんですね(それも結構早い時期に)。
素敵な先輩や本に囲まれてきたことを本当に誇りに思いますし、感謝しています。
今、僕が働く理由は
「とにかく周りの人を幸せにしたい」
その一点に尽きます(キレイごとの極地のように聞こえますが、意外と真面目にそう思っています)。
特に「セラピスト」として悩み、行き詰まっている人を助けたい(救いたい)という思いがあります。
人生の価値は、集めたものより与えたものです。
セラピストの方々をより良い人生に導くために一肌脱ごうと思います。
さぁ、まだまだ頑張ります!
では今日も最後までお読みいただきありがとうございました^^
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