HUNTER×HUNTERの蚯蚓さんって凄くね?

昔ね。フォロワーさんが、「HUNTER×HUNTERの蚯蚓さん再評価」みたいなことやってましてね。その時はああそんなやついたなぁ……って思ってたんですが、この度再読したら思いの外、蚯蚓さんが凄いやつだったので、この感動を少しでも伝えるべく、記事を書くことにしました。
(2022/11/19 ウヴォーギンと誤字ってたのでウボォーギンに訂正っさせてください)

蚯蚓さんのここがスゴイ!

挨拶ができる常識人

蚯蚓さんは、十頭老の部下である凄腕の念使い、陰獣の一員です。

HUNTER×HUNTER 9巻P35より

地面を掘り進んで現れるというインパクト抜群の出だしで読者の度肝を抜きました。パンツ一丁の半裸中年男性というビジュアルも鮮烈な蚯蚓さんですが、その第一声がこちら。

HUNTER×HUNTER 9巻 P35より

ちゃんと挨拶から入るんですね。デキる社会人です。よく読むと、ちゃんと、所属と名前なのもポイント。フォントがちょっと怖いだけで言っていることは「あ、はい、私、陰獣の蚯蚓と申します~」とかと大差ないですからね。これだけで蚯蚓さんが他のケヒャリストとは違って社会性があることがわかります。確定申告とかもしっかりやってそう。

忠告してくれる優しさ

HUNTER×HUNTER 9巻 P35 より

「なるほど……少しは念が使えるようだが、止めときな」
一瞥しただけでダルツォネさん含めたメンバーが念の使い手であることを見抜く眼力もさることながら、忠告してくれるのが優しい。
言っていることは「ここは俺に任せろ」ですからね。マフィアの中にも慕う人多そう。

強化系のウボォーギンも称賛する拳

蚯蚓さん、ウボォーギンに対していきなり振りかぶっての全力パンチを食らわせます。みよ、この勢い。

HUNTER×HUNTER 9巻 P38より
ステゴロに自信ありの蚯蚓さん

ウボォーギンをして「効いたぜ」と言わせているので、多分ハンター協会の武闘派ぐらいはワンパンで瞬殺できたんじゃないかなと思います。

残念ながら、ウボォー相手には拳が負けて粉砕されてしまいましたが、(自称)強化系を極めたウボォーにこれだけのダメージを与えたことを考えると、彼もまた強化系なのは間違いない。

しかし、いきなりステゴロで入る蚯蚓さん、世界観が番長です。地元に舎弟多そう。

ウボォーギンの一撃に耐える耐久性

そんな蚯蚓さんですが、ウボォーギンの反撃にあい、片目が飛び出るほどの重傷を負わされます。ただ他のマフィアが紙くずのようにちぎられたのを考えると、これだけで済んだのはスゴイ。
蚯蚓さんの日頃の鍛錬と念の強さによるものでしょう。

ビッグバンインパクトでも死なない

深手を負わされた蚯蚓さんですが、それでも闘志は潰えず。ウボォーギンの手を取り、地中に引きずり込もうとします。プロです。

しかし、ウボォーギンの超破壊拳(ビッグバンインパクト)により、地面ごと粉砕され、死んだ様に思えましたが……

HUNTER×HUNTER 9巻 P47 より
地面ごと粉砕された蚯蚓さん
HUNTER×HUNTER 9巻 P58より
携帯電話で警告する蚯蚓さん

実は生きてて、携帯で仲間に連絡します。まず、ビッグバンインパクトを生き残っているというのも凄いんですが。注目すべきは旅団がその存在に気がついていない所。おそらく、ビッグバンインパクトを食らった瞬間に地中深くに逃げ、隠を使って潜伏したと思われます。普通に凄い。

まあそのあと、陰獣全滅という話になりますので、そのまま殉職してしまったとは思うんですが、最後の最後まで自らの役目を果たした蚯蚓さんなのでした。

いかがでしたでしょうか。噛ませ犬と思わせておいて、実は意外と強かった蚯蚓さん。HUNTER×HUNTER世界でもかなりの実力者と言えるのではないでしょうか。近年の陰獣再評価の流れに乗って蚯蚓さんの実力が見直されることを願って止みません。

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