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プロジェクトWETエデュケーターになりました!
ヤギノリです。
2月初旬に参加した、あの素晴らしい地域防災施設 鶴見川流域センターさんでのワークショップが忘れられなくて・・・
鶴見川流域センター(NPO法人鶴見川流域ネットワーキング)のスタッフの方から、情報をいただいた「プロジェクトWET」について、宇治田原に戻ってから検索してみました。
すると、なななんと数週間後に大阪で指導者講習会があるではありませんか!
そんなに頻繁に開催されているわけではない講習会が、日帰りで行ける大阪で、こんなにタイミングよく開かれるとは!
これって忍法引き寄せの術?それとも、流域の神さまに「おぬしらも、やるのじゃー!」って背中押されてる?
どっちにしろ、チャンスの前髪はつかむ主義なので、速攻申し込んだのでした。
そして訪れた、講習会当日。
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はい。宇治田原は雪で真っ白ー!
しかし電車が止まることもなく、おかげさまで無事大阪の会場までたどりつくことができました。
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さて、「プロジェクトWET」について簡単に説明します。
さまざまな教育手法や社会課題解決と関連しています
プロジェクトWETは、水を題材として、主体的・対話的で深い学びが得られるよう開発されたアクティブ・ラーニング型の国際的な水教育プログラムです。
ディベート・ロールプレイング・シミュレーション・実験・調査・実演などの指導方法を用いた、水教育のノウハウをパッケージ化し、STEAM教育やESD・SDGs、防災教育、体験学習など、現代教育の視点に合致した学びが得られることが特徴です。授業への導入はもちろん、リーダーシップやファシリテーション能力の向上など、さまざまな目的で活用されています。
以前、⇩の記事で紹介したことのある、
『河川・水の学び 生きる力をのばす教育』を発行している、公益財団法人 河川財団さんが、「プロジェクトWET」の日本での実施主体となっています。
分野をまたいで横断的に学ぶことや、主体的に学びに参加する「アクティブラーニング」が普及することに、わたしは大賛成です。
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流域探検隊うじたわらでも、アクティブラーニングのワークショップを、どんどんしかけていきますので、どうぞお楽しみに♪
ちなみに、講習会で教えていただいた、アクティビティをちらっとお見せすると・・・
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A4の用紙がメンバー全員に配られました。
下方1/4のところは水(川)で、あとは広大な土地を好きなようにしてもいいとのこと。
各自で、与えられた広大な土地に、理想のまちの様子を描いていきました。
その後、それぞれの絵を川でつなげていきます。
絵の雰囲気から、上流~下流を決めたあと、
おにやんまさんは、そのまちの中に出てくるであろう汚染物質(に見立てたもの)を絵の上にのせていきました。
これらが、上流から流れていくと・・・
(上流の方の絵を描いた人から順に下流に向けて、汚染物質を手渡していきました。)
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最後には、山ほどの汚染物質が💦
それぞれが、まちづくりを考える際に、下流域のことや循環などを全く考えずに、自分たちの利便性や楽しさを優先して開発をすることを、みんなが行ったらどうなるか・・・
とても、深く考えさせられるワークでした。
他にも、水の物理的・化学的特性がわかる「水リンピック」。
水はすべての生き物が生きていく上でなくてはならないものであることがわかる「アクアボディ」。
水は地球のすべての体系を結び付けていることがわかる「驚異の旅」などの、アクティビティを受講者の方々が実施され、楽しく学べました。
え?ヤギズは?って・・・
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白ヤギ画伯が、都市化してる風景と、都市化してない風景を描いてくれて、その上に、梱包材のプチプチを置いて、雨に見立てたビー玉を流すという装置を、アルモンデザインで作ってみましたー!
都市化してない方は、ふかふかの土に見立ててプチプチがある方を表面に。都市化してる方は、プチプチのない裏面で表面をつるつるにしてコンクリートを表現したところが、今回のアルモンデザインの肝です。二人であーやこーや言いながら、2時間くらいでそこに有るものだけで作りました。
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ノリのいい参加者の皆さんのおかげさまで、ワークは大成功!
無事、雨が地面に留まるか、すぐに海に流れるかが表現できました。
これは、地域防災施設 鶴見川流域センターさんでのワークショップと、アクティビティガイドの中にある「通りぬけます」というワークを参考にしました。
あっという間の6時間。
この講習会自体も、とても能動的で実践的なアクティブラーニングな内容でした。
じっと座って、講義を受け身で聞くよりも、実際に自分でやってみることの学びの多さと深さを体感したのでした。
おにやんまさん、ご一緒してくださった受講生の皆さん、眞叡書院さん、充実した一日を、まことにありがとうございました!