「宇治田原の原風景①」~清水貴美子さんの絵本より~
こんにちは!
探検隊隊員のじゅんです!
日頃は「里山保育やまぼうし」でこどもたちと野山をかけまわって…
いや、そんなにかけまわってはいませんでした(笑)
かけまわるこどもたちを細い目をさらに細~くさせて
見守りながらしあわせを感じる日々です。
先日、隊員たちとお話を伺わせていただいた清水貴美子さん。
絵本の創作秘話!?や想いなどを聞いて
それはそれはそれはそれは感動したのです!!!
ぬくもり伝わる手作りの本たちと
その本をつくったときのことを話す貴美子さんの笑顔に。
絵本作りの原点に、宇治田原の風景への「心」を感じました。
「宇治田原」×「里山保育やまぼうし」
里山保育やまぼうしは「森のようちえん」というジャンルに分けられます。
正式な認可園ではなく、園舎を持たず、毎日「野外」で保育をしています。
☆認可外保育施設として地域の保健所に認めていただいています
☆森のようちえん全国ネットワーク連盟に加入しています
パッと見た宇治田原の景色に、ここでなら森のようちえんができるかもしれない!と思ったわたしたちは引っ越しを機に園を開園することにしました。
そうして「里山保育やまぼうし」をちいさくスタートさせた2017年から
活動の拠点となる場所を求めて町内を歩き回りました。
宇治田原町総合文化センターからやすらぎの道を歩くコース。
そこから大宮神社、そして裏の荒木谷へ。
そこでちいさなオオサンショウウオやシーボルトミミズに会いました。
当時は無料であった町営バスに乗って、立川地区の大道寺や大道神社、湯屋谷の永谷宗円宗家、南地区の御栗栖神社へ。御栗栖神社で見た大きな大きな木。どれくらい太いのだろうとこどもたちと手を繋いで大きさをはかったこともありました。
ご近所の方のご厚意で、私有地の竹林を今現在も使用させていただいていますが、そこではたけのこが掘れ、梅・栗・柿の木があり、収穫までさせてもらっています。
役場の方から紹介していただいて、梅の里でもある高尾地区で遊んだこともありました。
一日中、野外での保育なので
とにかく宇治田原の四季をめいっぱい感じてきました。
(2017~2020の写真を失い中につき、写真がなさすぎて残念)
絵本に描かれた風景
貴美子さんの本は、宇治田原町の図書館でも借りることができます。しかし、今回そこには並んでいない本たちを持ってきてくださいました。
どの本も、やまぼうしが町内を転々としていたときに見た景色たちと重なりました。宇治田原の原風景でした。
あぁ。あの頃、スムーズに活動場所がみつからなくて良かった!
おかげで町内のいろんな地区の景色が心に残っています。絵本を通して、思い出がよみがえり、物語に親近感が湧いて、とってもとってもあたたかい気持ちになりました。最後のページに書かれた「あとがき」は宇治田原の景色への想いが込められています。その言葉にうるうるしました。
宇治田原といえば「茶畑と柿の木」
実は、園のホームページ作成の際、わたしが個人的にすきなイラストレーターさん(わたしの地元・岐阜の方)にお願いして描いていただいた絵は、一度描き直してもらって完成しています。
お願いしたのはまさに「茶畑と田んぼと柿の木」。
そしてそこをかけまわる「こどもたち」でした。
実は里山保育やまぼうしのロゴのカラーも
お茶の緑と柿のオレンジに寄せてもらっています。
そうだ。
わたしはきっとこの宇治田原町のあちこちでみかける
茶畑と柿の木にずっと心惹かれてきたんだろう。
貴美子さんの絵本のページをめくりながら
改めて、そう気付いたのでした。
自園の話しちゃったら長くなってしまったのでパート2に続く…