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「アーティストのスタンスを紐解きルーツを知りペルソナをトレースする。」
『ミスアメリカーナ』(2020)
☆監督
ラナ・ウィルソン
☆出演
テイラー・スウィフト
☆感想
以前、アメリカの大統領選でトランプ大統領とバイデン氏が全米で演説しまくってたのは記憶に新しい出来事です。
本作は、テイラー・スウィフトがどういう風に成長してきたかを追いつつ、彼女が"いい子"を辞めるまでを描いたドキュメンタリー映画。
リアルタイムで聴いてたのは高校生くらいの時なんだけど、当時は心地いいカントリーミュージックに影響され、青春時代ということもあってか恋愛要素の強い映画をよく聞いてた気がする。
昔の話ですよ?
とにかく僕にもそんな華やかな時もあったんです。
そして最近になってというか、前々から何となく違和感を覚えていたのですが、良い意味の違和感ですね。
アーティスト活動という脚光を浴びる仕事がら、から政治、イデオロギーとか社会に対しての市民の声を代弁したような音楽はあまり世に出にくかったりする。
それでもなお、女性でありながらというと語弊があるかもしれませんが、イチ女性として、イチ市民として声を上げる、テイラー・スウィフトのスタンスがめっちゃカッコいい。
一つ挙げると、アメリカという国といえばベトナム戦争やでっちあげ戦争だったイラク戦争などに賛成した、間違った側が常に優位に立ってきたからこそ
"私は歴史の正しい側に立ちたい"という思いが彼女を奮い立たせ、歌で戦い続ける姿に、我々までもが、奮い立たされる。
というのは、一曲一曲のルーツが社会問題から提起されている事が多く、メッセージもストレートに伝えている。
今後を担う若者が選挙に行かなかったり、失礼に当たるのは重々承知ですが、もうすぐ亡くなるような爺ちゃん婆ちゃんが今後の政治を決めたりする。
年配の方が政治に関心を持つのは、歳をとると国の政策がモロに隣り合わせだからっていうのもあるのかもしれない。
ここからが本題。
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