本日の映画 『What Happened Miss Simone?』
監督:リズ・ガルバス
キャスト:ニーナ・シモン
伝説の歌手でもあり活動家でもあったニーナ・シモン。
「ジャズ」の枠に収まらない圧倒的な表現力で世界を魅了した黒人シンガーが差別に対して声を上げ、音楽業界から忌避されたニーナ・シモンの生涯を描いたドキュメンタリー映画。
この作品は本当にヤバい。
物事は説明出来るけど、"自由"とか"愛"とかって説明出来ない、感じるものだから。
"自分"なんかもそうだと思う。
ニーナ・シモンのある曲で、黒人はアフリカから連れてこられている。その状況でも黒人に対してメッセージ性の強い曲を作っている。
"言葉も、友達も、家族も、お金も、家も、名前も文化も失ってしまった。
そんな状況なのになぜ私たちは生きてるの?
でも誰にも絶対に取られないもの命がある。
ハートがある。
ソウルがある。
自由がある。
人生がある。"
なにもかも失っても、命があればいい!と。
この曲は今でも幅広く支持されているし、多くの人に勇気を与えている。
自分なんて関係性でしかないんだから、周りの人をもっと大切にしないといけないし筋肉と同じで沢山の線を紡いで太くしていくしかないと思う。
そして修復には時間がかかるんだなと思った。