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「インプットの質が上がると認知の幅も広がる。」

『スカーフェイス』(1983)


☆監督
ブライアン・デ・パルマ

☆出演
アル・パチーノ
ミシェル・ファイファー
スティーヴン・バウアー
ポール・シェナー


☆STORY
1980年5月、キューバのカストロ議長はマリエル港の封鎖を解除し、12万5千人ものキューバ人が、避難民としてフロリダに到着する。

その中に、反カストロ主義者の政治犯としてキューバの刑務所に収監されていたトニー・モンタナ。


トニーは入国審査でも強気な態度を見せ、友人のマニーとフリーダム・タウンと呼ばれる避難民のキャンプへ送られる。


1ヶ月が過ぎた頃、大物時代に何人かの反カストロ主義者を殺したレベンガという元政治家を殺せば、労働許可証が発行され、マイアミで仕事がもらえるという話が舞い込む…。

☆感想
キューバのカストロ政権によってアメリカに追放された前科持ちの男、トニー・モンタナ。

彼が船でマイアミに着いて、食堂の皿洗いから麻薬密売組織のドンになるまでの、悪の「立身出世物語」が描かれていく。

キューバ移民の難民で教養も無ければ家もなく金もないわけだ。

だから薬物やギャングで稼いでいくための気持ちしか持ってなく、下品、最低だと言われてる主人公が復讐していく映画で、ギャングスタやラッパーたちの間でバイブル化し、その主人公の成り上がっていく姿に自身のライフスタイルを重ね合わせるそう。


人育ちが悪いと言われてる人間が世の中の成金野郎どもを見返すために作った作品だと言われてる。


というのも、1980年はキューバからの大量移民がアメリカに漂着する。

カストロ政権は政治犯だけでなく、国内の治安をみだす犯罪者や浮浪者たちをゴミを捨てるようにアメリカに捨てていた。


ある種、マイノリティで社会のはみ出し者扱いされる人が排除されているかのように。


キューバといえば、チェ・ゲバラらがキューバ革命を起こし、その革命により誕生したカストロ政権は、農地改革、米系企業の接収などの急進的な改革措置を相次いで実施。

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