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「時間が僕達に与えてくれているものとは。」

『IN TIME』(2011)

☆監督
アンドリュー・ニコル


☆出演
ジャスティン・ティンバーレイク
アマンダ・サイフリッド
キリアン・マーフィー
オリヴィア・ワイルド


☆STORY
科学技術が進歩したことにより老化現象を解決した近未来、25歳で生体の成長が止まると余命はあと1年という社会が構築されていた。富裕層は寿命を気にしなくていい一方、貧しい人々は寿命を延ばすためにあくせく働き続けなければならなかった。貧しい青年のウィル(ジャスティン・ティンバーレイク)は、時間と引き換えに裕福な男性を殺した容疑を掛けられ、追われる身となってしまい……。


☆感想
この映画ではその資本主義においての通貨が"時間"というわけ。

資本主義においてお金は大切。

だけどお金に無頓着な人が多い。

お金がないと生活がままならないのにも関わらず、学校や家で教育されないから。

むしろ、シビアな話は情報すら与えないから、お金に困る人が大人になってから増える。


だけど、お金ってなんなのか?


この映画が伝えたいのは

お金=100円玉、1円札、1万円札ではない。

お金は単なる通貨でしかなく、信用を可視化したものに過ぎない。

ただ単に、あの紙切れに価値があると思っている人がいるからあの紙切れに価値があるだけで、日本では価値があっても他所に行けばただの紙切れに過ぎない。


この映画の面白い点として
時間という唯一平等に与えられた概念がこの映画ではカジノで勝ち取ったり人から簡単に奪えたりする。

現実世界において本来奪われない概念が通貨になり、時間を稼げる富裕層は死ぬ事がない。

何千何万にもなりえると言えるのだ。


ただのフィクションでしょと思うかもしれないけど、そんな事もない。


冒頭にも話したけど、金は単なる通貨。

信用を可視化したものに過ぎない。


世の中の名だたるビジネスマンはそこをよく理解している。

稼ぐ上で大事なのは、商品力でも営業力でもなく信用なのだ。


ここからが本題。

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