「世界をみてどれだけ日本が豊かなのかを知る。」
『007 ゴールデンアイ』(1995)
☆監督
マーティン・キャンベル
☆出演
ピアース・ブロスナン
ファムケ・ヤンセン
イザベラ・スコルプコ
アラン・カミング
ジュディ・デンチ
☆STORY
国際犯罪組織ヤヌスと高性能カード“ゴールデンアイ“をめぐって戦いが展開する。
モナコへ到着したボンドは、最新鋭のタイガー・ヘリコプターの発表会のためにフランス海軍の軍艦へと向かう。
しかし、ヘリコプターは発表前にヤヌスにハイジャックされてしまう……。
☆感想
ジェームズ・ボンドの簡単な紹介をすると
任務遂行中に自分の一存で容疑者を殺しても不問(取り上げて問題にしないこと)にされる殺人許可証が与えられているエージェント。
(細かく言うと、イギリスの情報機関の1つである秘密情報部、通称MI6の工作官。007の呼び名はその00セクションに所属する7番の番号を振られたエージェントのコードネーム。主に国外の政治、経済およびその他の秘密情報の収集、工作を任務としている)
この"007シリーズ"の売りはなんたってライフスタイルである。
常にボンドガールと呼ばれる美女を抱いて
ジェームズ・ボンドは絶対子供を作らないために
ボンドが抱いた女性は大体が殺される。
そして、昔から変わらずボンドカーといえば軽く数千万もするアストンマーチンDB5。
それに、どんなに極地でも冗談を言える余裕と
マティーニとウォッカを混ぜたキツいお酒を嗜む。
誰にも縛られず自由奔放でありながら、強く頼りになる。
それがジェームズ・ボンドだ。
そして「一度は死んだ。」「もう蘇ることはない。」
と言われていた007シリーズを復活させた奇跡の男が5代目ボンド、それがピアース・ブロスナン。
そのピアースブロスナンが演じた1作目の本作の見どころはなんといっても
90年代に冷戦時代は幕を閉じ、政治情勢が急激に変化し続けた頃。という時代背景というところだと思う。
冒頭から、ボンドとアレックは旧ソ連の化学兵器工場の破壊に乗り込むところから始まるから、出だしから自分のチェックポイント通過してきたわけで、作中では独裁制社会主義のソ連、君主制民主主義のイギリスの政治的イデオロギーの対立も描かれている。
その対立があるからこそ、目的とか確かにありそうな理由になるからリアリティを感じれて面白い。
ただ、その気難しい内容の話をしてるだけでなく
そこは『007』シリーズならではのジェームズ・ボンドのユーモア溢れるジョークで緩和される。
これを機に政治に対する興味を持つ人が1人でも増えてほしいなと思いを込めて…
このイデオロギーに関する事を最低限これだけは覚えてたら、もっと政治が面白くなるよってやつを簡単に紹介すると、、、
ここからが本題です。
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