「教養と歴史を学べる戦争映画」
『タクシードライバー』(1976)
☆監督
マーティン・スコセッシ
☆出演
ロバート・デ・ニーロ
ジョディ・フォスター
ハーヴェイ・カイテル
シビル・シェパード
☆STORY
ニューヨークの片隅で鬱屈した日々を送るベトナム帰還兵の青年トラビス。
不眠症の彼は、夜勤のタクシードライバーの仕事に就く。
ある日、大統領候補パランタインの選挙事務所で働く美女ベッツィと親しくなったトラビスだったが、初デートでポルノ映画に誘いベッツィを怒らせてしまう。
密売人から銃を手に入れ、自らの肉体を鍛え始めたトラビスの胸中に、ある計画が湧き上がり……。
☆感想
これは背景を知らないと真髄を見れない。
アメリカで知らない人はいないだろう
"戦闘には勝ったが戦争には負けた"と言われる
今となっては誰も触れたがらない"社会の闇"であるベトナム戦争が絡んでいる。
その帰還兵でもある主人公がその"闇"に取り残され、麻薬や売春が横行する社会に嫌悪感を募らせ、社会とのズレを感じ孤独になっていく。
これに違い映画で言うと
『アメリカン・スナイパー』
『ランボー』
辺りかと。
『アメリカン・スナイパー』でいうと
「人を殺すって事は、とんでもない地獄を経験する事なんだ」と監督のクリント・イーストウッドのメッセージであり、それを一貫して貫かれている映画。
この作品は、ただの米国ヒーローを讃える映画ではなく、戦地に赴いた兵士らが帰還した後も心的外傷後ストレス障害(PTSD)に悩み続ける事や、兵士の帰りを待つ家族の苦痛がテーマであり、"社会の闇"と通ずるところではないかと。
『ランボー』は一見アクション映画と思われがちだけど、根底にあるのは、ベトナム戦争では英雄として讃えられたランボーが帰還したが、帰還兵の戦友が亡くなってしまった事による社会から孤立した様子が描かれたヒューマン映画。
途中にランボーの回想シーンでベトナム兵に捕まり、映画『ディア・ハンター』状態が映し出され、戦争の恐ろしさとおぞましい様子が描かれている。
アメリカ映画では、ベトナム戦争などの戦争を題材にした映画で、戦争の恐ろしさを描く事が多い。
日本にいると戦争とか馴染みないけど、ついこの間まで東南アジアでは戦争をしていたわけで、全く無関係というわけではないし、放っておける問題でもないと思う。
ここからが本題で日本はというと、、、
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