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「ゲシュタルト崩壊を起こし、認知的不協和を味方に」

『インビジブル』(2000)

☆監督
ポール・バーホーベン

☆出演
ケヴィン・ベーコン
エリザベス・シュー
ジョシュ・ブローリン
ローナ・ミトラ

☆STORY
天才的だが傲慢な科学者セバスチャンは、政府から最高機密プロジェクトを任されていた。

目標は人間を透明にすること。

彼はすでに透明化する血清を発明、動物を透明にするところまでこぎつけていた。

問題はどうやって元に戻すかだ。

そんなある日、セバスチャンはついに復元する方法を突き止める。

そして、透明化しているゴリラで実験を試みるのだが……。

☆感想
『インビジブル』は、1866に生まれたイギリス人小説家のハーバート・ジョージ・ウェルズ。原作小説『透明人間』。


人体を透明にする実験に成功し、いわゆる‟透明人間”となった科学者がレイプや殺人と行った犯罪に手を染めて行き、だんだんと人間が透明になって行く。

シンプルな設定かつ、アダルティーホラーなのがまた飽きさせず最後まで観れる。

鏡の中の自分に向かって「お前はだれだ?」と問いかけ続けると、人はどうなるのか?みたいな都市伝説があるけど、それに似た感覚じゃないかと。


そこで、試そうと思えば今すぐ試せるというのがポイント。

誰の家にだって鏡の一枚くらいはあるし、毎日のように鏡を見ている。


そんな日常的なものが、入り口なのがこの都市伝説の面白いところ。


それってある種「ゲシュタルト崩壊」が起きている。


この映画もそれに近いものを感じた。


ゲシュタルト崩壊は、簡単に言うと


「あ」


をジーッと見つめていると、そのうち、「ん、こんな形だったか?」と不思議になる瞬間がやってくる。


それがゲシュタルト崩壊てやつ。


それを脳科学的に人生に置き換える事も出来る。

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