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「自由が奪われた世界で貴方はどう生きたいの?」

『イージー★ライダー』(1969)


☆監督
デニス・ホッパー

☆出演
ピーター・フォンダ
ジャック・ニコルソン
デニス・ホッパー
フィル・スペクター

☆STORY
ドラッグ密売で得た大金で改造型ハーレー・ダビッドソンを手に入れたキャプテン・アメリカ(ピーター・フォンダ)と相棒のビリー(デニス・ホッパー)は、ロサンゼルスから謝肉祭が行われるニューオーリンズに向かって大陸横断の旅に出る。

途中、留置場で知り合った酔いどれ弁護士ハンソン(ジャック・ニコルソン)も仲間に加えて旅を続ける彼らは、行く先々でさまざまな差別や暴力に出遭い、殺伐たるアメリカの現実に直面する―。


☆感想
デニス・ホッパーが監督・脚本・主演を務めるアメリカン・ニューシネマを象徴する金字塔的作品として映画史にその名を残す傑作ロードムービー。


この映画を観ると"「自由」とは何か"がわかる。


SNSが、流行り個人の自由が尊重される時代に

「自由になりたい。」

「好きな事で稼ぎたい。」

とよく聞く。

自由ってなんなの?と聞くと
あまりよくわかってない。

ここで言いたいのは

「freedom」と「liberty」は
同じ"自由"という意味でも全く違うということ。

「freedom」を求める生き方というのは楽ではない。「liberty」の中で生きるほうが、何倍も楽だ。

今の若者が「自由」「自由」と口にするが、その自由は所詮「『liberty』からちょっと外れてみたぜ」程度のものだ。

(ちょっぴり悪ぶって生きたり、ちょっぴり違法なことしてみたり)


 そんなの「freedom」じゃないんだよ。


所詮、制約の中でもがいてるだけ。


「freedom」は、もっと突き抜けたところにあるんだよ。 


だから多くの人は


自由になりたいけど、自由になりたいのが怖いし

自由になりたいと言いながら、自由な人を見るのが怖い。

SNSを通して、フラストレーションが溜まる。
いろんなしがらみから離れるなんか簡単。

「本当に自由になりたいの?」


自由を説く事なんて誰でも出来る。


自由を説く事と、自由である事は全く違うと肝に銘じた方がいい。


多くの人は、口先だけでやってない。

だからまず、自由とは何なのかをこの映画から学ぶべき。

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