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記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
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映画の感想まとめNo.131~140

映画の感想メモです。
映画館で観たやつは★マークついています。

No.131『SING シング』

2017年上映/ガース・ジェニングス監督/製作国:アメリカ
鑑賞日:2023年5月7日
・イルミネーションが作った映画ということだけは知っていて、内容はほとんど知らなかったけど鑑賞した。
・動物だけが暮らす、人間界と似た世界。かつて栄えていたが今は取り壊し寸前の劇場支配人のコアラのバスター・ムーン。最後のチャンスとして歌のオーディションを開催する・・・という話。
・MISIAやスキマスイッチの人や長澤まさみなどが出ていて、みんなすごくうまいしキャラクターに合っていたからよかった。特に最後のコンサートのシーンは良かった。ゴリラのジョニーが特によくて、ゴリラなんだけど甘い歌声がすごく良かった。
・ストーリーは分かりやすいし予想もつくけど、イルミネーションの映画なのでそれくらいがちょうどいいと思う。

No.132『RUN/ラン』

2021年上映/アニーシュ・チャガンティ監督/製作国:アメリカ
鑑賞日:2023年5月8日
・郊外の一軒家で暮らすクロエは、生まれつき複数の病気を患い、車いす生活を送っていた。クロエは地元の大学への進学を望み、自立しようとしていた。そんなある日、母ダイアンが持ってきた新しい薬に不信感を抱く。クロエの懸命な調査の末、その薬は人間が飲んではいけない薬であることが判明する・・・という話。
・YouTubeで予告を偶然見てから気になっていた作品。
・ダイアンに見つからないように薬を調べるところや、あとちょっとで逃げ切れそうなところでダイアンにつかまってしまうところなどがかなりハラハラドキドキした。ダイアンが何をしでかすか分からないところが怖くて良かった。特に、映画館を脱出して薬局に薬の正体を聞きに行くところがドキドキした。
・オチは、実はクロエが統失か何かで被害妄想だった~みたいなのだったら驚くなぁと思いながら観たけど案外そうでもなくて、そこまでどんでん返しという感じでもなかったのでちょっと拍子抜けだった。
・90分くらいで展開もサクサク進むし最後もハッピーエンドではないので、ちょうどよくサクッとスリラーを観たいときにはいい作品だった。

No.133『さがす』

2022年上映/片山慎三監督/製作国:日本
鑑賞日:2023年5月9日
・大阪の下町で暮らす原田智と娘の楓。ある日、智が「お父ちゃんな、指名手配犯見つけたで。捕まえたら300万もらえるで」と言う。いつもの冗談だと思っていた楓だったが、翌朝智は姿を消す。取り残された楓は父を探し始めると、日雇い現場に父の名前があることを知る。「お父ちゃん!」と声をかけたら、振り向いたのは全く知らない若い男だった。その後、指名手配犯のポスターを見つける楓。そこに載っていたのは、日雇い現場にいた若い男だった。・・・という話。
・父親を探している楓に対して、周りの人が結構冷たいというか、「お父さんはもう帰ってこないよ」という声掛けをするのが、あんまりリアルじゃないのではと思った。世間ってそんなに無慈悲か?
・あと、楓の彼氏になる男子中学生がいて、楓のおっぱいを見たあと鼻血を出すシーンがあって、そこもあんまりリアルじゃないなと思った。あんな漫画みたいにエッチなことで鼻血出す人っていないと思う。
・でも、結構全体的には生々しいリアルがあると思った。西成の街のごちゃっとした感じとか、変なAVコレクターのお爺ちゃんとか。結構生々しかった。
・楓が父親を探すところは映画全体の3分の1にも満たない程度で、智の視点や指名手配犯の視点で話が進んでいくので、そこが飽きさせない感じがして面白かった。過去にさかのぼって、視点も変わって、でも最後には一つの終わりに終着するところが綺麗で良かった。
・佐藤二郎さんって、コメディ以外もできるんだなと思った。万引きして落ちぶれた姿や、過去にさかのぼって嫁の面倒見ている姿とか、真剣でシリアスな役どころだったけどちゃんとうまくてびっくりした。
・実際にあった、ALSの患者を殺した事件と、自殺志願者を殺していた事件を組み合わせた話なんだろうなというのはすぐに分かった。重かったけど、まぁまぁ面白かった。

No.134『オリエント急行殺人事件』

2017年上映/ケネス・ブラナー監督/製作国:アメリカ
鑑賞日:2023年5月12日
・ヨーロッパ各地を結ぶ豪華列車オリエント急行。この列車がトルコを発ってフランスに向かった直後、客室で男が刺殺される事件が発生する。偶然、この列車に載っていた名探偵ポアロは、事件を解決することになる・・・という話。
・アガサクリスティーの本は一冊も読んだことない。この作品も、あらすじさえ知らなかった。でもジョニーデップが出てるからずっと気にはなっていた。
・まさかジョニーデップが殺される役とはね!!びっくりした。こんな豪華なジョニーデップの使い方は初めて観た。後半ほとんど写ってなかった。
・何十年も前の作品なのに、現代で映画化してこんなに面白いってすごいなと思った。原作がどんな感じか分からないけど、こんなに中だるみもなくずっと面白いってなかなかすごい。
・たぶん、撮り方とかにも工夫があるから面白かったんだと思う。外からとか上からとか、カメラワークがワクワクさせる感じになっていて、それがすごく良かった。
・110分くらいでちゃんとまとまっていて、分かりやすかった。ただ、最後がちょっと駆け足気味にはなるけど。私的にはサクサク話が進んでちょうどよかった。

No.135『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』★

2023年上映/立川譲監督/製作国:日本
鑑賞日:2023年5月13日
・世界中の警察が持つ防犯カメラを繋ぐ海洋施設「パシフィック・ブイ」が、八丈島の近海に建設された。本格的な稼働を前に、ユーロポールが管轄するネットワークと接続するため、世界中のエンジニアが集結する。そこでは顔認証システムを応用した新技術のテストも行われていた。一方、コナン達少年探偵団は園子の招待で八丈島にホエールウォッチングに来ていた。すると、コナンの元へ赤井から一本の電話が入る。ユーロポールの職員がドイツで黒の組織のジンに殺されたという内容だった。コナンは不穏に感じ、パシフィックブイに向かう警察の船に忍び込む・・・という内容。
・ツイッターで、本当に良かったという感想をたくさん目にしていたので、期待して観たが、本当に良かった。
・コナンの女性キャラクターの中では哀ちゃんが一番好きなので、哀ちゃんが主役の回はニワカながら新鮮に感じた。ちなみに男性キャラでは赤井さんが一番好きで、赤井さんもしっかり出番があったので嬉しかった。
・今回は建物の爆発がないなぁと思いながら観てたら後半でしっかり爆発してたから面白かった。これでこそ劇場版名探偵コナン。
・ツイッターで、「哀ちゃんはコナンのことが好きなんだ」という感想を目にして、どのシーンでそうなるのか気になっていたけど、終盤で分かった。ネタバレになるけど、「私たち、キスしちゃってる」という哀ちゃんのセリフがめちゃくちゃ切なくて、愛らしくて良かった。
・スピッツのエンディングも良かった。哀ちゃんの、日常には戻れないのではないかという不安を柔らかく包み込んでくれているような歌だった。
・コナンってもう何百回と放送されていて映画も何十本もあるけど、キャラクターのイメージとか本筋とかの齟齬が生まれていないのがすごいなと思う。今回の哀ちゃんも、今までの哀ちゃんとはちょっと違うというか、今までだったらあまり言わなかったことなんかも言ったりするけれど、でも間違いなく哀ちゃんだなと思わせてくれる。そこがすごいと思う。

No.136『ブラック・スキャンダル』

2016年上映/スコット・クーパー監督/製作国:アメリカ
鑑賞日:2023年5月13日
・サウスボストンで育ったジェームズと弟ビリー、幼なじみのジョンは、やがてギャング、政治家、FBIとそれぞれの道に進んだ。ジョンはイタリア系マフィアを撲滅させるために、彼らと抗争中のジェームズに敵の情報を流すよう持ちかける。FBIとの密約を利用して犯罪帝国を築くジェームズ。ビリーはジェームズの力を借りて権力を握る。利害を一致させて手を組む彼らの関係は、アメリカ史上最悪の汚職事件に発展していく・・・という話。
・ジョニーデップが出てるからという理由だけで観たのだが、途中眠くて眠くて仕方なかった。おそらく、話が冗長でずっと同じ演出で続くからだと思う。
・ジョニーデップが演じるジミーが、何をするか分からなくて怖かった。あっと思った次の瞬間には人殺ししてたりする。何をしでかすか分からないし、何を言うかも読めない感じがして怖かった。
・でも、全体を見てみたらジミーは裏切り者を淡々と殺していってるだけなので、あまり緩急がなくて、それで眠くなる。
・とにかく眠かったのであまり感想がないんだけど、デップの特殊メイクはすごいと思う。というか、あの特殊メイクが似合うデップがすごい。本当にかっこいい人はハゲて変な金歯のおじさんになってもかっこいいんだな~。

No.137『ヘレディタリー/継承』

2018年上映/アリ・アスター監督/製作国:アメリカ
鑑賞日:2023年5月14日
・グラハム家の祖母エレンが亡くなった。娘のアニーは、エレンに対して愛憎入り混じる感情があったが、遺品には私を憎まないでという手紙があった。アニーは、夫のスティーブと息子のピーター、娘のチャーリーと共に葬儀を行った。その後、グラハム家では奇妙な出来事が起こるようになる。やがて、最悪な出来事が起こり、一家は崩壊していく・・・という話。
・ミッドサマーが大好きなので、期待して観たが、ハッキリ言ってあんまりおもしろくなかった。というか、全く怖くない。だれだ、この映画を怖い怖いと言い出した奴は。
・まず、テンポが悪い。ジメジメした暗いシーンが長く続くが、そこにメリハリがないので冗長に感じた。
・ネタバレになるが、チャーリーの首が飛ぶシーンがあって、結構いきなり来るのでちょっとだけびっくりできたんだけど、せっかくなのでもっとしっかり見たかった。
・終盤、裸の人が出てくる。なんで裸なのかよく分からないけど。ミッドサマーでも全裸が出てきたので、アリアスターは全裸が好きなのかもしれない。
・終盤でお父さんが燃えるあたりからちょっとだけテンポが良くなって面白かった。でも、最終的にホラーで私があまり好きじゃない悪魔系?の話になるのでそこが残念だった。私、ホラー×悪魔の式好きじゃないなって改めて思った。なんか、日本人なので悪魔と縁がないからか、面白みがなくなるような気がして。
・ミッドサマーはあんなに面白かったのに、なんでこの作品はあんまりおもしろくないんだろう。考察とか読んだらもう少し面白く思えるのかな。でも、悪魔の知識が必要な時点であんまり考察調べる気にもなれない。

No.138『FOUND ファウンド』

2017年上映/スコット・シャーマー監督/製作国:アメリカ
鑑賞日:2023年5月19日
・主人公のマーティは、学校ではいじめられ両親も不仲というつらい日々を送っていた。そんな彼の唯一の癒しは、家族の秘密を覗き見ること。母親の秘密はベッド下に隠されたラブレター。父親の秘密は車庫にあるヌード雑誌。そして兄の秘密は、クローゼットに隠された黒人の生首だった。・・・という話。
・YouTubeで偶然予告を見てから気になっていた一本。
・製作費わずか8000ドルで作ったらしいと知ってびっくりした。でも確かに言われてみればそんな感じする。生首もチープだし。でも、低予算で作った割には結構内容もあって良かった。
・グロい映画なんだけど、本当にグロいのはもっぱら劇中劇の「ヘッドレス」の方。兄がこれを観て影響を受けたという感じになっているんだけど、確かにグロい。おっぱいを切り落としたり、生首を切り落としたり、目玉をえぐったり、生首で自慰したりする。長いのと、ストーリーにそこまで大きな影響はないかなと思って早送りにしちゃった。
・ネタバレになるが、ラストの全身血まみれの兄とベッドに縛り付けられて横に両親の死体が置かれる主人公、という構図がかっこよくていいなと思った。

No.139『名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)』

2019年上映/永岡智佳監督/製作国:日本
鑑賞日:2023年5月19日
・シンガポールのホテル・マリーナベイ・サンズで殺人事件が発生。現場には、怪盗キッドの血塗られた予告状が残されていた。その頃、シンガポールで行われる空手トーナメントを観戦するため、蘭と園子は現地を訪れる。パスポートを持っていないはずのコナンは留守番のはずだったが、彼を利用しようとするキッドの奇術的な方法で強制的にシンガポールへ連れて来られてしまう。・・・という話。
・恋愛もあり、バトルもあり、スリルもあり、トリックもありという感じで要素豊富で面白かった。出てくる人も多いけど、役割がしっかりしているから分かりやすかった。
・今回は建物爆破あんまりないな~と思ってたら最後船は来るわマリーナベイは崩れ落ちるわで、今回もしっかりムチャクチャになっていてよかった。
・京極というキャラクターを知らなかったんだけど、過去にキッドとひと悶着あったんだろうなと思った。ミサンガが切れるまで戦ってはいけないとか守るの、どんだけナイーブな人なんだと思った。ミサンガが切れた瞬間「ハァー!!」って力出るのが面白かった。

No.140『最後まで行く』★

2023年上映/藤井道人監督/製作国:日本
鑑賞日:2023年5月20日
・年の瀬も迫る12月29日。刑事の工藤は危篤の母の元へ向かうため雨の中車を走らせていた。そこへ、課長から電話が入る。「うちの署で裏金が作られているという告発が週刊誌へ入った。もしかしてお前関わっているんじゃないか?」ヤバいと血の気が引いた工藤は、何とかその場をやり過ごすも、心の中は焦りでいっぱいになっていた。そんな中、妻から着信が入り、母が亡くなったことを知らされる。その時、工藤の乗った車は目の前に現れた男をひき殺してしまう。すでに彼が死んでいることが分かった工藤は、車のトランクに死体を入れて立ち去った。母の葬儀場についた工藤は、母の棺桶に死体を入れ、焼いてしまおうとする。そこへ、工藤のスマホに「お前は人を殺した。知っているぞ」という一通のメールが入る。・・・という話。
・かなり面白かった!ハラハラドキドキしっぱなしだった。でもくすっと笑えるシーンもあって、それも良かった。
・こんなにクズでどうしようもない役を岡田准一がするというのが結構新鮮で、この人こんな情けない顔するんだなと思った。綾野剛の怖くてヤバい役も、私は見たことがなかったのでそれも新鮮だった。綾野剛が人を殴るところを初めて見た。
・岡田准一演じる工藤もなかなか死なないが、綾野剛演じる矢崎もかなりしぶとくて全然死なない。さすがに死んだやろと思っていたら生きていた!っていうシーンが最低でも2回くらいあった。
・韓国のオリジナル版は観ていないので、観てみようと思った。

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