No.30 ヘアドネーションをする。
数年前、「髪の毛を寄付できる」と知ってから、少しずつ伸ばしていたのを、先日バッサリ切ってきた。
ヘアドネーションという取り組みそのものにも興味があったし、医療用ウィッグが人毛でできているというのもそのとき初めて知って、ずっとやりたいと思っていたから、できて良かった。
現在は、流行病の影響かは分からないが切った髪の毛を自分で送ることになっている。だから、腰まであった髪の毛を美容院で肩のところまで切ってもらい、そこから先は自分で準備して送付した。
改めて切った自分の毛を見て、怖いような少し誇らしいような、不思議な気持ちになった。
毛先がだいぶバサバサしていたし、ろくなケアもしていなかったので潤いもないが。HPには「引っ張ってもちぎれなければOK」と書いてあった。ちぎれるほど傷んでいるわけではなかったので寄付できた。
数年ぶりに髪の毛が肩の長さまで短くなり、あっちこっちにハネる毛先を見て自分が癖毛だったことを思い出した。今まで伸ばしていた時は、髪の重みでまっすぐだった。
肩も軽くなった。またヘアドネーションするかもしれないが、しばらくは軽い髪を楽しもうと思う。