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失くせないぐるぐる

ちょっと思い出した、昔の思い出話です。
相変わらず明るくない…

最近はテンションの波が激しくて、
感情に振り回される私はまだまだ若いな、と感じています。

思春期

高校生の頃、学校で何度かカウンセリングを受けました。

1年か2年、多分2年の頃だと思います。
何か辛いことがあったわけではないのに教室にいるのが嫌で、
友達との約束を断ってまで、別の場所で一人でお昼を食べていました。

母校には全日制以外に定時制があって、
保健室の先生が、わざわざ私のために定時制用の生徒会室を開けてくれたんです。

そのときに、カウンセリングを受けてみてはどうかと言われました。

スクールカウンセラーさんは、穏やかな初老の男性だったと記憶しています。
その方とお話しした内容は、ほとんどがとりとめのないもので、あまり覚えていません。
でも、ひとつだけ、忘れられないやり取りがあります。

真面目って、なに

「【真面目】って、ちょっとマイナスなイメージがある表現だと思うんだけど、どうしてだと思う?」

たしか、そんな趣旨の問いかけでした。

私は、人から【真面目】と評されることが大嫌いでした。
面白味がなくて、つまらないやつ、といわれている気がするんです。
もともと自分のことも、つまらないやつだと思っています。
大人のいうことをよく聞いて、自分の意志はなくて、いい子ぶっていて。
だから、その通り答えました。

カウンセラーさんは少し考えてから、言いました。

「僕はね、【真面目】は誰にでもできることじゃなくて、だから、周りから見たら近寄りがたい存在だと思うんだよね」

まるで小魚の骨みたいな

もう10年くらい前の話なのに、その言葉はまだ消化できていないんです。
一人で大丈夫だと思われてるのかな。
関わりたくないと思われてるのかな。
私って、怖いかな。
なんなんだろう、真面目って結局なに。

これからも、多分ずっと、抱えていきます。

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