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国際結婚とビザの手続きのはなし

1年ぶりに会った友達に彼氏ができていて、そのまた1年ぶりに会ったら結婚したんだよねと言われた。20代も終わったのでなんてことはない。各方面の友人や知り合いが気付けば結婚していてふと会ったタイミングでその事実を知らされてきた。自分が頻繁に連絡を取るタイプではないから、「教えてくれればいいのに」とか今更言うこともない。「おめでとう」「お幸せに」それ以外にかけるべき言葉が分からない。そもそも他人に興味がなく自己開示も中途半端な割と冷めてるタイプの人間なので、しょっちゅう会うとか相手から頻繁に連絡が来るような人以外と交流があまりない。一人が好きだ。

そんな人間が結婚することになるなんて誰にも想像できなかっただろうよ。正確にはまだではあるものの、まぁ、近々という話になっている。それも国際結婚らしいんだってよ奥さん。「まぁちょっとくらい暇つぶしになるやろ」と付き合い始めた薄情者が結婚しようと言われてしまい。いや、正確にはなんか知り合ってすぐくらいからずっと言われてたんだけども。まぁ断る理由もないかと軽率に分かったと言ってしまったわけで。で、言った割に後からいやでもこれ(現実的に)大丈夫か…?と不安で震えてしまうのだから困り者である。

新生活が遠からず始まることに対しての不安と興奮。なんだかうきうきしたかつての新学期の霞を遠目に、今は現実を見つめる作業をしている。つまるところ、膨大な手続きに必要なものの下調べというやつで、ここからが長い前段を経ての本題。


◇あまりにいろいろあるので、忘れないように書き留めなきゃならず、ついでに誰か似たような人の役に少しでも立つかもしれない、あわよくば情報が得られたら良いと思いここに書いてる次第なので間違えてたらそっと指摘してもらえると幸いです。◇


国際結婚という華やかな響きとは裏腹に、そのための手続きはとても煩雑で手間がかかる。もし期間内に手続きができなければまた渡航しなければいけない。お金もかかる。仕方ないとは言えめんどくさい。
手続きというのはまぁ簡単に言えば自分の国と相手の国で結婚の書類を提出するのが第一弾。そしてどちらかの国に長期で住みたいのならばその国で相手の配偶者ビザなり結婚ビザなりを申請して取得するのが第二弾。どちらも国によって必要な手続きや料金は様々なので要確認。婚姻手続きを進めようとしたら「あなたもう残りの滞在日数少ないから無理だよ」と言われる前に調べておけるといいね(自戒)。

相手はトルコ人だけど自分はトルコ語分かんねー状態。しかも近年のハイパーインフレや制度変更によってあまりネットの情報は参考にならず、相手もそのへんを事前に調べる余裕がなく、結局ギリギリになって役所に聞きに行ったら惨敗したわけで。行って聞くか電話してもらうかGoogle翻訳でサイトを翻訳しながら地道に一人で調べるしかないわけですね。要は。スマホの小さい画面ではとても無理だったからPCがある今はそのありがたみを痛感する日々。

トルコでの婚姻手続きに関してはこのブログを参考。

ざっくりまとめると、

戸籍謄本を日本で取得
→トルコの日本領事館で出生証明書と独身証明書を発行
→上の書類にアポスティーユをもらう
→結婚用の写真を5~6枚用意
→健康診断を受け、診断書をもらう
→パスポートの写真ページの翻訳をしてもらい、NOTERで証明をもらう
→パスポートのコピーをとる
→婚姻執行機関で結婚式の予約

NOMAD LIFE IN TURKEY

という流れ。必要な日数は数週間から1ヶ月はかかるかなーというところ。というのも健康診断の結果が1週間前後かかるらしいのと結婚式(宣誓式みたいなもの)の予約がいつ取れるか定かではないから。場所によるんだろうけど。

トルコでの結婚手続きが完了したら日本にも報告書類を出さないといけない。大使館でもいいけど適用が遅いらしく、日本帰る予定があるなら自分で提出できるとのこと。日本国内での提出の仕方は検索したら出てきた前橋市のサイトと外務省を参照。必要なものは

(A)婚姻届
(B)婚姻証(明)書(原本)及び同和訳文
(C)外国人の婚姻時の国籍を証する書面及び同和訳文

戸籍・国籍関係届の届出について|外務省

これを2通。翻訳は自分でやってok。トルコ人だと(B)は家族手帳、(C)はパスポートかID。

戸籍・国籍関係届の届出について|外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/todoke/koseki/index.html

外国の方式で婚姻した場合、戸籍の届出はどうすればよいですか|前橋市
https://www.city.maebashi.gunma.jp/soshiki/shimin/shimin/shitsumon/1/1/5/5923.html


さて、ようやく結婚手続きが終わったら次にビザ。日本での配偶者ビザの申請に必要な各書類を取得するためにいくらかの雑費と取得時に手数料が4000円かかるらしい。ちなみにもしビザの取得代行を業者に頼むと万単位でお金がかかる。
必要なものは↓

1. 在留資格認定証明書交付申請書 1通
2. 写真
3. 配偶者(日本人)の方の戸籍謄本(全部事項証明書) 1通
4. 申請人の国籍国(外国)の機関から発行された結婚証明書 1通
5. 日本での滞在費用を証明する資料
6. 配偶者(日本人)の身元保証書 1通
7. 配偶者(日本人)の世帯全員の記載のある住民票の写し 1通
8. 質問書 1通
9. 夫婦間の交流が確認できる資料
10. 返信用封筒

在留資格「日本人の配偶者等」(外国人(申請人)の方が日本人の配偶者(夫又は妻)である場合)|出入国在留管理庁

日本語以外で作成したら日本語訳を添付しなければならないらしくて、それなら初めから日本語で書いた方がいい。配偶者であれば代理人として記入可能。滞在費用は初来日の予定なので預貯金で。質問書は任せろ。写真も撮ったので問題なし。

在留資格「日本人の配偶者等」(外国人(申請人)の方が日本人の配偶者(夫又は妻)である場合)|出入国在留管理庁
https://www.moj.go.jp/isa/applications/status/spouseorchildofjapanese01.html

今の所予定はないけど、仮にトルコで家族イカメットを取得する場合は以下に…。

申請書
パスポートのコピーとビザ(あれば)
バイオメトリック写真2枚
居住許可料・手数料の領収書
シングルエントリービザの領収書
結婚証明書のコピー
居住を証明できる書類
UETS
身元保証人のIDの原本とコピー
身元保証人のバイオメトリック写真
滞在費用の証明書類
健康保険加入証明書
犯罪歴証明書
 

DOCUMENTS REQUIRED FOR FAMILY RESIDENCE PERMIT APPLICATIONS (PDF)

居住許可料は初月14ドル、以降3.5ドル、手数料が565,00 TL。シングルエントリービザは2024年は5.476,80 TL(24000円くらい (1TL=約4.5円))。

DOCUMENTS REQUIRED FOR FAMILY RESIDENCE PERMIT APPLICATIONS (PDF)|e-ikamet residence
https://e-ikamet.goc.gov.tr/Ikamet/BasvuruIstenenBelgeler/BasvuruFormuIstenenBelgeler?tur=3

Residence Permit|Presidency of Migration Management
https://en.goc.gov.tr/residence-1



頭がくらくらしてきた。更新になるとまたいろいろ変わるらしいけどそれはまた必要になった時に。日本の配偶者ビザはたいてい初回1年、2回目か3回目に3年分とれて、3年以上日本で婚姻生活が続いていれば永住ビザの申請ができるとのこと。そこまで先のことは分からないな…。

今の所こんな感じかなぁ。

(はて、対外的に書く文章はなんというかいい子ぶって頑張ってる感が出てしまうので今は書く気になれず、かといって凪の感情で書くとサイコみがにじみ出るからむずかしいな)


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