Albemuth ONE-MAN LIVE「罪と楽園」を語りたい③
はじめに
このnoteを手に取ってくださり、ありがとうございます。ある理系です。こちらはAlbemuth ONE-MAN LIVE「罪と楽園」ライブレポの第三回となっています。もしまだ見ていない方は第一回、第二回をご覧ください。
また、こちらは2024年4月9日にZepp Shinjyukuで行われたAlbemuth ONE-MAN LIVE「罪と楽園」のライブレポです。まだご覧になってない方は是非。
ライブのアーカイブはこちら ↓↓↓ (5/6(月)23:59まで)
いのりを乗せて舟は往く
アンコールを言い続けて体感数十秒、やっぱり無いのか?でもあるはず、あってほしい、こんな気持ちを引きずったまま帰路につきたくない。そんな一心でアンコールを叫び続けます(実はこの時素直さんも配信上でアンコール!アンコール!と言っているのです、あんた最高だよ!)。すると…
いのり
すべてのあるナーが待ち望んでいた曲のイントロが聞こえてきます。そして皓の衣装を着た存流ちゃんがひとり、ステージ上に浮かび上がってきます。そう「いのり」です。
こちらFLOW ARUの中や様々な場面で言及されているのですが、存流ちゃんが一番思い入れのある曲だそうです。かつてのTEO-MAN LIVE「Albemuth」で存流ちゃんのパートのラストを飾った曲、そして今度は「存流」として、Albemuthとしてのラストを飾る曲です。様々な気持ち、思いが溢れ出て自分も含めた観客の中からは歓声とすすり泣きの入り混じった声が聞こえる、本当に愛のこもった現地でした。
そしてそのまま終わるかと思われたその時、存流ちゃんが唐突に手をかざす。すると光の粒子と共に明透ちゃんが登場します。ファン待望の「いのり」の二人歌唱です。絶対に今夜限りの本当に最後を予感させる特別演出。どこまでファンを感動させれば気が済むんだ、このユニットは…
饒舌な星
再び、特徴的なイントロから「饒舌な星」です。この曲は存流ちゃん、明透ちゃんのパートがスパッと分かれていて感情の静と動を曲全体で表しているような曲です。お互いに手を差し伸べあいながら、言葉を歌詞を、そして音楽を紡ぎあっていきます。さらにラスサビ前では、存流ちゃんが明透ちゃんの方に向き直り「タララララン、タララララン……」と口ずさみながら両手をさながら指揮者のように動かしていきます。誤解を恐れずに表現すると、去りゆく者から残される者へ心からの音を残していっているような、そんな綺麗で暖かい悲しみのある情景でした。
幕間(MC1)
舟
はい、感動的という言葉では表し切れないし、安っぽくなってしまうため、そんな言葉で簡単に表現したくない、そんなMCの後。最後の最後に存流ちゃん、明透ちゃん、Albemuthから、Albemuth二人のお互いの旅路、そして、皆にむけて贈る歌「舟」です。本当の本当に最後になってしまったこのライブ、この現地、このAlbemuthを眼に焼き付けていきます。心に沁みわたっていく、ラストライブにふさわしく、悲しみと寂しさが残るけれども、どこか希望を含んだ幕引きでした。
まとめ③
以上でAlbemuth ONE-MAN LIVE「罪と楽園」は全て終わりました。終わってしまいました。今までに味わったことのない最高のライブへの興奮と、力の限り演出に浸り疲れた腕と眼と頭、そして大好きな人との別れへの悲しみと寂しさ、様々な情景を包みながら「舟」を背景にエンドロールが流れていきます。
総まとめ
以上、長々と書き連ねてしまいました。ここまでの長文、大量の画像を読んで、楽しんで、Albemuthを味わっていただき、ありがとうございました。皓と黑、明透と存流、世界観とその中で紡がれた二人の音楽、パフォーマンスを十二分に紹介できたのではないかと思っています。
これほどの長編になってしまいましたが、正直、まだまだ書き表せていない部分が沢山あります。
是非、自分の眼でライブのアーカイブを見て様々な発見をしてみてください。
Albemuthというユニットは解散という形にはなってしまいましたが、"音楽は永遠です"。ぜひ配信されている「ADAM」「eve」の楽曲を聴き、彼女らの軌跡を、二人の会えた奇跡を感じてみてください。
最後に今一度、ここまで読んでいただきありがとうございました、ある理系でした。