ドイツの経験談
ドイツで生活する中で、体験したことを記録しておくことにします。あくまで私の体験談なので、ドイツ全土でこういう状況かどうかは分かりません。
公共交通機関、特に都市間を移動するのに使う電車の体験と聞いた話です。
駅の大きさにもよりますが、ドイツでは壁の出入り口付近に電光掲示板があり、各ホームへの発着電車が案内されています。
よく見かけるのが目的地の駅名の横に何分遅延、キャンセルになったと言うことを伝える表示です。これが自分の乗車予定の電車に乗る前に発生していればまだマシと言えるでしょう。
自分が乗っている電車が人身事故もしくは列車や線路の不具合で停止してしまった場合、基本的には復旧を待つ以外に方法はありません。これが15分のこともあれば2時間待つと言うこともあるのです。
日本のように代替輸送の手段が手配されたり、他の鉄道運行会社の電車を使って移動できると言う事は稀です。そもそも目的地へ複数経路が存在すると言うこと自体、ドイツではあんまり例がなくaからbへの鉄道での移動手段となると1路線で急行か鈍行があるくらいではないでしょうか。
私の知人が言うには、20年余り前はスケジュール通りに運行されていた電車が、5年ほど前から遅延が目立つようになり、今では列車が運休になることが当たり前のようになってきている状況です。
これには物価高に対しての賃金の上昇が足りていなかったり、労働環境に対しての従業員のストライキなど、多々要因はあるようです。話がそれてしまうので詳しくは書きません。いずれにしても、電車を利用する人からすると非常に困る問題です。
そのためなのか、電車を利用する人は、学生などの若者や国外からの移住者そして車を運転しなくなったご老人世代の方々が多い印象です。働き盛りの世代は、もっぱら車移動と言うイメージです。
私は幸いなことに2時間待ちという経験はありませんが、乗車予定の電車が30分遅れると言うのは当たり前のものと思って、スケジュールに余裕をもって行動しています。
降雪があまり多くない地帯では、降雪の影響で雪の中、数時間待ちぼうけをくらうと言うことも私の知人は経験しております。ドイツ国内を列車で移動するような旅行を旅程に組む場合は、キャンセルになるもしくは遅延をすると言うことを十分に加味したほうがよろしいかと思います。
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