[VRCアバター改変・第2回]テクスチャ色改変の基本

今回はテクスチャ改変の1回目ということで、テクスチャ改変を行う上で多分基本中の基本の色改変について。
色改変は端的にはデフォルトのカラーリングを変えて、違う色味にする改変です(まんまですね)。

通常はペイントツールで色を変えたりするのですが、アバターや衣装の作者によっては添付しているテクスチャ用ファイルにいくつもカラーパターンを用意してあり、それをチョイスするだけで簡単に色改変が出来る場合もあります。

製作者がカラーパターンを用意している例(sister'sこうめちゃんの顔レイヤー)

こういったカラーパターンが無い場合は自分で色を変えていく事になります。
自分の場合は色変更には主に色相-彩度変更を用いて色を変更します。

上部メニューから「色」→「色相-彩度」と選択
色相、輝度、彩度を変更して、自身が変更したい色に変える。

この方法の場合、対象範囲(レイヤー全体、選択範囲等々)全ての色が影響を受ける事に注意が必要です。
(詳細については要望等々必要があれば、また記事にしていこうと思います。)
他の方法に、ペンツール等で直接色を塗る方法がありますが、個人的にはあまりお勧めしません。

特にテクスチャに濃淡や影を描画している場合は、それらも考慮しながらペイントする必要があり、普段からペイントツールで絵を描いている方でもない限り、上手く対応するのは難しいです。
しかもテクスチャなので、陰影を間違うとモデルに張り付けた時、違和感が半端ないので、元々のテクスチャの陰影を利用する方が無難です。

マヌカちゃんのテクスチャ。テクスチャに既に陰影が施されているので、これを上描きして同じように陰影をつけてペイントするのは難しい。
色相-彩度ツールで色を調整すると、元々の陰影を損なう事無く色味だけ改変できる。

今回はテクスチャ改変での色改変の基礎中の基礎に当たる部分の話でした。
実際には、レイヤー分けされていなかったり、レイヤーが整理されていなかったり等々、色んなタイプのテクスチャに対して、臨機応変に対応していく必要があります。

次回はその辺りについて書いていこうかと思います。

2023.10.24

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