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合コンにまつわるエトセトラ - 企画立ち上げ編

マナセです。本記事は「合コンにまつわるエトセトラ」の本編1本目となる。お手柔らかに。
今回は企画の立ち上げ編ということで、人集めについて書いていこうと思う。

概要編はこちら

お前が幹事だ - 求めよ、さらば与えられん

まず、合コンに行きたいと思ったとき、一番手っ取り早いのは、お前が幹事となり、合コンを企画することである。
この記事の読んでいる人の何人かから、「え?合コンでモテるコツとかお持ち帰りのテクニックとかそういう記事じゃなかったの?」という声が聞こえる。

下半身がいきり立ったお前の顔面をかるーくひっぱたいてやりたいところだが、あいにく俺の両手はキーボードを叩く作業で忙しい。

言いたいことは一つ。合コンはただそこに有るものじゃない。誰かが企画して作っていくものだ、と。盛り上げるためにはこんなゲームだ、お持ち帰りするためにはこうだ、という諸々は、小手先のテクニックに過ぎない。
概要編で述べたとおり、合コンは準備が7割である。

実際、幹事を引き受けるメリットは多い。時期、場所、人選の多くをコントロール可能なため、お前が諦めない限り企画が倒れることはない。忙しい社会人にもおすすめだ。

もっと打算的な理由もある。合コンが盛り上がった暁には、別の引き合いで合コンに呼ばれることもあるだろう。「女の子呼ぶからセッティングお願い!」と、女性側から声がかかるかもしれない。

交友関係の広がりは多くの引き合いを生む。そうなればしめたものだ。多くの飲み会を通して、知り合った子と付き合ってもいいし、付き合わなくてもいい。お前は自由だ。

フォーメーションを考える - 黄金比率は3:3

さて、幹事としての覚悟を決めたお前は、誰を誘うか考え始める。ここでの鉄則は「男女比は等しく、小規模で」である。

具体的には3:3がちょうどいい。顔と名前を無理なく一致させられるし、メンバーも無理なく集まるため、開催まで持っていきやすい。この規模だと、人間関係も自ずと決まってくる。全メンバーが自分を中心として「友人」「友人の友人」くらいの近さに収まる事がわかるだろう。日々スマホゲームに脳みそのリソースをつぎ込んでいるお前でも、これくらいなら幹事として、全体の人間関係を頭に叩き込めるだろう。

4:4でも良いが、この場合、男女4人ずつで別々に話が盛り上がってしまい、グループ間で温度差が出てきがちである。当日の過ごし方編で強調するが、幹事として、合コンの場ではメンバに平等に接するのが鉄則である。その意味でも立ち振舞いが難しくなる。

なお、経験上、5:5以上になると、人集めの手間や参加者の出欠状況の管理などが面倒になってくる。また、店によっては10人テーブルの予約が取りづらいなど、店選びにも影響してくる場合がある。以上の理由により、まずは3:3か4:4で企画することをおすすめする。

人集めはコアメンバーから - 友達の友達は友達


実際に人を集めるにあたっては、女性側にサブ幹事を立てて女性メンバを集めてもらうのがいいだろう。ごく当たり前のことで恐縮だが、合コンというイベントの性質上、自分の交友関係でメンバーを固めてしまうと、幹事としてはあまり面白みがない。

そんな女性がいない?まぁそんなこともあるだろう。こういう物事には再帰性という厄介な性質があったりする。人集めを頼めるような女性がいないから合コンが企画できず、呼ばれることもなく……という困ったスパイラルだ。

そんなお前におすすめなのは相席居酒屋や街コンなどのイベントである。
相席居酒屋に行って知り合った女性に「せっかくの縁だしまた飲もう。よかったら連絡先教えてよ」とアプローチして連絡先を交換し、繋がりを作っておくだけでも、人集めのハードルが低くなる。この場合は、女性側の幹事をたてるというより、お前が自ら女性のメンバまで集めることになるだろう。

なに、後で連絡したらブロックされてて泣いた?そんなこともある。涙を拭け。前を向いて進むんだ。だからこそ俺たちは今、相席居酒屋なんていうコントロール不可能な場ではなく、自ら企画し、お前の振る舞い次第で有意義な場になりうる合コンというイベントについて話しているんだ。わかったか?わかったら、10秒に1回LINEを開いてブロックされたアカウントに既読がつくか確認する作業は今すぐやめるんだ。

さて、めでたく女性側のメンバーが集まりそうなら、男性側の人選を考えていくことになる。基本的には、お前とチームを組んで、ノリよく場を盛り上げていけるやつを選ぶのがいい。なぜならば、合コンはその場ではチーム戦、終わってからが個人戦の競技だからだ。故に、まずは場を盛り上げて一緒に戦えるやつを選ぶべきで、最初から個人プレイに走りがちな自分勝手なやつは呼ばないほうが無難だ。

日程を決める - 八方美人にならない

人選の目処が立ったら、日程を確定させる。場所はざっくり都市部のどこか、ということにしておき、いつ開催するかを決めてしまう。お前の都合と、女性側幹事の都合、最低2人の都合が合った日程で決めてしまえばいい。まずは日程を決めてしまい、そこに来られる人を募るわけだ。百歩譲っても、日程を考慮するのはプラス1名で3人までくらいでいい。

初心者にありがちなミスは「誘った人間全員の都合を考慮しようとして日程をいつまでも決められない」である。ダラダラと声をかけ続け、日程を調整できたと思ったら、全員来られる日は2ヶ月も先、いざ日程が近づいたら予定が入った辞退者が現れ……などと、誰も得しない展開が待っていること請け合いである。

メンバーを3:3におさえた理由もここにある。人間みなそれぞれに忙しく日々を過ごしている以上、ある程度の割り切りが大事になってくる。まずは日程を決めろ。話はそれからだ。

番外編:声掛けは思いやり - 「この日、暇?」は最悪

最後に、具体的に人を誘うときのマナーについてまとめておく。俺には常識だと思っているのだが、意外とわかっていない人が多そうなので書き記しておく。

一言で言えば、声をかけるときは「何月何日に、どこで何をするのか」を明らかにすることだ。「何月何日、暇?」というコニュニケーションは冗長である。

何故か?ほとんどの場合、人間の予定は0か1かで埋まっているわけではない
絶対に外せない予定以外の時間は等しく「時間は有るけど、とりあえずモノとコト次第で暇と言えるかどうか決まる時間」という曖昧なものである。

先程のメッセージに対しての感想は、時間がある場合概ね「まぁ時間はあるけど、何?」である。余計なコミュニケーションが発生する。「場合によっては暇だし、場合によっては暇じゃない」のだ。受け取った方にとっては非常に答えづらい質問である。

故に正しい声掛けはこうだ「何月何日に知り合い誘って合コンやるけど、興味があったら来ない?」男らしく、要件を明らかに、相手が答えやすいコミュニケーションに徹するべし。

さて、次回は合コンの主戦場、お店選びについて書いてゆく。

マナセ(@r_manase)

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