コーチング#3
今日は「なぜまたコーチングか?」について。
コーチングの発祥は1970年代、アメリカ。
その後2000年代に日本へ伝わり、今では指導育成のスキルの一つになるほか、大学の科目にも加わるようになりました。コミュニケーションの重要さは、今では多くの企業でも邁進しているとおりです。
さて、ティーチング(teaching)との違いをおさらいしましょう!
・ティーチング(teaching)
目 的:相手に知識を伝える。スキルを教える。
プロセス:解説や説明による知識やスキルの伝授。
方 法:教える側に主導権がある。教える側からのコミュニケーションが優先。
一方、コーチング。
・コーチング(choaching)
目 的:相手に自発的行動を促す。
プロセス:相手の気づきを促し、潜在能力や可能性を引き出す。発展させる。
方 法:双方向コミュニケーションを通じて、相手から多くの情報を引き出す。主体者は相手である。
誤解してほしくないのは、ティーチングは育成の場でよくない、ということではないことです。新入社員などの新人さん、初めて知るであろう知識については、まずティーチングの方法で教えることが必要です。基礎をつくるときにはティーチングになります。
なので、新人さんにマニュアルを教えるときには、「これはどうしたらいいと思う?」などと聞くのは無意味です。ここでは「これはこうするよ」がスムーズですね!
さて、このことを踏まえた上で「まぜまたコーチングか?」です。
研修で学んだ理由は以下3点。
1.非連続の時代 過去の体験、知識は通用しない
2.職場メンバーの価値観の多様化、押しつけは通用しない
3.環境変化のスピードの速さ、現場力が求められる
思ったのは、別に現代でなくともごもっとも。ということ。
過去の体験、知識があった上で良くしていくことが前提だし、職場メンバーの多様化も人はみんな違うんだし、環境変化に順応する現場力なんて時代に関係なく必要。
今日のまとめ。
結果として、きちんと話を聞けて、話せるという環境整備は、いつどんな時代、どんな場所でも必要になる。