インドの神様 カーリーはどうなった?
蕎麦も細目が好きな高田です。
昨日の続きです。
目には目を、歯には歯を。で、悪さをしていた調子乗り兄弟を倒すために、怒りの神様カーリーをぶつけたことで無事カーリーが悪者兄弟を食べ尽くして勝利。しかし、その代わりにカーリーが暴れて仕方ない‥!どうしよう‥!となったところからです。
カーリーはあの兄弟を倒すことができるほどの強さ。そんじょそこらの神様程度では太刀打ちできません。困った‥。
で、またもやシヴァにお願いします。
「シヴァさんよ‥あんたの奥さん、強くて強くてわしらじゃ無理じゃ‥なんとかしてくれんか?」と頼まれて、シヴァもカーリーの所へ。
まぁーーー暴れるカーリー。旦那のシヴァが来ても好き放題。絵の下にいる、カーリーに踏まれているのがシヴァです。
↑シヴァ
が、ですね。
さすがにカーリー。シヴァを踏んだところで、「あら?私はなぜあなたを踏んでいるの??」ということで怒りの神様カーリーから、優しさの神様ドルガへ戻ることになり、世界も平和に。めでたし。めでたし。
という神話です。その話を絵にしたのがさっきのやつですね。絵にはヨガの思想的なメッセージがあります。
まずはカーリーが身につけている
①ドクロの首飾り
②手でできたスカート
③大きな生首
という、なかなかサイケデリックな姿をしてます。
これは、
①ドクロの首飾り
悪行兄弟たちが切られて分裂していった小さな頭は、短絡的な思考。思いつきでよく考えず怒ることを表しています。
②手でできたスカート
これも悪行兄弟の手です。こちらも、思いつき、短絡的な行動で怒りを覚えることを表しています。
③大きな生首
これは自己利益ばかり考えることを表しています。
つまり、
短絡的な思考や行動、自己利益やエゴだけからくる怒りは、愛ある怒り(ドルガの化身であるカーリー)によって消えて(死んで)しまうよ。ということを表しているらしいのです。
へぇー!!
でも確かにそうですよね。今ならコロナの感染対策や感染者への対応が大きなニュースになったり。どれも短絡的で想像力のないトラブルが非常に多かった。大体叱責されてたのは、ビニールを怒って叩き落とした人とか、感染者がいたと近隣にわざわざチラシ撒いたりした人ですね。
もう一つ、この絵から伝えたいことがあるのでそれはまた明日。
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