同居人 尽地くんについて

尽地くんは、フルネーム佐藤 尽地(つきじ)という。
7歳の男の子だ。
前世持ちで、住んでいた街が黒いスライムに滅ぼされたらしい。(ただそれが疫病なのか戦争なのかなんなのかはわからない)
うちにも「黒いスライム」がいるらしく、それは私の希×念慮を表しているようだ。
尽地くんは「黒いスライム」と戦ってくれている。武器はリサが作った剣だ。
椎太くんという(リサが適当につけた年齢は)8歳だが見た目はどうみても青年のアンドロイドとともに、黒いスライムを倒してくれている。
7歳の子どもにそんな重責をと思うが、そういう役割できてしまったので仕方ないのだろう。
ちなみに椎太くんはIF扱いになっている。
どうも、尽地くんの部屋には「マザー」というスライムを産むでかいスライムがいて、そこから黒いスライムは湧いてくるらしい。
「マザー」は他の色のスライム(私のその時の感情によって変わるらしい)も産むようだ。
これは、後日判明したことだ。
ウメばあちゃん(IFについての記事で紹介したと思う) がくれたパワーストーンのブレスをつけている。
最近は黒いスライムが沸いていない時はしのさんやツカサさんの部屋で加奈くん(後述する)やさっちゃんと遊んでいるらしい。
いくら重大な役割の子とはいえ、7歳の子である。ずっとスライム待機で部屋にこもっているのはよくない。
戦いが激化して怪我をすると医療班(ルカ、リサ)によって治療を受けている。
しのさんの生姜焼き丼が大好物。
アップルジュースやオレンジジュースも好きらしく、まれに出てくると飲みたがるので冷蔵庫にアップルジュースが入っている。
「もしかしたら街に沸いた黒いスライムも街中の人の希×念慮だったのでは?」
と最近思っているようだ。
重責を背負わせて申し訳ないと思う、せめてスライムがいない時はのびのび過ごしてほしいものだ。

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